ちょっと聞いてよ 2023年11月5日

お手頃フォアグラ!?「グラフォア」

スーパーで気になる商品を見つけたらひたすら試していく、個人的ライフワークシリーズ。

今回は、日本ハムのフォアグラ風食肉加工商品「グラフォア」です!

1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。

前の記事:韓国袋麺「チャパゲティ」の油そば風アレンジが、ひたすらうまい


おうちでフォアグラ?

というわけで今日もまた、「なにこれ!? 気になる気になる!」的商品を見つけたので、買って食べてみようと思います。

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それがこれ

商品名が「グラフォア」。さらに「おうちでフォアグラ? 調理も簡単!」というキャッチコピーから、フォアグラの味を再現した、イミテーション的な食品なのかな? ということが想像できます。

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日本ハム「グラフォア」

裏面の原材料を見ると、鶏レバーと豚脂肪を主に、植物性油脂やら玉子やらその他いろいろやらからできていて、やっぱり、ガチョウやアヒルの脂肪肝であるフォアグラを擬似的に再現した商品のようです。商品名として、「フォア」と「グラ」の前後を入れ替えた理由までは定かではありませんが、するっとコンセプトが体に染み込んできてしまうのは、さすが大手企業の仕事。

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では実食

さっそく食べてみましょう。もとが冷凍食品だったので自然解凍し、説明にあったとおり、強めの中火で片面を40秒、もう片面を30秒ほど炙ってみます。

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いい焼き色!

はい、これでもう調理完了。めちゃくちゃお手軽ですね。

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グラフォアのソテー
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いただきます

パッケージにはふたつ入っていたので、まずひとつめは、シンプルにちょっといい塩で。すると、ものすご〜くまったりとした、どんだけ歯がない人にでも食べられるってくらいに柔らかな食感とともに、鶏レバー的な旨味が口いっぱいに広がります。同時になんというか、かなり強烈な旨味と脂感も。このあたりがフォアグラを再現するためのこだわりなのでしょう。

で、食べながら気がついたんだけど、僕、人生で数えるほどしかフォアグラを食べたことがないんですよね。しかも、主に友人の結婚式とかそういうふわふわした場で。つまり、フォアグラの味の正解自体がものすごくぼんやりしてる。

ふたつめは、家にあった「バルサミコ醤油」というのをかけて食べてみたんですが、

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こうなってしまうともう

より味が複雑になり、おぉ、これはなんだか、ものすごく美味しい食べものだぞ……。という感想しか出てこない。

つまり結論としては、

「フォアグラの味をきちんと知っている人には違和感がある可能性もなくはないけれど、少なくとも僕は、これをフォアグラと言って出されたら100%信じる」

ですかね。

たったの399円で、すごいぞグラフォア!

補足として、そもそもフォアグラ自体がそうだと思うんですが、旨味や脂感が過剰気味なところがあるので、この記事を書いた時に知ったロッシーニ風(牛肉、トリュフと合わせる)とか、公式サイトのセット商品(なぜかスーパーよりずいぶんお高い……)を参考に、市販のハンバーガーに挟み込んでみるとか、ちょっとひと工夫加えると、よりリッチな気分を味わえるかもしれません。

なんだか自分で言ってて試したくなってきたので、また買ってこよう〜!

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