韓国の国民的袋麺
最近、スーパーのインスタントラーメンコーナーに、やたらと増えてませんか? 韓国産の袋麺やカップラーメンが。僕の観測範囲だけですかね? いや、そんなことはない気がする。
なかでも、先日、初めて食べてみた「チャパゲティ」という袋麺が衝撃的な味わいで、すっかりハマってしまったんです。
こちら、オリーブオイルを使用した韓国風のジャージャン麺で、1984年の発売以後、ずっと韓国即席麺市場のトップ10に入るほどの国民的人気商品なんだそう。
作りかたは2通りで、麺とかやくを350mlのお湯でゆで、スープの素と調味油を絡める方法、もしくは、麺とかやくを500mlのお湯でゆでて大さじ3杯のお湯を残して湯切りし、スープの素と調味油を絡める方法。より手間が少ないのは前者ですが、ちゃんと美味しくできます。
僕が初めて食べたチャパゲティに衝撃を受けたポイントは大きくふたつ。
まず、つるつる、むちむち、もちもちの極太麺が美味しすぎるんです。とても乾麺を5分ゆでただけとは思えないクオリティ。
次に、味。見た目はソース焼きそばっぽいですよね? けどぜんぜん違って、醤油味とかオイスターソース味に近いような安心感のある味わいで、しかも、かなり塩気が穏やかなんです。加えて、謎の焦げ風味というような香りがかなりしっかりとついていて、その香ばしさがクセになる。
なんとも説明が難しいんですが、麺、味、どちらも、日本のどのインスタントラーメンとも違うんだけれども、無性に親近感も感じるような。
この麺ならばきっと!
で、これを食べて思ったのが、とにかくもう麺が、油そばの専門店とかで出てきてもおかしくないくらいのクオリティなので、じゃあ単純に、油そば風にアレンジしたら美味しいんじゃないかと。そしたらもう、抜群だったんです!
つまり、
あの焦げ風味は絶対にあったほうがいいはずなので、付属の粉ソースを半分くらい加えます。オイルは全部加えちゃいましょう。
さらに、市販のお好きなめんつゆを、少しずつ、好みの味加減になるくらいまで加えたら、ごま油を1、2周、たらーっと回しかけてよく混ぜましょう。
せっかくなので、「油ゲティ」とでも名付けておきましょうか。
具材などはもう、好きに足しましょう。僕は今回は、温泉玉子、メンマ、それから、カレー用の角切り豚肉を弱火でじっくり焼いて、最後に醤油を絡めたもの、つまり、なんちゃってチャーシューというか、それらをどさどさっとのせてみました。
仕上げに刻みねぎとコショウも散らして、
これがもうね、笑っちゃうくらい絶品の油そばなんですわ。
すすり、噛み締めるたびに感動してしまう美味しさなんですよ。しかも、なじみのあるめんつゆや油そばベースの味つけでありながら、しっかりとチャパゲティ由来の焦げ風味もして、それがまたたまらない。
お好みで、お酢やラー油を足してもいいでしょう。
スーパーで見かけた際は、よかったらまずはオーソドックスに。そして、ご興味があればアレンジバージョンなども楽しんでみてください。