日本では閉店の曲としてお馴染みの「蛍の光」。私たちが「蛍の光」だと思ってるあの曲、実はスコットランドの民謡「オールド・ラング・サイン」を原曲として三拍子に編曲したものであることが多いらしく、本当は「別れのワルツ」という曲らしい。だが、この記事ではなじみがある「蛍の光」呼びで統一する。
試しに1日、この「蛍の光」を作業用BGMにして作業をしてみることにした。
作業前予想 |
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・焦る気持ちになり作業が進むか、もしくは気が狂いそうになるかのどちらかでは ・切ない気持ちになりそう ・意外に癒されるのでは? |
こちらが作業前の予想だ。身近なのに普段意識しないBGMすぎて「蛍の光」のこと“顔は知ってるけどあんまりしゃべったことがない人”的に思っている節がある。あらためて向かい合うと私、「蛍の光」のことなんも知らないんだな……。
作業開始
最初に蛍の光を流しはじめた時、「うわー」と思った。この「うわー」とは、“なんでこの音楽が家で流れてるんだ?”という感情からくる「うわー」だ。脳が困惑している。
いつもぼんやり聴いてる蛍の光をじっくり聴くことのできる機会だったわけだが、ひとつ言えることは演奏の豪華さに驚いた。こんなにいろんな楽器の音がしていたのか。これはちょっと面白い発見だった。
スーパーの閉店間際に入った時、ショッピングモールに滞在していたら蛍の光が流れた時、いろいろな地味な記憶がフラッシュバックする。自分が死ぬときに流れる走馬燈がこれだったら死んでも死にきれないなと思った。
外からは太陽の光が部屋に差し込み、鳥の声、バイクの音など日常の生活音が聞こえている。だがそれと同時に蛍の光がひたすら流れる部屋。なんだろうこの体験は。「蛍の光」と向き合うのは、一種の自分探しになるんじゃないかと思う。
……だが、30分ぐらいたったら「蛍の光」にすっかり慣れてしまった。予想していたところではあったが、実際に結構BGMに癒されてしまい、焦るどころか穏やかな気持ちで作業をすることができた。
「蛍の光」は意外にも作業BGM向き
というわけで「蛍の光」は作業BGMにも向いていることがわかった。テレビをつけて作業するよりも格段にやりやすかった。今後スーパーなどで「蛍の光」を聴いた時、うっかり癒されてしまわないか心配だ。
ちなみに蛇足情報として、「蛍の光」を流しながら家事をしたら“閉店作業をする気持ち”になり、いつもより作業が捗ったことを最後に記しておく。
・企画趣旨説明
・ムシューダの「おわり」
・線香花火をすると春でもセンチメンタル
・歯磨き粉の人になる
・ゾウのお絵描き(動物園のゾウがやる芸)をアームカバーをかぶせた腕で再現する
・カレーメシをご飯にかけて食べる
・子どもにとってのランドセルの重さは大人にとってどれぐらいなのか
・サプリメントを美味しくする
・パン粉からパンを作る
・朝日を浴びながらアサヒビールを飲む
・リモート会議で顔を増やす
・萩の月の空き箱に弁当を詰める
・十段のりべん作る
・サンドイッチをビックマックだと思って食べる
・目の錯覚柄の床をあつめる
・ネクタイを大量に巻く
・タピオカピザに対抗して、ナタデココ(かティラミス)ピザを作る
・オンライン通話で自分と対峙する
・ダンボールハウスを秀和レジデンスにする
・スマートスピーカーに敬語で話しかける
・ワイングラスで味噌汁を飲む
・玉ねぎをぜんぶ剥く
・手持ちの漫画、背表紙の数字ぜんぶ足す
・雑草の成長を見守る
・無印良品のキャッチコピーと会話する
・シールブックのシールを入れ替える
・オムライスのチキンライスの気持ちになる
・5倍巻きのトイレットペーパーを買う
・ヨーグルトに飲むヨーグルトを入れる
・弁当を解凍モードで温める
・コーンの缶詰からとうもろこしを再現する
・マウスをモニタに当てて操作する
・つけまつげをたくさんつける
・すあまを柏餅みたいにする
・ののしりを朗読する
・コンビニの経年変化を眺める
・電動コーヒーミルの限界に挑戦する
・ふえるわかめで家を破壊する
・レゴを踏んで元気になる
・超簡単にペン回しできる指輪を作る
・ノートをSDカードの形にする
・ハム園に見える公園を探す
・80デニールのタイツを3枚履く
・洗濯のりで折り鶴をピシッとさせる
・段ボール箱をボディプレスでつぶす
・4連のお菓子をつなげて40連にする
・ロールケーキを立てて食べる
・iPadに孫の手で馬子の絵をかく
・カレーパンにカレーをたっぷりかける
・「蝦」と突然送ったら「暇」と見間違えて返事が来るか検証する
・かき氷機を使わずにかき氷を作る
・カップスープをエスプレッソだと思って飲む
・ついに3枚切りの食パンを買う(かとおもいきや)
・スーツにデニムのジャケットを合わせてみる
・刺身を焼肉用の肉とうっかり間違えて焼いて食べる
・ポケットを小銭でパンパンにしてジャンプする
・食パンを刻んでパズルにする
・天井を見る
・床ザメを住まわせる
・アボカドを完全体にする
・朝起きてすぐ一句読む
・シルバニアファミリーコンピューターを作る
・モナカアイスの中に好きなものを入れて良いことにする
・読んでない本にふせんを貼って読んだことにする
・折り紙の魚を煮え立つ鍋で泳がせる
・役所の書類記入サンプルの氏名を調べる
・品川であそぶ
・コンビニおにぎりの海苔とおにぎりを別に食べる
・餃子の皮でシウマイの皮を包む
・窓から車に乗る
・わざわざ凍らせたレモンでレモン水を作る
・めちゃくちゃきれいにしてから靴をなめる
・朝イチに辞書を開いて真っ先に見たワードを「ラッキーワード」とする
・リモート会議で居留守をする
・「蛍の光」を作業BGMにする
・ミレニアム・ファルコンをナンで作る
・炭酸飲料の炭酸を抜いてから飲む
・「盛りこぼし」でコーンポタージュを飲む
・自分のイニシャルが描かれた服を着る
・蚊取り線香をまっすぐにする
・アイロンでトーストを焼く
・アルコールを嗅ぎながらウーロン茶を飲んでウーロンハイ気分になる
・テレビのリモコンを「鬼滅の刃」っぽくする
・メール飲み会
・ベランダでラーメンの湯切りをする
・甘い汁を吸う
・県っぽい形を描く練習
・一人だけど自分がいっぱいの写真を撮る
・ミルクレープを分解してふぐ刺しみたいに盛る
・動物のガードフェンスをあつめる
・森でオカリナを吹く
・袋入りのスナック菓子を1つだけ食べて我慢する
・ハッピーターンを粉にする
・食パンの両面にジャムをぬる
・QRコードを筆で書く
・ダイソンの扇風機の箱をギターケースみたいに背負う
・麦茶を煮つめすぎてから水で割る
・生食パンを焼く
・ティッシュケースから万国旗を出す
・銀色の服を着て宇宙から来た人としてふるまう
・洗剤の泡で3Dラテアートを作る