まずは反応が多かった斜めの非常階段、微妙なシャワートイレの表記などの名作から。 区役所の光はいまだに謎です。
ビルの廊下は水平方向に建てられるもの。長いことそう思っていました、このビルを見るまでは。
おそらく非常階段なんだろうか、水平の通路を設けず純粋に階段のみ設置されているケースは初めて見た。結果、斜めの平行線がいくつも現れて異様な造形になっている。
場所は長野県松本市。地元の電鉄系の商業ビルである「アルピコプラザ」の裏手がこうなっていた。地方のビルはよく観察すると面白い物件が結構あるかもしれない。
新しい職場のシャワートイレが、水の勢いを細かく設定できるタイプでした。大きく「パワフル」と「マイルド」、さらにそれぞれのレベルで弱、中、強の3段階に調節できます。
「マイルドの強」に「パワフルの弱」というのは一見矛盾している禅問答のような表現に見えます。
しかし、例えば「あり寄りの無し」みたいな、令和を迎えても日本語がなおも忘れていないアナログで連続値的な微妙な感覚を表現しているのかもしれません。
ちなみにボタンが不調のようで押しても水は出ず「マイルドの強」と「パワフルの弱」のどちらが強いかを比べることはできませんでした。
大きいタイプのSBおろし生わさびのチューブの底面に、透明な文字で何か書いてあります。
よく見ると、「空気の出入口」と書いてあり、その下にスリット状に穴が開いています。
大きいチューブは二重構造容器になっているため、最後まで中身を絞り出せるように空気の出入口を設けているっぽいです。
すごい工夫。すごいSDGs。
街を歩いていると、なんとも小ぶりでかわいらしいアーチ橋がありました。
こんな小さなアーチ橋ってあるんでしょうか(橋に詳しくないのでわからない)。上にのぼって確かめてみました。
橋の柵の部分を「高欄」というそうですが、高欄の一部、アーチに見立て加工した鋼材を赤く塗ってそれっぽく見せています。ふつうに高欄を作ってもいいところを、なんとも凝ったつくりになっていました。
ある日、区役所の壁に妙な線がのたくっているのを見つけました。
建物のひび割れを補修した後かとも思いましたが、よく見るとそうではなく、おそらく、西陽の強い光を反射した何かが区役所の壁にこの奇妙な光の線を投影?しているのだと思われます。
……思われますが、2枚目の写真のとおり、向かいの建物を見てみても特にそれらしいものも見つかりません。
一体どこからこの光が投げかけられているのかまったくの不明で、ちょっと不思議なスポットになっています。
投稿者の取っ手のほつれさんからはこんな追加情報も。
「この光の線は夕方の限られた時間にしか見ることができないようです。前に一度見かけた時は、買い物をしに別の場所へ行って戻ってきた十数分間のあいだに消え失せて見えなくなってしまいました。」
続いて山崎のヤマザキ、かに道楽駅(パチンコガンダム駅みたい)などの逸品。
大阪と京都の境目あたりに位置する、ウィスキーや「山崎の戦い」で有名な山崎。そこにあるJR京都線の駅・山崎駅の隣に、デイリーヤマザキがあります。山崎つながりです。
この光景を見ると、「そうか、山崎製パンの発祥の地がこの山崎なのか!」と勘違いしそうになるのですが、調べてみても特に関係はなさそうでした(山崎製パンの山崎は人名で、発祥の地は千葉)。意味深に見えるけど、あまり深い意味はない景色なのでした。
駅の脇にはデイリーヤマザキ従業員用の駐輪場があり、山崎駅の駐輪場ではないことを示す看板が立っていました。どっちも山崎なので、紛らわしいことになっていました。
都営大江戸線の西新宿五丁目駅は、かに道楽と融合しています。
かに道楽おなじみの動くカニが建物の中央に鎮座しているのもさることながら、極めつけは建物の上にある看板です。
「かに道楽」と「便利で早い都営地下鉄大江戸線」だけで、肝心の駅名が書かれていないため、まるで「かに道楽」が駅名のように見えてきます。都営地下鉄大江戸線かに道楽駅です。
側面に西新宿五丁目駅と書いてはあるのですが、周りの建物に遮られてほとんど見えなくなっています。
名古屋駅近くに骨組だけの建物がありました。非常階段ではありません。
下には隣のレンタカー店の車が停めてあります。立体駐車場のようでもありますが、立体駐車場でもありません。
これだけの高さの板を支えるためにはこれだけの構造物が必要なのかもしれません。
上野駅から北に向かって徒歩数分、高速道路から謎の橋が伸びていた。
片側は首都高、片側はビルに接続されている。車は通れそうにない。大人1人くらいなら通れそうだ。気になったのでこのビルの裏側へ回ったが、何の変哲もなかった。
改めて写真を見返すと高速道路の一部分に屋根のような構造物が見える。そこでグーグルマップの航空写真を見ると、該当箇所には高速道路の料金所があった。
ふむ。料金所のおっちゃんの詰所でもあるんですかね。
先日電車待っていたとき。
改札階からホームに降りるエレベーターの表示板が、見たことない形をしていて目を見張った。
「ホーZ」や「ホー乙」としか読めず、表示パネルが故障しているのかと思ったが、5秒じっと見つめて横書きで「ホーム」なのだとやっと気づいた。
単純なドットと制限の多い液晶の中で、「ホーム」に見えるよう試行錯誤したと思うと、なんだか愛おしさすら覚える。
こうなると「改札階」をどう表示しているのか気になり、エレベーターが上昇するのを待つ。
普通に「B2」だった。
階数表示でいいならホームだけなぜこんなに工夫されているのか、不思議さが募る。
エレベーター表記のホーZが改行に気づくとホームに見えるのが快感です。