2019年12月29日

総まくろう2019年！デイリーポータルZ年間記事ベスト30

船が出るぞー！

つい興奮して船を出してしまいました。編集部の古賀です。

2019年が、あの、寄せては返す波のように絶えず続くかと思っていたあの有名な2019年が……終わります！！

船が出るぞー！

そりゃあもう船も出るというものです。

去る者は追わず見送る、そんな姿勢で今年も2019年の年間の記事ランキングを編集部古賀から発表させていただきます。

デイリーポータルZ

インターネットにラブとコメディを振りまく、たのしいよみものサイトです。

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読まれた記事のベスト30＋編集部セレクトの5本

デイリーポータルZの記事ランキングは毎年、記事への来訪者数（ユニークユーザ数）に合わせ、TwitterやFacebook、はてなブックマークといったSNSでの拡散数を偏差値化してランキングしています。

公開するすべての記事が美しいというのがサイトの基本姿勢、ですがそんな中からとにかく広く読まれた記事をご紹介するものであります。

ランキング対象期間は2018年12月～2019年11月公開分。

ベスト30発表のあとに、入らなかったものの編集部的にこれはどうか読んで欲しいという記事を5本も合わせてご紹介していきます。

では、もう行っちゃいましょうね～！

1位～10位

いったん広告です

1位斜にかまえる、かまえないを1分ごとに切り替えるとどうなるか與座ひかる（udemerry）

物事に対する態度を「斜にかまえる」と「かまえない」で意識的に切り替えてみるとどういう感情になるのか実験してみた。

いったん広告です

2位尻から油を出さずにバラムツを食べたい平坂寛

『バラムツ』という魚がいる。味はいいのだが食べると色々あってお尻から油がダダ漏れになるのである。漏らしにくい食べ方はないものか。チャレンジしてみた。

いったん広告です

3位なくなったサイトで見る場所へ行く林雄司

ドメインが切れたサイトに登場する女性がいる。インターネットの有名人である。その写真が撮られた場所に行ってみた。

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4位子供が道で拾ったダイヤを本物か鑑定してもらう石川大樹

小学校低学年の息子が、路上で急に立ち止まり、何かを拾い上げた。その手のひらには、例のあの形にカットされた、キラキラ光る石が乗っていた。

いったん広告です

5位フライドポテト、チェーン店別徹底比較岡本智博（オカモトラボ）

人類はみなフライドポテトを食べるが、その好みはバラバラだ。だからこそ、どこのチェーン店に、どんなフライドポテトがあるのかは知っておくべきだ。

6位爆音の音姫を作ろう藤原麻里菜

正直に打ち明けると、私は生まれてこのかた音姫を信用したことがない。その微妙な音量から、「これ、ちゃんとカバーできているのか？」と不安になってくるのだ。

7位銭湯の鏡に広告を出した話スズキナオ

銭湯の洗い場にある鏡のとなりに掲示された広告。どうやって作られるのか。その過程を追いかけてみたところ大ベテランの広告社さんと職人さんに出会った。

8位地味ハロウィン2019公式速報デイリーポータルZ

普通の私たちが、普通の人たちに仮装するイベント。ウェイとは無縁なハロウィンこそが、地味ハロウィンです。

9位平成最後のキッチン革命「酒蒸し法」パリッコ

場末酒場にあった「鶏の酒蒸し」が異常にうまかった！酒蒸しってアサリじゃなくてもいいのか。いろいろ試したところ酒蒸しの無限の可能性の扉が開きました。

10位新幹線でディナーをべつやくれい

新大阪から東京までこだまで4時間。そのたっぷりある時間をかけてコースのディナーが食べられるように食事を買って新幹線に乗り込んだ。

以上が2019年のトップ10の記事たちでした。インパクト、取材力、愛、ばかばかしさ、珍しさ、役立ち度などなど……さまざまな点において「強い」記事が並んだ格好です。

続いて20位まで。強度はまだまだ変わりません。

11位～20位

11位「主語の大きさ」をくじ引きで決めるとどうなるか與座ひかる

「主語が大きい」という表現がある。くじ引きで「主語の大きさ」を指定してみたらどうなるか実験した。

12位あの、オリンピックの「かぶる傘」どれくらい邪魔なのか調べてみた北村ヂン

話題のオリンピックの「かぶる傘」。似たものを実際にかぶってみて、どのくらい邪魔なのか？邪魔じゃないのかを調べてみました。

13位集合写真らしさをずらしていくと途中にヤバい写真が現れるトルー

集合写真が照れ臭くて窮屈に感じる時がある。集合写真を少しずつ普通の写真に向かってずらしていくと、その間にどんな写真が撮れるのだろうか。

14位その辺の雑草をモヒートにして飲んでいく大北栄人

モヒートに使われるミントは野生化してその辺に生えてたりもするらしい。もはや雑草…ということはその辺の雑草もどんどんモヒートにしていけるのではないか！

15位「ビリヤニって何ですか？」と詳しい３人に聞いてみた玉置標本

最近料理好きの友人たちが、急にビリヤニという米料理を作りだした。が、正解がよくわからないのだという。詳しい人たちにビリヤニの正体について聞いた。

16位ドラクエに出てくる「やくそう」は現実だとどう使うのか専門家に聞く megaya

RPGでは「やくそう」というアイテムで体力回復をすることが多い。あれは一体なんの草なのだろうか。どうやって使うの？食べるの？塗るの？

17位みんな～！都内で最高の居酒屋を見つけたぞ！斎藤充博

外観が、店ではない。どう見ても一般の家だ。そして入ってみると、中はもっと「家」だった。そんな居酒屋のおはなしです。

18位日本列島の立体模型地図がすごすぎて動けなくなりました安藤昌教

19位空港で足止めされがちな私べつやくれい

海外に行こうとするたびに空港のカウンターで足止めされる。足止めされるパターンがいくつかまとまったので紹介したい。

20位世界最大のゴキブリ「ヨロイモグラゴキブリ」を捕まえる平坂寛

地球上のあらゆる生物の中で唯一、ゴキブリだけが苦手すぎて、最近は逆に興味を持ち始めてしまった。いっそゴキブリ界の頂上たる世界一デカいゴキブリを捕まえてみようと思い至った。

引き続き、これはなるほどという記事がならびました。

こんな企画が記事になって、しかもちゃんとウケる！という、我々製作陣と読者間のグルーブを感じずにはいられません。

年によって発表したりしなかったりの21位～30位まで（例年の作法をちゃんとふまえないからばらばらになる）今年は発表します！

21位～30位

21位酒屋で立ち食いそば屋で立ち飲み屋な次世代コンビニパリッコ

最近うわさに聞く、立ち食いそば屋で立ち飲み屋かつコンビニという渋谷のお店。そんな天国本当にあるんでしょうか。行ってみました。

22位 Emojiに描かれた弁当を作って食べる一週間藤原麻里菜

Unicodeに絵文字が登録されたことで、日本の文化である「絵文字」が、国際的な「Emoji」になった。おかしなことになっているEmojiの弁当を再現しまくった。

23位東京から品川まで新幹線で行ってみたネッシーあやこ

いまあらためて、東海道新幹線に乗り東京駅から品川まで新幹線で行ってみたら最高でした。

24位 15年前のフリー素材CD-ROMを愉しむ林雄司

インターネットでよく見かけるのに名前も知らない女性がいる。彼女たちが徐々に消えつつある。パッケージで保護しなければならない。

25 「おれが本物を食べさせてやりますよ」美味しんぼみたいなことを実際にやるとこうなる大北栄人

「おれが本物を食べさせてやりますよ、ついてきてください」漫画みたいなことを実際にやったらどうなるのか。試してみた。

26 ところで「生協」ってなんなの？生協マニアに生協について教えてもらう西村まさゆき

「生協」は大学にあって街にもあってあといろんな名前で宅配もやっている。普通の小売業っぽくなくてなぜかお役所っぽい雰囲がある。そもそも生協ってなんなのか、マニアに聞いた。

27位 1ヶ月チャーハンを毎日作ってみた→マヨネーズとご飯を混ぜるとパラパラになる megaya

美味いチャーハンが作りたい一心で、1ヶ月毎日チャーハンを作ってみた。その結果たどり着いた究極のレシピをご紹介します。

28位 7年待ちのコロッケが遂に届いた……が、本当に待った価値はあるのか!? 北村ヂン

超絶な人気で7年待ちというコロッケ。7年前に注文していたのが本当に届いた。他のコロッケと違いがわかるか試してみました。

29位朝ごはんに鍋を食べてから出社すると絶望感がすごいいまいずみひとし

24時間営業の店で寿司、焼き肉、鍋を朝ごはんとして食べた3日間。心と体はどう反応したのか、レポートします。

30位「唐揚げ何個食べた？」レベルまで飲み代を厳密に割り勘する飲み会スズキナオ

会計時「私は2杯しか飲んでません」「唐揚げは1個も食べてないです」などと細かく申告しあって厳密に各自の代金を計算する飲み会を開催した。

以上が、2019年の当サイトがはなった人気記事でした。

10人読者がいれば10人好きな記事が違うのがデイリーポータルZの特徴でもあるのですが、普段読まない人たちも巻き込んで読まれた記事たちです。

最後に、ベスト30のすぐ隣にいながらもランクインせず、しかしこれはちょっとすごく良いから読んでおいてくだせえよと編集部が揉み手ですすめる5本を紹介します。

編集部推薦

「神は細部に宿る」コレクション斎藤公輔（NEKOPLA）

「神は細部に宿る」と、ある人は言った。街を歩いていると、ふとした瞬間にそんな「細部」が見えることがある。特に気になった風景たちを一挙紹介していきたい。

あのマットができるまで伊藤健史

日本の玄関の前を長い間演出し続けている「あのマット」のメーカー老舗「ジポン」でマット造りのあれこれを聞いてきた。

渋谷の駅前が廃道になるようすを見に行く三土たつお

渋谷の駅前にある道路が廃道になるという。廃道。道路を廃止するって、なかなか衝撃的な言葉だ。ある日突然アスファルトをぜんぶひっぺがすんだろうか。そのようすを見に行きました。

まわりを巻き込み、肉を振る舞う「株主ダイエット」で6キロやせたさくらいみか

株主（協力者）を集めて、ダイエットグッズを投資してもらう。その期待に沿えるよう、半年間ダイエットをする。痩せたキロ数と同じ量の肉を株主に分配する。それが株主ダイエットだ。

新元号を本気で予想する西村まさゆき

新元号の発表が刻一刻と近づいている。新元号がどんなふうになるのか、いまから楽しみで楽しみで、がまんできないので本気で予想してみた。

新元号、そういえば今年本気で予想して、正解が出て、答え合わせもして、そうして本当に改元されたんですよね……。

2019年の濃いところを胸に

新元号が令和に決まったの、今年だったか……年の瀬に新鮮な「そういえば」を感じましたが、以上が2019年の記事ランキングでした。

年末年始はぼんやり酒を飲んで過ごすんだぜ、という方はぜひランキングからあらためて2019年の濃さを堪能してください。

来年も年末には今年同様、船を出しますので（ランキングを発表いたしますので）どうかまたごらんいただければ幸いです。

2020年もデイリーポータルZをますますよろしくお願いいたします！

他のジャンルの2019年総集編はこちら


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