レゴブロックがよく床に落ちている
わが家には小学生男子が二人いて、よくレゴブロックで遊んでいる。私も子どもの頃からレゴが大好きだったし、自由な発想でブロックを組み上げて色々な形を作っていくという行為は脳の発達にとってよさそうでもあるし、と、奨励するような気持ちで見ている。
レゴの部品がごちゃごちゃに入ったプラスチック製のボックスがあって、子どもらはそれをひっかき回して色々作って遊ぶのだが、きちんと片付けるように何度言っても小さなパーツが忘れ去られて床に落ちている。
そして、私は気づかずにそれを踏んでしまう。「うああー!!」と大きな声が出て、床に倒れてしばらく身もだえるほどの痛さである。
「頼むから一つ残らず片付けてくれ!」と子どもに命じつつ、頭の片隅で、「このブロックを足つぼの図みたいに並べて踏んだらいい刺激になるのでは」と思う自分もいた。暇だし、試してみよう。
なんとなく足つぼのイメージで並べる
「足つぼ」というワードで画像検索してみると、“足のこの部分を刺激するとこの内臓に効果的である”ということを図示したイラストがたくさん出てくる。
足を刺激することが体の別の部分に作用をもたらすなんて、改めて考えると不思議な気もするが、古くから提唱されている民間療法で「リフレクソロジー」とか「反射療法」とか呼ばれる。町の中にも足つぼマッサージをしてくれるお店ってたくさんある。私たちの中でも、「足のツボを刺激するのは体にいいこと」というのは当たり前のことのように認識されていると思う。
足を傷つけないように適度に刺激するぐらいなら悪いことではあるまい。そう思いつつ、レゴを並べていくことにした。子どもたちには「洗濯したての綺麗な靴下を履いて踏むから」、と許可を得てある。
普通にレゴで遊ぶ楽しさを感じ始める
足裏の形になるように、左右のカラーリングができるだけぴったり対照になるように、と、なんとなくこだわりながらブロックを探して組んでいくのだが、これがもはや普通にレゴとして楽しい。
平らじゃ刺激が足りない
とりあえずこんなもんか、と並べてみた。
これを踏んでみる。当然のことだがレゴは素足で踏むことを目的として作られたものじゃないだろう。なので厚手の靴下をチョイスしてある。
まったく痛くない。そう、予期していたことではあるが、平らにブロックを並べてしまったら、ただの床と同じなのだ。体重が分散してしまい、どこも痛くない。そりゃそうだよな、ははは。
つまり、ここにさらにツボにあわせた突起を作っていかねばならないわけだ。たとえば、私が個人的に一番気にしている「肝臓」あたりを一段高く盛り上げてみる。
そうしてもう一度乗ってみると、うんうん、悪くない。悪くないが、まだ全然刺激がたりない。もっとピンポイントでブロックを設置したほうがいいな。
自分の手で足の裏を押してみて、ちょっと痛くて気持ちいいあたりにちょうど当たるようにブロックを設置するよう工夫。
そうして乗ってみるとどうだ。痛い!かなりこれは足つぼマッサージらしい刺激である。
それからしばらく、ブロックの位置を変えて足を刺激して遊んだ。そうしながら思ったのだが、これってレゴブロックでやってるからちょっと愚かな行為みたいに思えるけど、実際にヘルスケア商品として、こんな風に自分の刺激したい場所に突起を自由に配置できる足つぼプレートがあったら最高なんじゃないか?商品化されてヒットしてもおかしくないのでは……。
急にギラギラした思考がよぎり、ニヤニヤした。
・企画趣旨説明
・ムシューダの「おわり」
・線香花火をすると春でもセンチメンタル
・歯磨き粉の人になる
・ゾウのお絵描き(動物園のゾウがやる芸)をアームカバーをかぶせた腕で再現する
・カレーメシをご飯にかけて食べる
・子どもにとってのランドセルの重さは大人にとってどれぐらいなのか
・サプリメントを美味しくする
・パン粉からパンを作る
・朝日を浴びながらアサヒビールを飲む
・リモート会議で顔を増やす
・萩の月の空き箱に弁当を詰める
・十段のりべん作る
・サンドイッチをビックマックだと思って食べる
・目の錯覚柄の床をあつめる
・ネクタイを大量に巻く
・タピオカピザに対抗して、ナタデココ(かティラミス)ピザを作る
・オンライン通話で自分と対峙する
・ダンボールハウスを秀和レジデンスにする
・スマートスピーカーに敬語で話しかける
・ワイングラスで味噌汁を飲む
・玉ねぎをぜんぶ剥く
・手持ちの漫画、背表紙の数字ぜんぶ足す
・雑草の成長を見守る
・無印良品のキャッチコピーと会話する
・シールブックのシールを入れ替える
・オムライスのチキンライスの気持ちになる
・5倍巻きのトイレットペーパーを買う
・ヨーグルトに飲むヨーグルトを入れる
・弁当を解凍モードで温める
・コーンの缶詰からとうもろこしを再現する
・マウスをモニタに当てて操作する
・つけまつげをたくさんつける
・すあまを柏餅みたいにする
・ののしりを朗読する
・コンビニの経年変化を眺める
・電動コーヒーミルの限界に挑戦する
・ふえるわかめで家を破壊する
・レゴを踏んで元気になる
・超簡単にペン回しできる指輪を作る
・ノートをSDカードの形にする
・ハム園に見える公園を探す
・80デニールのタイツを3枚履く
・洗濯のりで折り鶴をピシッとさせる
・段ボール箱をボディプレスでつぶす
・4連のお菓子をつなげて40連にする
・ロールケーキを立てて食べる
・iPadに孫の手で馬子の絵をかく
・カレーパンにカレーをたっぷりかける
・「蝦」と突然送ったら「暇」と見間違えて返事が来るか検証する
・かき氷機を使わずにかき氷を作る
・カップスープをエスプレッソだと思って飲む
・ついに3枚切りの食パンを買う(かとおもいきや)
・スーツにデニムのジャケットを合わせてみる
・刺身を焼肉用の肉とうっかり間違えて焼いて食べる
・ポケットを小銭でパンパンにしてジャンプする
・食パンを刻んでパズルにする
・天井を見る
・床ザメを住まわせる
・アボカドを完全体にする
・朝起きてすぐ一句読む
・シルバニアファミリーコンピューターを作る
・モナカアイスの中に好きなものを入れて良いことにする
・読んでない本にふせんを貼って読んだことにする
・折り紙の魚を煮え立つ鍋で泳がせる
・役所の書類記入サンプルの氏名を調べる
・品川であそぶ
・コンビニおにぎりの海苔とおにぎりを別に食べる
・餃子の皮でシウマイの皮を包む
・窓から車に乗る
・わざわざ凍らせたレモンでレモン水を作る
・めちゃくちゃきれいにしてから靴をなめる
・朝イチに辞書を開いて真っ先に見たワードを「ラッキーワード」とする
・リモート会議で居留守をする
・「蛍の光」を作業BGMにする
・ミレニアム・ファルコンをナンで作る
・炭酸飲料の炭酸を抜いてから飲む
・「盛りこぼし」でコーンポタージュを飲む
・自分のイニシャルが描かれた服を着る
・蚊取り線香をまっすぐにする
・アイロンでトーストを焼く
・アルコールを嗅ぎながらウーロン茶を飲んでウーロンハイ気分になる
・テレビのリモコンを「鬼滅の刃」っぽくする
・メール飲み会
・ベランダでラーメンの湯切りをする
・甘い汁を吸う
・県っぽい形を描く練習
・一人だけど自分がいっぱいの写真を撮る
・ミルクレープを分解してふぐ刺しみたいに盛る
・動物のガードフェンスをあつめる
・森でオカリナを吹く
・袋入りのスナック菓子を1つだけ食べて我慢する
・ハッピーターンを粉にする
・食パンの両面にジャムをぬる
・QRコードを筆で書く
・ダイソンの扇風機の箱をギターケースみたいに背負う
・麦茶を煮つめすぎてから水で割る
・生食パンを焼く
・ティッシュケースから万国旗を出す
・銀色の服を着て宇宙から来た人としてふるまう
・洗剤の泡で3Dラテアートを作る