ばかばかしい記事100連発 2020年5月5日

電動コーヒーミルの限界に挑戦する

押しっぱなし!

最近、電動のコーヒーミルを買った。
力もいらず、あっという間に豆が挽けて、僕みたいなものぐさにはちょうどいい。

ただ、買ったのが安いモデルだからなのか、挽き加減(細かさ)の調節をする機能がついていない。
スイッチを押し続ける時間によって、粉の細かさが変わるという明快なシステムなのである。

では、ずっとスイッチを押し続けたら、どうなっちゃうんだろう。

北海道在住の大学生。演劇サークルに所属していますが、やったことがあるのは音響担当・舞台装置担当・当日宣伝担当で、一度も演技をしたことがありません。好物はパステルのなめらかプリン。

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まずは普通に挽きましょう

今回、限界に挑戦させられるのがこちらのミル。
Amazonで2000円くらいで買った。比較的安物の電動ミルである。

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在宅の質を上げるためにちょっといいコーヒー豆を買ったら「豆」だったので、慌てて買ったのだ

コーヒー豆を入れて…

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ざざっ

スイッチを10秒ほどプッシュ!

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ガガガ…

すると、一般的な細かさ(中細挽き?)に挽くことができる。

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よく見る細かさ!

1人前のコーヒー豆の量では、スイッチを10秒間ほど押し続けるのが最適だと経験上わかっている。ドリップするのにちょうどいい細かさに挽けるのだ。

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おいしいコーヒーがはいりました

でも、僕は「その先」も見てみたい。

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ではスイッチを押し続けます

さあ、「その先」へ行こうじゃないか。

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説明書によると設計上1分以上押し続けるとまずいようなので、ぎりぎりを攻めて1分でいきましょう

コーヒー豆を入れて…

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ざざっ…

1分間スイッチを押し続ける!
いつもより多く回しております!!

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スイッチオン

1分後。豆はどのくらい細かくなっただろう。

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スイッチオフ!
カバーに粉がくっついてしまって中の様子がぜんぜん見えない!
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おお~、細かい

めちゃくちゃ細かくなった。
普通の細かさが砂場だとすると、これは鳥取砂丘かというくらいサラッサラだ(鳥取砂丘には行ったことないので100%イメージです)。

砂で例えるとかなりわかりにくいので食材で例えるとすると、ココアパウダーくらいの細かさだ。そのままお湯を入れたら飲めそうなくらい。本当にやったらじゃりじゃりしてまずそうなのでやらないけれど。

細かく挽いたコーヒー豆はもっぱらエスプレッソなどに用いられ、ペーパードリップに使おうとすると、フィルターが目詰まりしてしまうらしい。

実際どうなんだろう。淹れてみよう。

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ドリップ!
(ものぐさなのでカップに直でドリッパーを置きます)
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ぜんぜん落ちてこない…

やはりフィルターがひどい目詰まりを起こしているようで、コーヒーがぜんぜん落ちてこない。いつもはドバドバ出てくるのに。

結局、カップ1杯のコーヒーを淹れるのに、10分強かかった。いい暇つぶしである。

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挽くのも淹れるのも時間かかってます、って言ったらなんだか高級そう
18.jpg
真っ黒だ!

見た目は黒々としていて、どこからどう見てもフルボディ感満載である。飲んでみよう!

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いただきます
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濃っ

電動コーヒーミルの限界のその先にあったのは、中途半端に濃いコーヒーだった。今度はエスプレッソマシンを買おう。

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