野良猫たちは夜、どうしているのか
野良猫たちはどんな夜を過ごしているのだろうか。
人なつっこい猫たちのいる島、江ノ島で調査をした。
夏の江ノ島の昼間の賑わいといったらすごい。重みで島が沈んじゃうのではないか、というくらいに人がいる。
そんな江ノ島はいま午後4時。
まだ日も高く、気温も高い時間帯だ。野良猫たちはというと。
会った猫、ほぼみんな寝ていた。
この写真を撮りに行った頃、都内では37℃を越える猛暑が続いていた。海風の通る江ノ島はそれほどではないにしろ、毛皮にくるまれてる猫だ、人にはわからない苦労もあるに違いない。風の通る日陰で、みんな寝ていた。
我が家でも猫を飼っているのだけれど、やはり昼間はずっと寝ている。でもよく考えると夜もまた僕らと一緒に寝る。つまりずっと寝ているのだ。
野生の猫はどこかの時間で食いっぷちを探さなくてはいけないはずだ。やはりそれは夜なのか。
猫たちの夜を見守るため、日が暮れるのを待つことにした。
すっかり暗くなった午後8時。野良猫たちはいよいよ行動を開始した。