特集 2024年1月18日

スーパードライに自分を映す

酔った俺を映してくれ

スーパードライの缶はシルバーでツヤツヤしていてこちらが映る。映るのは大抵ビールを飲んで酔っ払った自分の顔である。見たくない。

しかし見たくないものを敢えて見せてくれる、この姿勢こそがスーパードライなりの誠実さなのではないだろうか。

考えてみると確かに誠実だと思う。だからもっと映るように磨いた。

1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー

前の記事:パンを球にする


スーパードライに顔が映る

家でスーパードライを飲んでいたら、缶に自分の顔が映った。

このように

「楽しく飲めているか? 気持ちよく笑えているか?」「量はどうだ? 飲みすぎていないか?」とこちらの顔を映して常に問いかけてくるスーパードライ。 

自分と、缶に映る自分とのコミュニケーションが発生する唯一のビール。これは嗜好品として誠実だと思った。

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もっと映そう

その誠実さに敬意を表して、もっとくっきり映るように缶を磨こう。

ビールを飲んだ俺の顔を、もっとクリアに見せてくれ!

ちょうど枠があった。この中をピカピカにしよう

まずは缶の用意だ。中のビールに悪い影響があったら嫌なので、ビールを飲んで空き缶を作る。 

お昼ご飯
ハンバーグ映ってるな

「自分へのご褒美」「忘年会」「打ち上げ」など、酒を飲む理由はたくさんあるが「磨きたいから」という理由もあるのだ。

自分のタイミングじゃない飲酒は、少し味わいが違った。会社の飲み会みたいな味がしたけど嫌いじゃないなと思った。 

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酔っ払って磨く

ビールを飲み、頭をグラグラさせながら紙やすりで磨いていく。

#500のやすり。文字が消えた

良い感じだ。酒を飲んだ余韻を感じながらの研磨作業は気持ちが良かった。 

15分ぐらいで真ん中の黒い文字が消えた
もう15分で枠の中の文字が消えた

マット調の加工の部分も削りたいので、枠の中に満遍なくやすりをかけた。

粗いやすりなのでデコボコしていて自分の顔が映らない。ここから目の細かいやすりで、表面を滑らかにしていく。 

#1000の耐水ペーパーで磨いたスーパードライ
#2000の耐水ペーパーで磨いたスーパードライ
映ってきた?

写真では分かりづらいがかなりピカピカになってきた。最後にこちらである。 

金属研磨剤

アルミニウムポリッシュという金属研磨剤。 

ドライバーや、タイヤのホイールを磨くものらしい。色々なアルミがピカピカになって箱に載っていた

これを布に付けて缶をこすり、別の布で拭き取る。 

お、いいぞ!

かなりピカピカになった。顔が映っているぞ! 

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外だとすごく映る

映さなくていい僕の顔を映してくれたスーパードライ、もっと映るように磨いたらこうなった。

外だとすごい
俺じゃん

嬉しくて同じような写真を何枚も撮った。他のものも映してみたいが、真正面のものを真正面から見ないと(そして撮らないと)スーパードライにはきれいに映らないので難しい。

人間関係と同じだ。真正面から向き合わないと望んだものは返ってこない。

一番きれいに映ったやつ
「スーパードライを飲む自分」も、スーパードライに映せた

やらなくてもいいことをやる姿はミステリアスで魅力的だ。スーパードライにはこれからも、酔った僕たちを映し続けて欲しい。


ミラーエフェクト

ミラーエフェクトというスプレーも試してみていた。

ガラスや透明なアクリルに裏から塗布すると鏡のようになるらしい。試している動画を見たら表から塗ってもそこそこ鏡っぽくなっていたのでやってみた。

研磨剤できれいにした面に吹きかけてみる。

確かに滑らかできれいにはなったけど、塗らない方がこちらを映している。

スーパードライに自分を映したいと思ったら、やすり、そしてアルミニウムポリッシュがいい。

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