ドリアンを買いに行く
近所のスーパーに当たり前のように売っていないドリアンを求めて、変わった食べ物の聖地である上野アメ横に来た。
アジアンチックな果物屋さんがあるぞ。
ドリアンありますか?
「あるよ」と言われて奥へ行くと、確かにあった。
5000円のやつが一つあった…。ドリアの具としてはかなり高価な食材だと思う。
この試みから手を引こうかと思いはじめた時に、良いものを見つけた。ドリアンが少量ずつパックされていたのだ。
地面に置かれていたので気がつかなかった。
500円でドリアンを手に入れ、帰り道で大変な匂いに悩まされながら帰宅。
匂いだけで東南アジアへ来たみたい。
ドリアを作ろう
まず普通にドリアを作る。きっとおいしいはずだ。この果物を乗せなければもっとおいしいのだろうな。
ホワイトソースを作って
ご飯にのせて
チーズとドリアンをのせて
焼く。
ドリアンドリア
猛烈な匂いとともに焼き上がった。へー、これがドリアンドリアか。初めて見た。
写真で匂いを伝えられないのが残念です。
見た目は色が似ている事もあって違和感なくなじんでいる。うん…とてもおいしそうですね。せっかくなので食べてみましょう。
意外な味
甘ったるい香りに戸惑いながら食べてみると、そんなに悪くなかった。チーズとドリアンが似ているのですんなり受け入れられる。
ホカホカのドリアンはとても甘い。
甘さに慣れてくるとチーズとのハーモニーを楽しめる。
濃厚なもの同士がケンカせずマッチしてる。計算外。
ドリドリおいしい
だじゃれで決めた料理だけど予想を超えておいしいので困った。
でももっと困る事がある。がんばっておいしくする試行錯誤の様子を書こうと思っていたのに、ページ数がもたないのだ。どうするの。
「ドリアにしておいしい果物はどれだ」
後半は、そういう事にします。
まずはバナナドリアを試してみたい。
バナナいきます!
バナナのせます!
バナナ焼きます!まあおいしそう。
見た目の安心感であまり抵抗はない。
あ、普通にちゃんとした食事!トーストにチーズとバナナを乗せて焼いたやつがおいしいのと同じだ。
これも成功
焼バナナというものがあるけど、やっぱりチーズと合う。南国フルーツの甘さはチーズと合うんですね。
マンゴードリア
南国フルーツの代表格マンゴー。これは良い線いくんじゃないか。
このまま食べたいよね。
乗せて~
焼いて~。熟れた果物を焼くといちいちおいしそうなのだ。
ドリアンの後だと何でも躊躇せず口に運ぶ事ができる。
うま!マンゴー裏切らないな。
今のところ、一位!
ホワイトソースにフルーティーな甘みとちょっとの酸味が加わって実にゴージャス。冷えたマンゴーを食べるより風味が強くなっている。温めた事でフルーツの味が増すのだ。ミカンのようにマンゴーもストーブで焼いたらきっとおいしいと思う。
ハワイアンドリア
料理に使う果物として思い浮かべるのは、酢豚やハンバーグでおなじみのパイナップルじゃないだろうか。
パイン丼
焼いた。
あ…、酸っぱい。
酸っぱいナップル
意図せずこれもだじゃれ料理になってしまった。
元々このパイナップルがちょっと酸っぱかったせいで、あまりおいしいとはいえない結果になってしまった。甘みが極端に少ないのだ。どうやらフルーツドリアは甘くなきゃだめらしい。
糖度の問題かー。
メロンドリア
これは一つ味見をしたら、涙が出るほど甘かった。よし、期待大。
この甘さにメロンメロン!
いろどりもよい。いろドリアと名付けよう。
焼くと透き通るメロンにどきどき。このシズル感にメロンメロン!(二回目)
いや絶対うまいでしょう。
んーーーーー、至福。
本当にメロンメロンになった
マンゴーをさらにみずみずしくして、噛まずに飲み込めるくらいに柔らかい。チーズがとてもよく合う。上品な甘さのみで、酸味はゼロ。それがよいのかもしれない。
ドリアの具は鶏肉を使ったのだが、肉との相性もよかった。これもしょっちゅう生ハムを乗せられるメロンの実力という事で合点がいった。
間違いなく今日の一位はメロン。食べてもらった家族の意見も一致した。
メロン果汁がチーズの上に溜まっているのがわかりますか。これがまたうまいのです。皿にデリシャスって書いてあるのちょっと恥ずかしいけど。
ドリアンドリアの事、すでに忘れた
以前当サイトで「
果物はおかずになれるのか」という実験があった。この記事によると白いご飯に生のフルーツはあまりマッチしなかったようだ。しかしドリアに乗せて焼けばこのハードルは超えられるという事がわかった。メロン以上の結果を出せる果物がまだ探せばあるのかもしれないが、今まで食べたドリアの中でも一位くらいだったのでとても衝撃を受けている。メロンえらい。