特集 2014年9月23日

伝説の巨大魚、タキタロウ調査隊に参加してきた

山形県の奥地にある大鳥池に潜むといわれている、伝説の巨大魚タキタロウの調査隊に参加してきました。
山形県の奥地にある大鳥池に潜むといわれている、伝説の巨大魚タキタロウの調査隊に参加してきました。
「タキタロウ」という名前を聞いて、ピンとくる人はどれくらいいるのだろうか。作曲家ではなく山形県鶴岡市(旧朝日村)大鳥の山奥にある大鳥池に潜んでいる巨大魚で、その全長は1メートルとも2メートルとも3メートルともいわれている。

タキタロウの存在は、「釣りキチ三平」という釣り好きにとってはバイブルみたいなマンガに、「O池の滝太郎」として登場したことで、一気に全国区の知名度となった。私も1975年に描かれたそのマンガで知った一人である。

そんなタキタロウの生態調査が30年振りに行われることとなり、そのメンバーを一般から募集するということで(こちら)、私も参加させていただくことになった。
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー)

前の記事:金沢の近江市場が楽しい3つの理由

> 個人サイト 私的標本 趣味の製麺

タキタロウを求めて山形へやってきた

タキタロウの調査は、9月6日(土)~9月8日(月)の二泊三日の日程で、タキタロウが住む大鳥池湖畔にある山小屋(その名もタキタロウ山荘)をベースにおこなわれる。

初日は朝8時に朝日屋という旅館前に集合し、そこから車で30分移動。さらに徒歩で3時間半ほど山を登って、ようやく大鳥池へとたどり着くという計画表をメールで受け取り、この山形県に住んでいた頃、大鳥池のタキタロウを釣ってやろうと何度か検討したものの、行程の過酷さに断念したことを思い出した。
3時間半の山登りということで、前日に朝日屋さんへ泊まって、体力を温存する作戦にしました。
3時間半の山登りということで、前日に朝日屋さんへ泊まって、体力を温存する作戦にしました。
「タキタロウに会いたければ、私を倒してからいきなさい」と、蒼い目の猫が訴えてくるという妄想。
「タキタロウに会いたければ、私を倒してからいきなさい」と、蒼い目の猫が訴えてくるという妄想。
朝日屋さんには大きなイワナの魚拓がたくさん張られていた。タキタロウは、やはりイワナの仲間なのだろうか。
朝日屋さんには大きなイワナの魚拓がたくさん張られていた。タキタロウは、やはりイワナの仲間なのだろうか。
サクラマス(降海型の大きくなったヤマメ)も釣れるのか!となると、そっちの線も考えられるな。
サクラマス(降海型の大きくなったヤマメ)も釣れるのか!となると、そっちの線も考えられるな。
タキタロウの伝説は、この大鳥の地にたくさん残っており、タキタロウ館という資料館まである。そんな数ある伝説の中から、代表的なものをいくつかピックアップしてみよう。

・約2万年前の氷河期に、大規模な土砂崩れによって川がせき止められてできた大鳥池にのみ生息している巨大魚である。

・大鳥池の南東に位置する以東岳直登尾根上から、何度かその魚影を目撃されている。

・1983年(昭和58年)から3年間、大規模な調査が行われたが、その姿は確認されなかった。

・特徴は口は下あごが上向きに発達していて、尾びれが大きいこと。

・何人もの釣り人が挑んでいるが、未だにタキタロウを釣った人はいない。

・タキタロウと断定はされていないが、近年でも70センチを超える魚は何度か捕まっている。

・脂が乗った赤身で(白身という説もある)、その味は絶品(網などで捕まえて食べた人はいるらしい)。

・イワナなどの魚を主に食べるが、ヘビやカモシカも食べると言われている。

・イワナやヒメマスが巨大化したものという意見もあるが、地元の人に言わせると、タキタロウはタキタロウである。
朝日屋でごろんと横になり、持参した釣りキチ三平を読み返すという贅沢。
朝日屋でごろんと横になり、持参した釣りキチ三平を読み返すという贅沢。
夕飯に出た刺身、実はこれがタキタロウだったらどうしようと思った。
夕飯に出た刺身、実はこれがタキタロウだったらどうしようと思った。
こちらが朝日屋の目の前にあるタキタロウ館。釣り堀やキャンプ場が併設されている。
こちらが朝日屋の目の前にあるタキタロウ館。釣り堀やキャンプ場が併設されている。
イルカみたいな扱いのタキタロウ顔ハメパネル。顔の方向を間違えた。
イルカみたいな扱いのタキタロウ顔ハメパネル。顔の方向を間違えた。
タキタロウ館にある想像模型(剥製ではない)。右下の熊がタヌキくらいにみえるサイズだ。
タキタロウ館にある想像模型(剥製ではない)。右下の熊がタヌキくらいにみえるサイズだ。
これは実際に大鳥池で捉えられた魚の剥製。大物のイワナだろうか。
これは実際に大鳥池で捉えられた魚の剥製。大物のイワナだろうか。
口の形に特徴があるらしく、それっぽい写真もいくつか残っている。
口の形に特徴があるらしく、それっぽい写真もいくつか残っている。
タキタロウ館を出ると、さっきの猫が待っていた。なでることはやぶさかではない。
タキタロウ館を出ると、さっきの猫が待っていた。なでることはやぶさかではない。
二泊三日の調査を通じて、ここ大鳥の人たちにとってタキタロウという魚は、ネッシーとか雪男、あるいはカッパやツチノコみたいなカテゴリーのUMA的存在ではなく、かつてのニホンオオカミやニホンカワウソのように、確かに存在した生き物であり、そして今も生き残っているのだと信じられていることを知ることになる。

その剥製などが残念ながら残っていないのは、タキタロウがとてもおいしいから、皮まで全部食べてしまうからだろう。魚は腐りやすいしね。

地元主導の生態調査です。

30年振りとなる今回の調査は、大鳥地域づくり協議会という地元の集まりが中心となっている。

目撃者の一人でもある佐藤征勝さんの発案を、地域おこし協力隊という制度で大鳥に赴任してきた、田口比呂貴さん、砂山元さんらの若い世代が背中を押すことで実現したそうだ。

今回はタキタロウの捕獲が目的ではなく、あくまでその生態や周辺環境の調査が目的であるため、網などの漁具などは使用しない。地元テレビ局の取材も入るが、主体は調査隊側なので、過剰な演出なども一切無しだ。
調査隊の隊長を務める工藤悦夫さんは現役のマタギ。春になると熊を追いかけているそうだ。
調査隊の隊長を務める工藤悦夫さんは現役のマタギ。春になると熊を追いかけているそうだ。
その栄えある調査メンバーは、大鳥在住の5名に加えて、インターネットでの募集をみて集まった方々。当初は5名の採用を予定しつつも、2人も集まれば御の字と考えていたそうだが、予想を上回る8名の応募があったそうだ。

応募してきた水質調査の専門家、医者、ボート持参の釣り師、山登りのベテランなどで定員は埋まりそうになったのだが、地元メンバーによる話し合いによって、「是非、皆で行こう!」ということになったため、特に専門性のない私も参加できることになったのである。
朝日屋から車で30分移動した駐車場からは、荷物を分散して徒歩で大鳥池を目指すこととなる。
朝日屋から車で30分移動した駐車場からは、荷物を分散して徒歩で大鳥池を目指すこととなる。
募集要項に「大鳥池まで登山(片道 約3時間半)ができる健康な方」とあったのが、今更ながら不安だったりする。
募集要項に「大鳥池まで登山(片道 約3時間半)ができる健康な方」とあったのが、今更ながら不安だったりする。

いざ、大鳥池へ

大鳥池への三時間半の登山道は、まあまあきつくはあったものの、とても気持ちがいいものだった。大鳥池から水が流れてきているという大鳥川の渓流を眺めながら、ブナの原生林を歩く山道は、一歩進むごとにタキタロウへと近づいていくのだ。

私は登山をまったくしないし、どう考えても運動不足なのだが、、それでもなんとか登ることができたし、先導する年配の方も大荷物でサクサクと登っていたので(後で話を聞いたらマタギだったので当然なのだが)、ちょっときつめのトレッキングレベルのコースなのだと思う。

途中に何か所も美味しい水場があるし、景色は文句なく美しいし、歩みの目的はタキタロウだし、私にとっては日本有数の楽しい登山道だ。
写真だとまったく伝わらないんだけれど、緑濃き森の谷間に流れる渓流が美しいのですよ。花崗岩なのか白い岩肌が素敵。
写真だとまったく伝わらないんだけれど、緑濃き森の谷間に流れる渓流が美しいのですよ。花崗岩なのか白い岩肌が素敵。
まだ雪が残っている場所もあった。冬になると何メートルも積もるのだとか。
まだ雪が残っている場所もあった。冬になると何メートルも積もるのだとか。
足元にはブナの実がゴロゴロと落ちている。
足元にはブナの実がゴロゴロと落ちている。
ジャブジャブと湧水が出ている場所が途中に何か所もあり、これがとってもうまい。伝説の巨大魚であるタキタロウを育てた水だと思うと、またありがたみが増すというもの。
ジャブジャブと湧水が出ている場所が途中に何か所もあり、これがとってもうまい。伝説の巨大魚であるタキタロウを育てた水だと思うと、またありがたみが増すというもの。
川を渡る吊り橋が2か所あるのも、冒険っぽくていいと思う。
川を渡る吊り橋が2か所あるのも、冒険っぽくていいと思う。
ほどほどに揺れてくれる吊り橋は、なかなかの怖さでした。
ほどほどに揺れてくれる吊り橋は、なかなかの怖さでした。
タマゴタケらしきキノコを発見!このあたりはもう少しすると、キノコがたくさん採れるそうです。
タマゴタケらしきキノコを発見!このあたりはもう少しすると、キノコがたくさん採れるそうです。
ちょっと喉が渇いたなと思う場所には、美味しい湧水があるという素晴らしい登山道。
ちょっと喉が渇いたなと思う場所には、美味しい湧水があるという素晴らしい登山道。
巨木と言えるような木が多いため、なんとなく自然対人間のスケール感がおかしくなる。
巨木と言えるような木が多いため、なんとなく自然対人間のスケール感がおかしくなる。
現役のマタギから、熊を追うためのとんでもないルートを聞くという贅沢な時間も。私はマタギになれないことがよくわかった。
現役のマタギから、熊を追うためのとんでもないルートを聞くという贅沢な時間も。私はマタギになれないことがよくわかった。
それにしてもきれいな川です。この上流に池があるというのがイメージできないけど。
それにしてもきれいな川です。この上流に池があるというのがイメージできないけど。

大鳥池に無事到着

予定通り3時間半の山登りを終えると、急に視界が開ける場所に出て、ここが山の中だとは思えないような大きな湖が現れた。

大鳥池という名前ではあるが、これはもう湖だろう。ここにくるまでの労力もあり、ここなら伝説の巨大魚タキタロウがいてもおかしくないような気がしてしまう。いや、いるんだけどさ。
どうにか大鳥池に到着!
どうにか大鳥池に到着!
とりあえず目視でタキタロウを探してしまう。
とりあえず目視でタキタロウを探してしまう。
この調査における基地となるのが、大鳥池を見下ろすタキタロウ山荘。

登山客や釣り人のための山小屋なのだが、想像していたよりも立派な建物で驚いた。ここまで建築資材を運ぶのはさぞや大変だろうと思ったのだが、人でも馬でもなく、ヘリコプターで運んだそうだ。
管理の行き届いた素敵な山小屋でした。近くにキャンプ場もあるよ。
管理の行き届いた素敵な山小屋でした。近くにキャンプ場もあるよ。
遊漁券を購入すれば、タキタロウを狙って釣りをすることも可能。
遊漁券を購入すれば、タキタロウを狙って釣りをすることも可能。
ただしボートの使用が禁止されているため、限られた場所からしか狙うことはできないようだ。
ただしボートの使用が禁止されているため、限られた場所からしか狙うことはできないようだ。
山小屋から大鳥池へと降りた場所には、今まですぐ横を登ってきた大鳥川へとつながる水門があった。

現在はこの水門によって、灌漑用水として3メートル水嵩を上げているそうだ。そしてこの水門のあたりで、タキタロウが遊んでいるのを見たという人もいるらしい。
水位が低い方がタキタロウの捜索はしやすいのだが、国の管轄なので致し方なし。
水位が低い方がタキタロウの捜索はしやすいのだが、国の管轄なので致し方なし。
水門側から大鳥池を眺める。いやもうドキドキしっぱなしなんですよ。
水門側から大鳥池を眺める。いやもうドキドキしっぱなしなんですよ。
せっかくなのでパノラマでどうぞ。クリックで拡大。大鳥池を上から見ると、クマの皮の敷物みたいな形だそうです。
せっかくなのでパノラマでどうぞ。クリックで拡大。大鳥池を上から見ると、クマの皮の敷物みたいな形だそうです。

タキタロウ調査は真面目に楽しく行います

山小屋での食事というと、普通は持参が基本らしいのだが、今回は特別に三食全部を山小屋の管理人であり朝日屋の二代目でもあり調査隊の事務局長でもある佐藤征勝さんが用意してくれた。至れり尽くせりである。

お昼ごはんを食べて一息ついたところで、自己紹介と午後の調査に向けたミーティングを行う。

ここにたどり着くことである程度の達成感を味わってしまったのだが、タキタロウ調査はここからが本番だ。
お昼ごはんは朝日屋から持ち込んだお弁当。山で食べるには最高。
お昼ごはんは朝日屋から持ち込んだお弁当。山で食べるには最高。
缶詰は食べ放題。30年前の調査にはなかったであろう、タイカレーの缶詰を発見。
缶詰は食べ放題。30年前の調査にはなかったであろう、タイカレーの缶詰を発見。
前回30年前の調査隊メンバーであり、旧朝日村で最後の村長を務めた佐藤さんが、この山小屋の管理人だ。
前回30年前の調査隊メンバーであり、旧朝日村で最後の村長を務めた佐藤さんが、この山小屋の管理人だ。
工藤隊長から調査の目的とその計画の説明がおこなわれた。
工藤隊長から調査の目的とその計画の説明がおこなわれた。
タキタロウ調査のミーティングに自分が参加しているというのが、今更だけれどなんだかおかしい。
タキタロウ調査のミーティングに自分が参加しているというのが、今更だけれどなんだかおかしい。
山小屋の本棚に釣りキチ三平を発見!もちろんタキタロウの話の巻である。イシダイ釣りの話だったらズッコケる。
山小屋の本棚に釣りキチ三平を発見!もちろんタキタロウの話の巻である。イシダイ釣りの話だったらズッコケる。
今回の調査に当たって、ミーティングなどはそれはもう真剣で真面目なものなのだが、佐藤事務局長から「一緒に楽しく、ルンルン気分で参りたいと思います!」との挨拶もあった。

どうやら真面目にやりつつも楽しくやりましょうというのが地元メンバーのスタンスのようで、あくまで部外者である一般応募メンバーとしては、そのように我々を受け入れてくれてくれたことが大変ありがたかった。

30年振りの調査になんだかウキウキしている佐藤さんのやさしい笑顔が、赤城山で埋蔵金を探してた頃の糸井重里さんとかぶって見えた気がする。

ボートを浮かべての本格的調査

調査一日目午後の作業は、2艘のボートの準備と点検をした後に、2つの班に分かれて、エコーサンダー(いわゆる魚群探知機みたいなもの)による魚影の調査と、水温や酸素濃度などを調べる水質調査をおこなっていく。

大鳥池はボートの使用が禁止なのだが、今回は調査のために特別な許可が出ている。使用するボートは、一つは大鳥小屋に前からあるものだが、もう一つは参加メンバーが個人所有のゴムボートを持参してきたものを、ここまで担いできたものだ。

ちなみに釣りキチ三平では、ボートがないからと丸太を削って舟を作っていた。やはりタキタロウ調査には、ボートが必須なのである。
こちらは大鳥小屋に元々あるボート。大鳥池でボートに乗れるというだけでもすごいことだ。
こちらは大鳥小屋に元々あるボート。大鳥池でボートに乗れるというだけでもすごいことだ。
隊員が持参してきたゴムボートを膨らませる。船が二艘になったことで、調査可能な幅が大きく広がった。
隊員が持参してきたゴムボートを膨らませる。船が二艘になったことで、調査可能な幅が大きく広がった。
そして地元テレビ局のYTSさんが3人がかりで持参してきたボートも。特番用の撮影ではなく、地方ニュースのワンコーナーらしい。テレビって大変。
そして地元テレビ局のYTSさんが3人がかりで持参してきたボートも。特番用の撮影ではなく、地方ニュースのワンコーナーらしい。テレビって大変。
ヘビを見かけると、「きっとこれがタキタロウのエサなんだよ!」と考えるタイプの人種が、調査隊には集まっている。
ヘビを見かけると、「きっとこれがタキタロウのエサなんだよ!」と考えるタイプの人種が、調査隊には集まっている。
佐藤事務局長が知人から借りてきたエコーサンダー。これで湖の底深くを泳ぐタキタロウを探すことができる。
佐藤事務局長が知人から借りてきたエコーサンダー。これで湖の底深くを泳ぐタキタロウを探すことができる。
水を汲むための取水器。これに計器やカメラをつけることで、温度や映像を一緒に記録していく。
水を汲むための取水器。これに計器やカメラをつけることで、温度や映像を一緒に記録していく。
私の配属は水質調査を担当する2班の記録係である。このタキタロウ調査に応募してきた、慶應義塾大学先端生命科学研究所の伊藤卓朗博士と一緒にボートへと乗り込み、耐水ペーパーに数値を記録するのである。

具体的な作業としては、伊藤さんが計器を付けた取水器を1メートル沈めるごとに、その水深でデータが安定するまでの4分間を測って、その時間をメモしていくだけ。

水温などは後ほどログをパソコンで確認するそうなので、難しいことは特にない。このボートに乗った人にしか見られない特別な景色を眺めながら、この場にいられることの喜びをのんびりと噛みしめていた。
すごい、俺、今、大鳥池に浮かんでいる!
すごい、俺、今、大鳥池に浮かんでいる!
オール担当は地元の方。私なんかより全然うまい。
オール担当は地元の方。私なんかより全然うまい。
パノラマで見ると、山で囲まれた湖であることがよくわかる。クリックで拡大。
パノラマで見ると、山で囲まれた湖であることがよくわかる。クリックで拡大。
最初に水質調査をする場所は、西の倉と呼ばれる絶壁の手前。大鳥池は最深部の水深が68メートル(現在は水門で水位を上げているので71メートル)で、この辺りの湖底は急激に深くなっていく斜面になっている。

この場所こそが30年前の調査で一番怪しいのではと予想された場所であり、陸からはまったく近づくことができないため、人の気配を嫌うタキタロウが潜むには最高の場所だ。
計器を1メートルずつ沈めていき、水温や残留酸素量、ペーハー値などを調べていく。
計器を1メートルずつ沈めていき、水温や残留酸素量、ペーハー値などを調べていく。
4分30秒ごとに時間をお知らせして記録するだけの簡単なお仕事です。カップラーメン食べたい。
4分30秒ごとに時間をお知らせして記録するだけの簡単なお仕事です。カップラーメン食べたい。
我々2班の調査は、タキタロウそのものを探すのではなく、タキタロウが住んでいるであろう環境を調べることで、どんな場所をタキタロウが好むのか、どんな水質の場所なのか、そして巨大化する謎を追うための材料を地道に集める作業だ。

30年前の調査結果によると、表面は20度くらいある水温が、ある程度の水深までいくと一気に下がり、そして4度くらいで安定するらしい。実際に深い場所から取水したばかりの水を触らせてもらったのだが、びっくりするくらい冷たかった。氷河期に封じ込まれたタキタロウだけに、やはり暑がりなのだろう。

それにしても伊藤さんは「タキタロウの調査に行くから」といって、これらの機材を職場などから借りてきたのだろうか。

エコーサンダーによる調査

大鳥池の周辺は携帯の電波が全く入らないため、水門前の調査本部と2艘のボートの連絡は、無線機を使って行われた。

1班のエコーサンダーによる調査は、事前に決めたルートをボートで移動しながら、モニタにあらわれる魚のマークを探すというもの。

イワナやヒメマスの生息範囲は水深20メートルくらいまでなので、30メートル、あるいは40メートル以上の深さで反応がでれば、それはタキタロウに間違いないそうだ。
エコーサンダーによる調査をする1班。おじいちゃんと孫が遊んでいる訳ではない。
エコーサンダーによる調査をする1班。おじいちゃんと孫が遊んでいる訳ではない。
前回の調査で作られた地図を見ながら、これは30年前の続きなんだなと、改めて思う訳です。
前回の調査で作られた地図を見ながら、これは30年前の続きなんだなと、改めて思う訳です。
初日からそんなすぐに魚影は見つからないだろうと思っていたのだが、しばらくするとタキタロウらしき反応が出たようで、工藤隊長の興奮した声が無線機から聞こえてきた。その声は離れた場所のボートから、無線機を通さず直にも聞こえてくる勢いだ。

そして深い場所で魚影の報告がされるたびに、調査本部の無線から「それはタキタロウに間違いない!」という佐藤事務局長の喜びの声が返ってくる。30年振りに訪れた素敵な時間だ。

調査の終盤には、すっかりご機嫌となった佐藤事務局長から、「皆さんのなかで、コンニャクを背負ってきてくれた人はいないでしょうか。コンニャクが見当たりません。朝日屋で入れたコンニャクです。コンニャク!」なんていう連絡が来て、ボートの上で大笑いしたりもした。

そレに対して、隊員からは、「いやー、今夜食うコンニャクがないと困りますからねー」 なんていう答えが返ってきた。調査報告書には絶対載らない余談である。

山小屋の夜が楽しかった

初日に予定された調査を無事消化し、夕方からは各班からの報告を元にミーティングをおこない、用意していただいた夕ご飯をいただいた。

そして消灯までの間、各自が考えるタキタロウ像や、マタギが見てきた大鳥の自然や歴史など、たくさんの話を聞かせていただいた。なんでも春に大鳥池へとくると、湖面に浮かんだ氷の上に、熊が乗っていることもあるのだとか。南極越冬隊の話を聞いているみたいだ。

私は登山をしないので、山小屋に泊まるのは初めてなのだが、山小屋の夜ってなんだか楽しい。
ミーティングは毎食前に、至って真面目に行われます。
ミーティングは毎食前に、至って真面目に行われます。
夕飯は山形名物の芋煮でテンションが上がる。コンニャクは無事見つかったようで、ちゃんと入っていた。
夕飯は山形名物の芋煮でテンションが上がる。コンニャクは無事見つかったようで、ちゃんと入っていた。
芋煮でお腹いっぱいになったところで、中華丼が出てきたよ。
芋煮でお腹いっぱいになったところで、中華丼が出てきたよ。
わざわざビールを運んできた人から、「帰りの荷物を軽くするのに協力してよ」と一杯いただく。いかすぜ。
わざわざビールを運んできた人から、「帰りの荷物を軽くするのに協力してよ」と一杯いただく。いかすぜ。
今回使用しているエコーサンダーでは、魚の大きさや形まではわからないのだが(大小の魚マークで表示されるのだが、何センチだと大マークなのかが不明)、それでもタキタロウが住むといわれている深い場所に反応が出たのだ。それも大きな魚のマークが。

それは大鳥に住む人にとって、間違いなくタキタロウの存在を示したものなのである。そしてこの大鳥池周辺の環境が、今も変わらずに守られているということだ。

タキタロウ釣りに挑戦してみた

タキタロウ調査の2日目は、前日に引き続いてエコーサンダーによる魚影探しと、伊藤さんを中心とした環境調査。

外部から募集した調査隊は、元々5人の定員に対して8人が参加しているため、調査に必要な人数は十分足りているということで、今回の調査の予定にはなかったけれど、希望者はちょっと釣りでもしてみればという話になった。

なぜなら私が前日に、一応釣り道具を持ってきていることをさりげなくアピールしたからだ。

あくまで捕獲が目的ではない調査への参加だとわかってはいても、時間があればちょっとでいいから竿を出して個人としてタキタロウに挑みたいと思っていたメンバーは私以外にも数名いて、一緒に竿を出すことになった。
せっかくだからとボートで対岸まで運んでいただいた。まさに一生に一度の贅沢である。
せっかくだからとボートで対岸まで運んでいただいた。まさに一生に一度の贅沢である。
上が今回のために用意したルアーで、下が管理釣り場などで使用しているルアー。
上が今回のために用意したルアーで、下が管理釣り場などで使用しているルアー。
私なんかにタキタロウが釣れるとは思っていないのだが、それでも釣れる可能性がある場所にいくのだからと、出発前に釣具屋へいき、「ルアーください」「何を釣るのですか?」「タ、タキタロウ…」という恥ずかしい話をして、大きなルアーも買っておいてよかった。
大鳥池の南側には3本の沢が流れ込んでいるのだが、その水は地下に染み込んでいるようで、地上では沢と池がつながっていないようだ。
大鳥池の南側には3本の沢が流れ込んでいるのだが、その水は地下に染み込んでいるようで、地上では沢と池がつながっていないようだ。
こっちの沢も枯れているが、水の流れる音はしている。もしかしたら水は地下を流れているのかもしれない。
こっちの沢も枯れているが、水の流れる音はしている。もしかしたら水は地下を流れているのかもしれない。

イワナが一匹釣れました

携帯の電波も入らないような山奥で、タキタロウが住む大鳥池に向かって竿を出せるという幸せ。しかも徒歩では到達困難な場所へとボートで運んでいただいての釣りだ。なんだか全国の釣り人に恨まれそうなシチュエーションだ。

タキタロウの調査に参加させていただいただけでも、それは十分誇れるものだし、一生の思い出となる体験なのだが、さらに特別な場所からタキタロウ釣りに挑むという経験をさせてもらったことに、ただただ感謝である。
タキタロウの子供なら釣れてしまうような気もする。可能性がゼロじゃないって素晴らしい。
タキタロウの子供なら釣れてしまうような気もする。可能性がゼロじゃないって素晴らしい。
私より本気で大きなルアーを投げていた同行の隊員。ちなみに釣りをしたからわかる調査結果というのも当然ある。
私より本気で大きなルアーを投げていた同行の隊員。ちなみに釣りをしたからわかる調査結果というのも当然ある。
両生類の卵かと思ったら、渓流魚のご馳走であるカワゲラの卵だそうです。
両生類の卵かと思ったら、渓流魚のご馳走であるカワゲラの卵だそうです。
浅瀬にはアブラハヤがたくさん泳いでいた。夜になるとタキタロウは浅瀬に来て、これらを食べているのかもしれない。
浅瀬にはアブラハヤがたくさん泳いでいた。夜になるとタキタロウは浅瀬に来て、これらを食べているのかもしれない。
もちろんタキタロウを釣る気があってこの場で竿を出しているのだが、もし本当に釣ってしまうといろいろ大変な気もするので(それこそ山形新聞の一面を飾るレベルの新聞沙汰だ)、なにやら謎の大物がハリに掛かって、粘ったものの残念ながら糸が切れてしまったというのが理想なのかもしれない。

結果としては、昼飯を挟んで一日中この場所で釣りをさせていただき(何しに来たんだという話なのだが)、25センチほどの魚を1匹釣ることができた。

あごが普通の形をしているので、残念ながらタキタロウの子供ではなく、この池に多く生息している一般的なイワナのようだ。もし私が三平ならこれをエサにしてタキタロウを釣るところだが、これで十分満足なのでリリース(しようか迷っていたら自分から逃げていった)。

元気に泳いで消えて行ったあのイワナが、もしかしたらタキタロウに化けるのかもしれなと、何となく思った。
せっかくなので写真だけでも大きくしましょうか。
せっかくなので写真だけでも大きくしましょうか。
こちらは同行者が釣ったイワナ。スマートだがヒレがとても大きい気がする。タキタロウはヒレが大きいのが特徴なので、もしかしたらその遺伝子が流れているのかも。
こちらは同行者が釣ったイワナ。スマートだがヒレがとても大きい気がする。タキタロウはヒレが大きいのが特徴なので、もしかしたらその遺伝子が流れているのかも。
「わータキタロウ」かと思ったが、「まーた木だろう」。く、苦しい。
「わータキタロウ」かと思ったが、「まーた木だろう」。く、苦しい。
エコーサンダーによる調査船を撮影するテレビクルー。
エコーサンダーによる調査船を撮影するテレビクルー。
元ヨット部の田口さんが、ウェットスーツを着込んで潜水調査に挑戦。素潜りでは無理という結論に笑う佐藤事務局長。
元ヨット部の田口さんが、ウェットスーツを着込んで潜水調査に挑戦。素潜りでは無理という結論に笑う佐藤事務局長。

そして最後のミーティング

2泊3日の調査日程だが、最終日は後片付けをして下山の予定なので、実際の調査はこれにて終了。

ミーティングで聞いた話によると、今日もエコーサンダーにはそれらしき反応が水中深くにでたようで、本当になによりである。

また伊藤さんから発表された、各水深ごとの残留酸素量の報告が興味深かった。ダム湖などでは深くなるにつれて酸素が減り、魚の生息できない環境になっていくのだが、大鳥池は深い場所にも十分な酸素があることがわかったのだ。これは大鳥池の湖底がタキタロウの生存できる環境であることを示す大切なデータだ。
水中カメラには残念ながら魚影が写らなかったようだが、次につながる情報がたくさん集まったようだ。
水中カメラには残念ながら魚影が写らなかったようだが、次につながる情報がたくさん集まったようだ。
ところで地域おこし協力隊としてやってきた田口さんの、地元民からの愛されっぷりが立派だった。
ところで地域おこし協力隊としてやってきた田口さんの、地元民からの愛されっぷりが立派だった。
隊員が運んできたワインやら日本酒やらで乾杯!
隊員が運んできたワインやら日本酒やらで乾杯!
キャンプといえばカレー。タキタロウ調査はレトルトカレーを一番おいしく食べる方法だと思う。
キャンプといえばカレー。タキタロウ調査はレトルトカレーを一番おいしく食べる方法だと思う。
釣りキチ三平の世界にあるO池では、湖底の割れ目から温泉が湧いているという設定だったが、どうやら大鳥池には沢からの伏流水が大量に流れ込んでいて、酸素やミネラルをたくさん含んだ新鮮な水が、湖底から湧いているようだ。そして冷たい水を好むタキタロウは、その水が湧く場所に潜んでいるのである!

なんていうものもちろん仮説でしかないのだが、ボートを漕いでいた人からは、水が枯れているはずの沢の方向から、明らかに水の流れを感じたそうなので、この仮説は一理あるような気がする。

少しだけ真面目な話をしたりもする

この日は体力的に余裕があったので(なぜなら一日釣りをしていただけだから)、消灯後すぐに寝るのがもったいなく、同じようになんとなく眠れない人達と、しばらく外で話をしていた。

今回の調査を後押しした田口さんによると、これをきっかけにタキタロウの伝説や大鳥地区のことを少しでも知ってもらえて、釣りやトレッキングなどに来てくれる人がちょこっと増えてくれればいいかなと考えているそうだ。

もし一気に観光客が増えても、高齢化の進んだ大鳥では受け皿がなくキャパオーバーになってしまうし、余生を楽しみつつ浪漫を追いかける人達に無理はさせたくない。過疎化をどうにか止めたいけれど、プチバブルが欲しいわけではない。釣り人が増えすぎれば、それはタキタロウが住む環境への悪影響にもなる。

また調査隊に応募してきた伊藤さんの考えでは、観光客の増加というのは二次的なものであり、地元の人たちがずっとやりたいと思っていったけど、自分たちだけではと自信がなくてやれなかったタキタロウ調査を、地域おこし協力隊や外部の人が加わることでやれたこと、そしてやってみたらとても楽しかったということが大切なのではとのこと。
星空の下でマムシの黒焼きを食べさせられる田口さん。
星空の下でマムシの黒焼きを食べさせられる田口さん。
「なかなかうまいですよ!」と言い張る伊藤さん。
「なかなかうまいですよ!」と言い張る伊藤さん。
どんどん過疎化がすすんでいく、住人に自信がなくなっていく、でも実は宝となるものは大鳥にいっぱいある。そして田口さんのように外からの目線で価値を見つけ出し、拾い上げて、それを輝かせられる人がいる。

なにやら楽しいことをやっている地域となっていけば、そこから派生的に観光が生まれたり、人が集まってくる。

今回の調査中、我々のように余所から参加した隊員はもちろん、地元民である隊長や事務局長がずっと楽しそうにしていたことが、一番の成果なのだと思う。

最終日の様子

とうとうやってきてしまった最終日。すべての調査が順調に終わったので、この日は朝ごはんを食べて後片付けをしたら自由解散となった。すぐに下山をしてもいいし、自主的に調査を続けてもいいし、小屋で積もる話しをしてもいい。

タキタロウに関する新たな検討材料が今回の調査でたくさんあつまったところで、地図とデータを広げながら、タキタロウがどういう生態で、大鳥池のどこに潜んでおり、何をエサとして食べているのかといった、正解のない想像をしあうことが、とても楽しい。

今回の調査は、こういう楽しい話を今後もたくさんするためのものなんだなと今更ながらに分かり、右の膝をポンと叩いた。
大鳥池のタキタロウは、伝説と漫画と現実の世界が溶け合った、何時間でも話せるネタなのである。
大鳥池のタキタロウは、伝説と漫画と現実の世界が溶け合った、何時間でも話せるネタなのである。
そして地元の方と3日間、タキタロウ調査という一つの目的のために一緒にいたことで、文献などには残っていないような話を聞くこともできた。

工藤隊長の叔母が若いころは、海のマスが高いのでタキタロウをよく食べていたとか、タキタロウを生かして持ち帰って家で泳がせておいたとか、そのタキタロウが暴れると水が濁って米が研げなくて困ったとか、なかなか衝撃的な話である。

こういう話は皆さんがまだ元気なうちに、どんどんと聞き取り調査をしてもらいたい。がんばれ田口君。

そしてタキタロウのメスが住むといわれている池が近くにあるという話も伺ったので、下山を控えて体力を温存するべきなのだろうが、せっかくなのでそこも見てくることにした。やれることは全部やりたいのだ。
山小屋から30分くらいブナ林を歩いたところに、メスのタキタロウが住むといわれている三角池(みすまいけ)があるそう。
山小屋から30分くらいブナ林を歩いたところに、メスのタキタロウが住むといわれている三角池(みすまいけ)があるそう。
昔は沢が流れ込み、大鳥池ともつながっていたそうだが、今は独立した池なっているようだ。タキタロウよりもライギョとかが似合うかな。
昔は沢が流れ込み、大鳥池ともつながっていたそうだが、今は独立した池なっているようだ。タキタロウよりもライギョとかが似合うかな。
透明度はとても高いので、この池にもどこからか湧き水が流れ込んでいるのだろう。もしや秘密の地下水道を通じて大鳥池とつながっていて、そこを通ってタキタロウが…なんていう妄想がとまらない。
透明度はとても高いので、この池にもどこからか湧き水が流れ込んでいるのだろう。もしや秘密の地下水道を通じて大鳥池とつながっていて、そこを通ってタキタロウが…なんていう妄想がとまらない。
かっこいいカエルがたくさんいました。モリアオガエルらしいです。
かっこいいカエルがたくさんいました。モリアオガエルらしいです。
そして山小屋で三平を読み返してみる。本物の大鳥池を知ってから読むと、また味わい深いのだ。
そして山小屋で三平を読み返してみる。本物の大鳥池を知ってから読むと、また味わい深いのだ。
そして昼食までご馳走になった。スープ代わりにとカップラーメンも勧められる。
そして昼食までご馳走になった。スープ代わりにとカップラーメンも勧められる。
こんな感じの三日間だったのだが、とにかく楽しかったの一言。まさに一生の思い出として残る時間を一緒に過ごさせていただいた。あと食べすぎで2キロ太った。

今回の調査にあたっては、そんなことをしてはダメだとか、伝説は伝説のままにしておけとかいう声もあったかもしれないが、そのままにしたら埋もれてしまって二度と掘り起こせなくなってしまうかもしれない。

この30年振りとなる調査を通じて、大鳥に長年住んできた地元の方から、大鳥へと移住してきた若者に、タキタロウの伝説というバトンが、しっかりと渡されたのだと思う。
タキタロウが住むという池を眺めながら、おいしい水を飲むだけでも、ここまでくる価値はあるような気がします。
タキタロウが住むという池を眺めながら、おいしい水を飲むだけでも、ここまでくる価値はあるような気がします。
下山道にて。渓流釣りやトレッキングには最高の場所だと思う。
下山道にて。渓流釣りやトレッキングには最高の場所だと思う。
そしてやっぱり湧水の存在が素晴らしい。そろそろ紅葉も始まる季節だ。
そしてやっぱり湧水の存在が素晴らしい。そろそろ紅葉も始まる季節だ。
なにげなく生えている巨木。実際に大鳥池までいってみると、やっぱりタキタロウは存在するなという気になると思うよ。
なにげなく生えている巨木。実際に大鳥池までいってみると、やっぱりタキタロウは存在するなという気になると思うよ。
9月なのにアジサイの花が咲いていた。やっぱりタキタロウはいるな。
9月なのにアジサイの花が咲いていた。やっぱりタキタロウはいるな。
吊り橋前の休憩所にて。
吊り橋前の休憩所にて。
下山してタキタロウ館の前で、残ったメンバーとちょっとした打ち上げ。
下山してタキタロウ館の前で、残ったメンバーとちょっとした打ち上げ。
隊長、お疲れ様でした!
隊長、お疲れ様でした!
この記事は私の個人的なレポートだが、近日中に公式の調査結果が発表されると思うので、そちらもぜひお楽しみに。田口さんのブログとかで告知されるはず。

大鳥はいいところでした

タキタロウ調査の目的のひとつに、30年前とどれだけ環境が変わっているのかを調べるというのもあったのだが、前回の調査を知っている佐藤事務局長によると、マナーの悪い釣り客や登山客によってゴミが増えた時期もあったが、最近はゴミもほとんどなく、豊かな自然環境がそのまま守られているとのこと。

大鳥地区はとにかく気持ちのいい場所だったので、来年の雪が解けた頃にでも、またのんびりしに来てみたいと思う。
帰りは一緒に写真を撮る人ができた。
帰りは一緒に写真を撮る人ができた。
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