今回のラインナップ。船酔いに効くのはどれか?
今回舐め比べをした飴たちはこちら。
直前にコンビニにて購入。
仕事で船に乗る機会が多いかみさんが、この写真を見るなりいきなりダメ出ししてきた。比べるならもっと普通の飴を入れよ、と。そして「パイナップル飴が無い」とも。たしかに小梅とか黒飴、カンロ飴といったオーソドックスな飴は揃えるべきだったかもしれない。
乗船。(
この記事の取材に向かう途中の船にて。撮影は同行の神崎氏)
乗船時はちょうど悪天候で、酔い止め効果のテストにはうってつけの海だった。
長崎に住むようになってから船が身近な乗り物となり、船酔いに関する知識もそれなりに増えた。
・端っこは揺れ幅が大きい(=酔いやすい)。左右のポジションは真ん中がいい。
・前後のベストポジションは船によって異なるが、中央よりやや後ろよりがよさげ。
・背中を床に付けて寝てればかなり酔わない。
・デッキに出て遠くを眺めているのも酔いにくい。
・酒を飲んでいれば酔わない(気持よく酔える)と言う人もいる。
ここに飴知識を加えたい。
● UHA味覚糖・リッチロースト
溶けたバターの写真が激うまそう。
最初に舐めたのはコレ。
「濃厚で深みのある味わいの口当たりななめらかな…」と、やたらウマそうなフレーズが並んでいる。トロけたバターの写真もうまそうだ。そして実際、この飴はかなり美味しかった。
が、船酔い対策という観点からはやや厳しめの評価となる。「とろ~ん」とした甘さが酔った状態の頭がとろ~んとなってくる感覚を加速させそうな感じがするからだ。もっとも、船はまだ湾内を移動中で船酔いという感じではまったくなかったが。
● 不二家・ミルキー
ミルキーと言えばママの味。
1951年以来変わってないのか。
ミルキーもほぼ同様。
飴を舐めることの酔い止め効果は感じつつも、やはりミルク系のとろりとした甘さが酔った時の「むあ~」感を増幅しかねない印象。味は濃厚で非常にうまい。
● カンロ・ノンシュガー果実のど飴
4種類の味が楽しめる。
フルーツ系の飴。酔った時に口に溜まってくるツバをフルーツの酸味が打ち消してくれそうな感があり、イイ感じ。飴としてはわりと地味でフツーな方だと思うが、対船酔いとしては、これが今回の中で最も効果が高いと感じた。
船も沖に出て本格的に揺れてきた。
船底に波が当たってバーン!バーン!という音が鳴り響き、船酔いが気になり始めた。
● アサヒ・爽感はなのど飴
フルーツにミント要素をプラス。
こちらは花粉症を意識して作られたと思しきネーミングの飴。フルーツ飴をベースにミントが追加されている。
ベースがフルーツだけに先ほど同様、対船酔い効果も高いが、ウリである「スーッとする要素」は酔いに対してはあまり関係ない印象だった。
乳酸菌6億個って入り過ぎじゃないか?他にもいろいろと効きそうなものが入っている。(花粉に)
● キシリクリスタル・ミルクミントのど飴
甘い+ひんやり。
21種のハーブエキス+ペパーミントエキス。(要素多っ!)
ミルク+ミント。
「ひんやり感」は効きそうな響きだが、ひんやりというよりは「スーッ」。そしてミルク系の甘さがもたらす「もあ~」感。総じて(個人差があるかもしれないが)酔い止め感は低め。
その頃、船はかなり揺れており、私の船酔いもそろそろ撮影とかやってる場合ではなくなってきたのであった…。
●舐め比べの様子
では最後にテイスティング中の私の表情をダイジェストで見てみよう。
乗り始め。まだまだ余裕です。
どうしてこんな笑顔なのかまったく意味不明。
これは酔い止め効果関係なく、美味いね。
ママの味ってどんなんだろう?
飴をバリバリ舐める男(43)。
だんだん揺れが強くなってきました。
「はなのど」って書いてある。耳にも効く耳鼻咽喉飴ってどうかな?
飴で防いでるけど、酔い来るね。
ちょっと、そろそろやばいわ。
……………。
ZZZZZZZZZ…
まとめ
飴は船酔いに効く。
でもやっぱり寝るのが一番!
撮影を手伝ってくれた神崎さんの酔い止め薬。無駄スペース多っ!