黄色と黒=高カロリーという刷り込み
なぜかこの手のラーメンのパッケージや、お店の看板は黄色背景+黒い文字という組み合わせになっています。種類を食べ比べて写真を撮り、この記事を書くためにずっと見ていた結果、この組み合わせを見るとカロリーを連想するようになってしまいました。
例えば、下のような看板を見ても腹が減ります。これも職業病って言うんでしょうか。

今回最後はファミリーマート。東京千里眼(というラーメン屋さんがあるらしい)が監修したという、「濃厚マシマシラーメン(ニンニク醤油)」。税込み698円で、カロリーは大台超えの1028kcal。
カロリーが凄いということは、脂質も多い。なんと48g。ブンブンが40gでローソンが33.5gなのでブッチギリですな。脂質だけで450kcalある計算。ひゃー。
フタを開けるとこんな見た目。先の2つと比べると、赤い揚げ玉と緑のネギが目を引きます。見た目からして設計思想が違う感じ。
改めて見比べてみると、ブンブンとローソンのは全体的に茶色ですな。見た目の好みは分かれるかも知れません。
食べる前に分解して測定するコーナー。まずは豚から。まさかの16gぽっち。
こういう、揚げ玉やネギがコストを押し上げて豚が小さくなる要因になったんでしょうか。
ヤサイの種類は他と同じでモヤシとキャベツ。重さは68gで、ブンブンの184g、ローソンの107gと比べて少なめです。
そしてアブラですが、はて?麺の上に見当たらないなと思ったら麺の下に隠れていました。計れるかな…。
スープとアブラと麺が一体となっていて、分離が難しかったのですが、なんとか分離して計ったら、麺の重さは323g。ブンブンよりは多くて、ローソンよりは少ない。
スープとアブラはこんな感じ。アブラだけ取り出して重さを計るのは無理っぽいので諦めました。
分解した具を並べるとこうなりました。豚やヤサイの量は少な目ですが、揚げ玉やネギなど、他には無い具材もあるので寂しさは感じません。
500Wでレンチン7分。出来上がるとこんな感じ。
豚は、思ったよりもボリュームの少なさは感じず、逆にこれくらいでいいんじゃないか?という気もしてきます。
スープの量は十分で、味は濃いめ。だって塩分が10.6gも入っているからね。かなり濃かったので、薄味が好きならお湯を入れて薄めてもいいんじゃないかな。(薄味が好きな人はこの商品を買わないような気もするが)
麺は他と同じ感じの極太ワシワシ食感。いつまでも伸びないのがいい。量は十分すぎて、半分くらい食べたら満腹になってしまいました。これが中高年の胃袋か…。
スープの表面はアブラが分厚い油膜を形成しており、大人が全部のんじゃダメなやつという感じがしました。これを一度に飲んでいいのは高校生まで。
一食で1000kcalはダメだなって思う前に、もう腹八分目超えてるわってことで麺をお掬いして、後ほど食べることにしました。
そして8時間後の夕飯、残りのスープと麺にヤサイと豚を足して完食。結局この日の食事はこのラーメン一杯で済んでしまいました。つまり高コスパであり、高カロパ(1円あたりのカロリー)です。
以上のように、同じように見えて具材の分量などがいちいち違って3商品ですが、表にまとめるとこうなります。ちなみに、カロパは脂質が多くて1000kcal超えを果たしたファミマ郎が1.47kcal/円で優勝しました。おめでとうございます。
この表を見ていると、あの二郎の呪文が導き出される気がしました。表と分解計測、食べた感想から呪文を作ると、
ブンブン郎の呪文
ブタ41グラムヤサイマシニンニクアブラミ、メンスクナメ
ローソン郎の呪文
ブタ41グラムニンニクアブラスープスクナメ、メンオオメ
ファミマ郎の呪文
ヤサイブタスクナメ、アブラマシアゲダマネギカラメ、メンホドホド
こんな感じですかね。個人的な好みだと、ブンブン郎が好みかな。バランスの良さとヤサイの多さでお気に入りに登録しました。
3種類食べ比べはともかく、自分に合いそうなやつを1回買って食べてみるのはいいかも知れません。特に、本家の二郎や二郎系に行くのはなんとなく怖いけど食べてみたいという方はどれか買ってみてください。片鱗は味わえると思います。
なぜかこの手のラーメンのパッケージや、お店の看板は黄色背景+黒い文字という組み合わせになっています。種類を食べ比べて写真を撮り、この記事を書くためにずっと見ていた結果、この組み合わせを見るとカロリーを連想するようになってしまいました。
例えば、下のような看板を見ても腹が減ります。これも職業病って言うんでしょうか。
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