特集 2024年5月11日

ホッケースティック片手にミニ四駆を追いかけよう!歩くダンゴムシを装置で測ろう!~Maker Faire Kyoto 2024レポート~

屋外が最高!!

会場が広いのもあって、屋外で楽しめる展示が多いのもよかった。

世界最小バイクメーカーのデゴチさんの電動バイク「MOTTOMO COMPACT改」のデモ走行をみんなで眺める。

ちなみに奥ではドローンが飛んでいたりも。
みんなたまたま通りがかって「やってるな~」と見ていて、ゆるさが良い感じである。

"おそとでミニ四駆"ののぼりがはためいているのは、「ストリートミニ四駆しようぜ」。これは最高ですよ。

ミニ四駆を外で走らせて、ホッケースティックのような棒で向きを導きながらゴールを目指すという競技だ。
イタリアから逆輸入された競技とのこと。イタリア、そんな楽しいことやってたのか。

こういうスティックでミニ四駆の向きを変えながら進む。
ミニ四駆があさっての方向に行くのでみんなワーキャー言いながら操作している。がんばれがんばれ!
兄弟か友達か、はたまた居合わせただけか、一緒に並走する子がいて、尊いってこういうことですか。
ゴールすると認定証がもらえる。さいこう!
世界で一番ごきげんな気持ちになるであろうミニ四駆の改造コーナーもさいこう!

そして屋外にはあの有名な作品を再現したものも。

あきまろ@久留米工業高等専門学校さんのストランドビーストだ。

オランダのキネティックアーティスト、テオ・ヤンセンが生み出す生き物のような作品だ。
あきまろさんは中学生のときにテオ・ヤンセン展でストランドビーストに感動して、自分で作ってみたのだという。

そしてテオ・ヤンセンに自ら売り込み、高専生となった今では本家の日本での展示で操作やメンテナンスを担当するストランドビーストの「飼育員」としても活動している。すごい!

リードを引いて一緒にお散歩出来る。本家同様の動きだ。
足の部分のメンテをするときに、「治療」と言っていたのが印象的だったあきまろさん。テオ・ヤンセンはストランドビーストを生命体として扱っているので、そこへのリスペクトをしっかり持っているのだ。
さらに自身の卒業研究として製作している、圧縮空気による論理回路も展示していた。

論理回路はざっくりいうとコンピュータのものすごく基礎の部分で動いていて、電気信号を流して色々と計算が出来るものだ。
この展示では電気信号の代わりにポンプで空気を送り込むことで再現している。

二進数で足し算をしている様子。実際に触ってみると空気がじんわり通っていくのが実感出来て、電気回路とは違った趣が感じられて良い……!

⏩ やばい作品たちを見に行こう!

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