では震えるほどの狭いクールたちをどうぞ。どれも初耳なのになぜか分かります。
小説『バリ山行』で描かれているような登山愛好家の世界では、アークテリクスやパタゴニアなどを着ていると低く見られ、ワークマンのほうがカッコイイとされています。ワークマンよりもさらに格上とされているのは「コーナンPRO」です。
(メガDESU)
そうなんだ!と思ったけどデイリーポータルZでも松本さんが紹介していました(こちら)。
電車の運転士をしていますが、運転台の椅子はなるべく一番下の高さにするのがかっこいいとされてます。反対側からすれ違っても全く頭が見えないくらいが激クールです。
(M)
F1のコックピットも低いですからね。あしたから電車の運転席を見てみます。
小学校高学年くらいの頃、周りで「マックのナゲットのソースは、バーベキューじゃなくマスタードがかっこいい」という風潮がありました。大人っぽいとか、通っぽいということだったのでしょうか。
自分も一瞬流されかけたものの、やっぱりバーベキューの方がおいしいなと思い、中年になった今も好みが変わっていません。今日も食べました。
(りんぬ)
じゃないほうってかっこいいですよね。バニラモナカジャンボ、天下一品のあっさり、セガ・サターン、モトローラのスマホ。
次はなぜか弁護士業界から2通。
弁護士業界では、飲みに行くときに弁護士バッジを裏返して着けるのがかっこいいとされています。(スーツのバッジホールを通して裏からネジ止めするタイプなので、逆にして金具の方が表になるように着ける)
外すと酔っ払ってなくすうえに、なくすとめちゃめちゃ怒られる&官報に掲載される、という理由もある気がしますが。
(チャリルチャリブレ)
紛失したときの怒られが「官報に掲載される」というのがハードです。
弁護士界隈では、証人尋問のとき、敵の弁護士が質問するやいなや、「異議!」って鋭く言って遮れるとカッコいいです。スッと立ち上がるとなおよし。「異議あり」だと、例のゲームのマネみたいでちょっと恥ずかしいです。
実際は、(合ってるかな)と思いながら、おそるおそる「あの~」「すいませ~ん」と手を挙げて、裁判官に助けを求めるように言うことが多いです。敵の弁護士には、「オレの質問に文句あんのか」って睨まれるので、逃げ出したくなります。
(ブルーベリー栽培中)
言ってみたい「異議!」。デイリーポータルZが弁護士界で読まれていることがわかりました。困ったときは助けてください。
塾講師時代、生徒さんからいただいたもの(ペンとかクリップとか小さなもの)を制服の胸ポケットにつけることが我々の勲章でした。生徒さんに好かれて、信頼されて、何かもらえてはじめて一人前、というような。局所的なかっこよさですが、卒業していった生徒さんにいただいたポムポムプリンの前髪ピンは退職した今でも大切に使っていますよ!
(しいたけの素焼き)
それは誇らしい。学生はどんどんものをあげて先生を喜ばそう。
昔働いていたスーパーでのことを思い出しました。
取引先からもらう食品会社や運送会社などの名入りの軍手をしてるのが羨ましくて、特に佐川急便のが欲しかったです。
初めてもらった男前豆腐の軍手、気に入ってたなぁ。
みんな使ってたけど、もしかしたらカッコいいと思ってたのは私だけだった可能性もあります。
今の会社では黒いゴム引きの軍手が流行りです。
(たろ)
意外なメーカーのグッズはそれだけで愛おしい。僕の自慢は激落ちくんの電卓です。
うちの会社では、なるべく大きな電卓を持つのがカッコ良いとされています。銀行とかそういう系の会社では無いのですが。
あるあるですかね?
(ぴぴまる)
いや、あるあるではないと思いますが、最高です!
懐笏(かいしゃく=懐に笏(しゃく)を差し込む作法)のときに胸元を見ないのはかっこいいと思います。
(窪田鳳花)
右のほうがかっこいい
左はあたふたしている感じがしてかわいさ出ちゃってます。
メーカーに就職した社会人1年目。
セールスエンジニアの部門に配属されましたが、OJTで開発部門に1年間ほど行きました。
作業服の支給を受け、事務所や現場で着ているのですが、作業服の上着の裾をズボンにインしていました。
職場の先輩方に「何でそんな風に着ているの?」と質問を受けるたび
「この方がかっこいいから」と回答していました。今、シャツインは笑われる時代になったのでスーツの時以外はやりません。
ちなみに、守衛さんに見つかると怒られました。
(こいず)
作業服って結構ゴワッとした上着ですよね。あれをズボンにイン。
……?
想像してもかっこよさがわからないところが本物です。
中学時代の話です。友人間で寒い時期に「ズボンのポッケに手を入れるのはダサい。男なら学ランのポッケに手を入れないと」という風潮がありました。僕はダサさよりも温かさという実利をとってズボンのほうに手を入れてました。
クラス単位ではなく、自分の友人間という狭い範囲でしたが、特異な流行りでしたので冬場になると今も思い出します。
(なまこマン)
上着のポケットに手を入れると、腕がちょっと上がってしまいますよね。名探偵ポワロって上着に手を入れてませんか?調べないで書いてるので分かりませんが。
同僚に指を伸ばしたままキーボードを叩く人がいます。爪の長い人に多い仕草ですが、同僚の爪は普通です。それが、なんかかっこいいのです。真似したらミスタイプが多過ぎて仕事になりませんでした。憧れてます。
(とみ)
ちょっと今、指を曲げないでうってますが、となりのきーをさわってしまいますよね。
サッカーではレガース(脛当て)をつけないと試合に出られないルールがありますが、このレガースは小さければ小さい方がかっこいいという文化圏があります。守る面積が減ると怪我のリスクが高まりますが、なぜか小さいレガースが人気です。
(peccho)
レガースの存在を初めて知りましたが、そのかっこよさの構造には見覚えがある!
ライブなどに招待で入れていただいた際のゲストパスをパンツの太ももや脛あたりに無造作に貼るのがかっこいい、と思ってました。いざスタッフ側になってみると、確認しやすい上半身に貼ってもらったほうが助かります。
(洋ナシ体形)
ゲストパスをもらうと皆一斉にデニムに貼りますね。前世の記憶かってぐらいに。
小4くらいまで、「レジ袋いりません」と言うのがかっこよかった時期があります。最近は、普通に「あ、いらないです」で終わらせるのが少しはがゆいです。そもそもセルフレジで言うことさえない時もありますが。
(三木ヨロズ)
小4!! これって現役の局所的なかっこよさですよね。いまの話だ。
剣道部でした。面や防具を速く着けられるのがカッコいいみたいな空気はありました。速いから何だという話ですが、事前に防具の紐をここに通しておけば速く着けられるみたいな裏技が流行しました。
あと、強い人は面の下に着ける手拭いの色が赤とか緑、紺色でした。弱い私は3年間ずっと白でしたので、対戦相手の手拭いが色付きだとビビってました。
(ナーナ)
白が弱くて濃い色が強い、というのはどの世界でも共通している気がします。遺伝子に書いてあるのでしょう。
30年くらい前、U字型の自転車のハンドルをぎゅーっと細く絞るのが一部で流行ってました。見るからに乗りにくそうだし自分にはそのカッコよさは判らなかったのですが…
(はもと)
自転車のハンドルのかっこよさアレンジは時代と地域性がありましたね。30年ぐらい前、高知で見た自転車のハンドルが全部前傾で感動しました。
毎回投稿を募るたびに思うのですが、デイリーポータルZを読んでいる人の勘の良さがすごいです。まさにこういうこと!というかっこよさが集まりました。一緒にファミレス行って語りたい。
局所的なかっこよさはもう1回発表したいと思います。今回のかっこよさを読んで思い出したかたはぜひ送ってください。
封印していたかっこよさを!