コンビニおにぎりの海苔とおにぎりを別に食べる

味がダイレクト

どうだろう。あらためて見ると私たちはこうしてまったく中のおにぎり部分を見ずにおにぎりに海苔を装着している。

すごい技術だ。

こうしてお食べください、とパッケージに書いてあるし便利なのでそう開ける日々だが、でも従わずに食べるのもまた自由であることを忘れてはいけないように思う。

コンビニには海苔の付いてないおにぎりや塩むすびもあるわけだが、こうして海苔付きのものの海苔をわざわざ巻かないのにはちょっとしたやってる感があった。

おかかのおにぎり、海苔なしで食べると思った以上にご飯に塩が強いのが分かる。

味が濃い。

ただ、三角形の形はそのままなので、おにぎりを食べているなという実感は全く損なわれない。

かつてなく飯が筒

手巻タイプも海苔なしで食べてみた。

なんだろう、海苔を食べてしまってこうしてひとりになると、見たことない感じがすごい。こんな食べ物ない。

持つとしなってぐらぐらする。不安定だ。海苔、あんなペラペラなのにちゃんと中を支えていたのだな。

海苔が巻いてあれば不自然ではないのに、こんなにも飯が筒みたいだったことがかつてあったろうかと新鮮だった。

おにぎりとは全く逆の感想だった。

海苔付きのおにぎりに海苔を巻かないという、そういう小さな自由が手の上にはある。意味の有無はさておき、ある。