探したら2005年の写真があった
デジカメの写真が入っているフォルダを探したところ、2005年に社食で撮った写真が出てきた。少なくともこの頃から納豆つけ麺を食べていた事になる。
コロッケうどんと納豆。多分この前からやってたけど写真はこれが最古。っていうかお茶、なみなみ注ぎすぎだろう。
探してみると、コロッケうどんやかき揚げうどんに納豆という組み合わせが多い。確かこういう麺類は240円くらいで、納豆が30円か40円だった。社食って今思い出しても安い(また行きたい)。
かき揚げうどん。つゆを関西風と関東風で選べた。
で、納豆つけ麺だが、納豆を普通にかき混ぜてそこに麺を入れ、納豆を絡ませて食べるのだ。
こういう事である。
これがオレ流の納豆つけ麺である。この日は蕎麦。
なにが良いのか?
納豆つけ麺の何がいいかって、そりゃいくつも理由はあるが、まずは熱くない事だ。
社食の温麺はつゆがやたら熱かった。そのままだと食べるのが大変なのだ。そこで、はじめの熱いうちは納豆に絡めて食べる事を思いついた。冷たい納豆に熱い麺を絡ませるので冷めるのだ。
これは現在の写真。今でも家で熱い蕎麦を食べる時は納豆を用意する。
あと、水分が混ざるせいだと思うが、納豆の糸がマイルドになる。過剰に糸を引かないので食べやすい。
また、納豆の匂いもマイルドになるので、納豆嫌いの人も食べられるかもしれない(僕は好きなのでわかんないけど)。
そのまま食べると最初は熱いだろう。だから納豆の出番なのだ。
そして、納豆のズルズル感と麺のズルズル感がマッチして物理的に食べやすい。ご飯との組み合わせよりも、麺の方がむしろ食べやすいと思う。
ご飯に納豆って、イマイチおさまりが悪いと思う。ポロポロ落ちるし、茶碗に付いて乾いたネバネバの匂いが強くなるし。
麺にからんだ納豆と、適度に温かい蕎麦の組み合わせがたまらん。
なお、蕎麦に直接納豆をぶっかけるのはNGだ。そんな事をしたら納豆がつゆの中にばらけてしまい、納豆っていうか柔らかい小粒大豆になってしまう。
つゆも大して冷めないし、納豆つけ麺の美点がすべて消えてしまう愚策である。
ダメ、ぜったい。
次のページでは、自分でも試してなかった他の麺類について納豆つけ麺の検証をします。
担々麺で納豆つけ麺
今まではずっと蕎麦やうどんという、和麺で納豆つけ麺をしてきた。でも、中華麺でもいけるのでは?と薄々思っていた。という事で、最近イチ押しの袋麺、日清ラ王担々麺である。
これ、生麺っぽい麺も美味いがスープがすごい。粉末スープのくせに本格的な味なのだ。花椒(ホアジャオ)っぽい香りの調味オイルがポイントだろうか。
コラボ記事ではないけど、気に入ってるので紹介。
チャチャっと作って出来上がり。インスタントラーメンは便利ですな。
美味しそう。具は挽き肉、もやし、ニラ。
納豆には生のニラを刻んでみた。最近気付いたのだが、ニラって生でも食べられるのだ。ラーメン花月嵐のテーブルにある壺ニラ、あれ生だしね。
ほらもう、ニラとか乗せちゃったから担々麺に合いそうでしょう。
食べ方はいつも通り、麺を納豆に絡めるだけ。インスタント麺は麺を茹でてるあいだ沸騰してるので出来上がりが超絶熱い。が、納豆つけ麺なら適度に冷めるので最初から食べやすい。
ニラ、納豆、担担麺の組み合わせ、最強。
いただきます。
納豆つけ麺、新たな地平
いける。これ、いける。納豆って中華麺にも合うしニラとの相性もいい。臭いもの同士でぶつかり合って、新たな風味を生み出していた。
ほー、ほうほう。これはまた。
納豆つけ麺の美点はそのままに、これまでの和麺とは違った味わい。納豆つけ麺が新たな扉を開いたのだ。
以上、ポエムでした。
おすすめっす。
なお、僕が納豆つけ麺を食べて、妻がそれを撮影して、足元では猫がゴロンゴロン転がっていた。
超、邪魔。
暇そうな猫。僕は忙しいのに。
次は同じ日清のカップヌードルトムヤムクン味だ。あまりの人気に一時は販売中止していたらしいが、ちょっと前から再開してコンビニで売られ、最近ではスーパーでも見かけるようになった。
ランチョンマットでエスニック感を演出(どうです、細かいでしょう)。
辛くて酸っぱいスープのカップヌードルである。結構本格的に辛いのだが、好きな味だ。
酸味と辛味が好きなら間違いない味。
で、納豆との相性だが。これも良い。酸味と納豆って意外に合う。納豆が辛味をマイルドにして、トムヤムクンのソリッドな味が納豆の風味を和らげる。
この組み合わせもアリだ。っていうか納豆って万能なんじゃないだろうか(僕の中では)。
全然アリのトムヤムクン納豆。
ちなみに、こういう料理の撮影はうちで一番明るい場所、出窓でやっている。ここで食べ物を撮るとすべてカフェっぽくなるのだ。
うちのカフェ。
3つめはビーフンだ。米粉の麺でツルツルシャキシャキしている。米と納豆だから合うに決まっている組み合わせである。
違う形での出会い、ビーフンと納豆。
平打ちのビーフンで、見た目的にはフォーに近い(フォーは更に平べったいが)。アッサリしたビーフンに納豆のネバネバがいい。ご飯に納豆の組み合わせに近い美味しさだ。これもおすすめ出来る。
パクチーあったらなお良かったな。
納豆カフェ飯
次はパスタだ。ペペロンチーノと納豆。ここにきてスープが無い料理の登場である。せめてスープスパにしておけばよかったか。
カフェっぽく撮ってみた。過剰に明るく、奥をガッツリぼかして斜めから撮ればそれっぽくなります。
納豆も撮りようによってはカフェ飯っぽくなることを発見した。キユーピーの広告とかこんな感じじゃなかったか。
葉っぱを乗せて上から明るく撮ればほら、カフェっぽい。納豆だけど。
見た目的には不自然なことはなかろう。
パスタをすすります。
大事なのはスープだった
食べてみて思ったのは、「あ、これ知ってる」だった。普通に納豆スパゲティである。和風スパゲティ店とかにあるアレだ。知ってる味だ。
スープが無いので、これまでのつけ麺みたいなツルツル感は無いし、納豆の匂いもそのまま、冷ますという効果だけはあるが、これならわざわざつけ麺にせずとも混ぜちゃえばいいか、という感じである。
スープなしパスタで納豆つけ麺はナシの方向としたい。
ナシですかにゃ。
温かい蕎麦、うどん、ラーメン、ビーフンやフォー辺りなら納豆つけ麺が生きる。要は、温かくてスープがある麺類との相性がいいという事だ。これからの寒い季節は温麺が美味しくなる。是非食べる時は納豆つけ麺を試していただきたい。
3ページ目では余談を書きます。
こういう、もしかして自分だけ?って食べ方
6年前に『
ナオミの奇妙なメニューを』という記事を書いたが、よく考えたら自分にもそういうのがあった。それが納豆つけ麺であり、これから紹介する手巻き煎餅だ。
手巻き煎餅ってなんだって?自分で海苔を巻く煎餅の事だ。
なぜか外に出た。
最近イチ押しの煎餅は丸彦製菓の『うまい煎餅』である。そんな名前でうまくなかったらどうしてくれよう?と思って買って食べたら確かに美味かったので何度もリピートしている。多分120枚くらい食べた。硬さと結晶感、生きた醤油の風味がいい。
海苔を5cm四方くらいに切ります。
そのままでもうまいのだが、海苔を巻くとなおうまい。だが、よくある品川巻など、海苔を巻いてある煎餅は値段が高い。海苔そのものも高いが、海苔を巻く手間が掛かるからだろう。
うまいが高い。だったら自分で巻けばいいのだ。
これが手巻き煎餅。
海苔と煎餅の組み合わせは鉄板である。そんなのみんな知ってるだろうが、なんか高いなーと思って海苔付きを諦めていただろう。でももう諦める必要なんてない。自分で巻けばいいのだから。
海苔、巻き放題である。
お好み焼き煎餅
続いてはこちら。お好み焼き煎餅だ。お好み焼きってのは、要するにソースとマヨネーズと青のりの味である。
それらを混ぜて煎餅につければ、ほぼお好み焼きになろう。
ほらもう、やってみたくなってるはずだ。
僕が子供の頃、駄菓子でこういうのがあった(調べたら京都の
株式会社雷屋の製品と判明)。ソースとマヨネーズが混ざったのが添付されてて、青のり風味の煎餅に付けて食べるのだ。
あの味が好きで、小さなパックに入ったマヨネーズを限界まで絞り出して食べていた。あれも自分で作ればいくらでも食べられるのだ。小学生の自分に教えてあげたい。
自分で作ればいいというソリューション。
ソースはおたふく、マヨネーズはキユーピーのノーマルタイプ。カロリーハーフとかノンカロリーなんかの腑抜けマヨネーズではいけない。ハイカロリーでこそマヨネーズだ。
青のりは三島の青のり。アオサなんかじゃない国産のすじ青のりである。我ながら、こんなジャンクな食べ方になにをこだわってるんだろう。引くね。
これがたまらんのです。そりゃ肥えるわけだ。
僕にとっては神の食べ物に近い。そんな気持ちを込めてシャッターを切ったら逆光で、なんだか神々しい写真になってしまった。
おしまい。
こういうの聞いて集めたい
納豆つけ麺や手巻き煎餅、お好み焼き煎餅など、やってるの自分だけ?ってジャンクな食べ方があるだろう。そういうの集めて実際にやってみたい。
そういうのあったらハッシュタグ『
#孤独なレシピ』を付けて呟いてください。@keizi666付けてもOKよん。たまに探します。
ちなみに僕は他に、薄めの煎餅にご飯を挟んで食べたりします。煎餅ばっかだな!