町中のいたるところにある
岐阜の町を散策しているとベトコンラーメンの看板が目に飛び込んでくる。それぐらい地元に根付いた食べ物らしい。
駅前のラーメン屋とかいろいろな場所にある。他にも写真を撮ろうと思っていたのに普通に忘れた。はやく食べたくて撮り忘れたよね。結構な数あった。
どんな食べ物なんだベトコンラーメン
どのお店に行こうか。え、どうしよう、どこ行けばいいですか? 悩みながら調べていたら、キムタクが行ったお店があるそうだ。ちょっと待ってください、行こう。
お昼の時間に行ったら行列でかなりの待ち時間だった。自分が並んだあとも続々と人が並ぶ。みんなキムタクになりたいのだ。おれだってキムタクになりたい。
しょうゆもあれば、しおもあるし、みそもある。全部あるじゃん。汁なしラーメンもあるのか。え、チャーハンもあるんですか? え!?おれ、チャーハン好きなんですよ。
券売機ではだいたい左上にあるものが代表的なメニューだと思うので、しょうゆ味のベトコンラーメンにした。ライスとチャーハンを頼みたかったが耐えた。ごはんを食べに行っているのに耐えるとかあるんだ。
カンカンと音を立てて、鍋をふりながら野菜を炒めているのが見える。あれがラーメンにのるのか。タンメンみたいな感じか?
待っている間にベトコンラーメンの由来を調べたら「食べたらベストコンディションになる」という意味らしい。
ベトナム戦争の兵士(ベトコンと呼ばれている)の勇敢な姿を見て名付けたが、戦争をイメージさせる言葉を食事につけないほうがよいのでは?という意見により、ベストコンディション由来に変更されたという説もある。
いろいろあるな。人生もラーメンも。
ニンニクがたっぷり入った辛いラーメン
そんなこと考えていたらラーメンがきた。へーこれがベトコンラーメンか。
炒めた野菜から香ばしい匂いがする。いい匂いだ。あれ、卵を頼んだ記憶がないのだが、入っているな。心の奥底で「卵を食べたい」という想いが注文させたのか。
ベトコンラーメンの特徴として、丸ごとのニンニクがゴロゴロと入っているのが挙げられる。それはベストコンディションになるわ。
ニンニクのパワーあふれる香りもあるが、唐辛子の辛さが伝わってくる。どうやら辛いラーメンのようだ。
ベトコンラーメン、体を元気にさせようとする気概を感じる。その気概、確かに受け取った。
辛さのあるスープに野菜のうまみがあふれ出て、そこにニンニクのうまみや香りがガツンと来る。
これはどんどん食べたくなる食べ物だ。これでお腹いっぱいにしたい。そんな気持ちにさせる。大盛りにすればよかったとこんなに悔やんだことはない。夜、ベトコンラーメンを食べたくて泣いたもんな。
このニンニクがホクホクしてうまいのだ。それがたっぷりと入っている。食べ進めるとだんだんと唐辛子の辛さが蓄積されてきて、水がうまい。
そして、汗が出てくる。体が暑い。体の中で血の巡りがよくなっているのを感じる。