すあまを柏餅みたいにする

5月に食べるおいしい餅でおなじみ、柏餅。

葉っぱに包まれた食べ物というのはこれ以外にも特にアジアにはありそうだけれど、日本ではあまり他にない。ちまき、桜餅、沖縄のむーちー、おにぎり、くらいだろうか。ないとか言ったけど結構あるな。

葉っぱに包まれた食べ物って他にないよね、という使命感に駆られて書き始めたのだけれど、考えてみたら結構あった。でもせっかくだから続ける。柏餅みたいに葉っぱに包まれたお菓子を他にも開発できないだろうか。

たとえば洋菓子だとどうか。

柏の葉でチョコパイを包んだ時点で記事に限界を感じた。チョコパイは粘度がないので柏の葉が止まらないのだ。試しにこの状態で食べてみたけれど、チョコパイを柏の葉で包んだな、くらいしか書くことがない。

ベルギーワッフルはどうだろう。

一度ヨーロッパで本場のワッフルを食べたことがあるのだけれど、その時は皿に載せたワッフルにチョコがたっぷりとかけてあった。あれは美味しかった（ただの自慢）。

しかしだ

ワッフルの甘くバターな香りと柏の葉の緑の香りとがピタリとマッチするのだ。ベルギーに柏の木が生えていなかったら今すぐ植えるべきである。チョコとかかけてる場合じゃない。

次はこちら。中がなんだかわかるだろうか。

答えはどら焼きである。大きすぎて一枚では足りなかったので二枚でサンドしたら何がやりたかったのかまったくわからなくなった。でも手が汚れないので食べやすいのは確か。

正解を見つけたので次で最後にする。

僕は大人になるまですあまの存在を知らなかったのだけれど、あれ美味しいですよね。ういろう好きの愛知県民にもウケるんじゃないかと思う。いや、愛知県はういろう食べるな。

そんなことより柏すあまである。すあまはべとべとしているので食べにくいのだけれど、さらりとした柏の葉で包んだことで手でいける。柏の葉はすあまに残ることがないのでとても食べやすい。

そして特筆すべくはその香りの妙である。

無臭のすあまに柏のいい香りがほのかに移るのだ。これは美味しい。どうやって食べたらいいのか、いつ食べたらいいのかわからなかったすあまに、柏の葉が新しい可能性を与えてくれた。

全体的に言い過ぎた気もするが、やってみるとこの興奮わかってもらえると思います。レッツエンジョイ5月！