GW特集『没ネタ交換会』
やりたいけど自分じゃできないネタを交換するのが没ネタ交換会。そこで受けとったネタを記事化して掲載します。(企画説明)
- パスタは55分ゆでるとおかゆになる(ネタ:んちゅたぐい、執筆:高瀬雄一郎)
- 明石家さんまが好きだというみかんの缶詰の食べ方で夏を感じる(ネタ:石井公二、執筆:鈴木さくら)
- スリッパを立派にする(ネタ:とりもちうずら 執筆:唐沢むぎこ)
- 持ち歩ける石貨を作りたい(ネタ:べつやくれい 執筆:とりもちうずら)
- 結局餃子は何個まで食べられるのか(ネタ:鈴木さくら 執筆:佐伯)
- まだない種目「綿投げ」で世界記録をめざす(ネタ:高瀬雄一郎 執筆:石井公二)
- スマホをぶん投げたい(ネタ:唐沢むぎこ 執筆:べつやくれい)
- 一夜漬け麻雀(ネタ:佐伯 執筆:んちゅたぐい)
ゴールデンウィーク企画であるネタ交換会にて、わたしのもとには佐伯さんのネタが回ってきた。企画の概要はこうだ。
知識はもちろん必要だが、全員で知識を補い合ってゲームを成立させようとする協力プレイ的な側面も発生するかもしれない。知識の習得に使用するものは教本でもいいし、アカギでもいい。みんなであの細い棒をジャラジャラしたら楽しいはず。
もちろんわたしも麻雀知識0なので協力します。(佐伯)
麻雀については本当に何も知らなかった。会議で「何人でやるんですか?」と聞いたら「基本4人じゃないかな」「机が四角だからね」「角に座るとやりにくいからね」と言われた。そりゃそうか。5人でやったら誰か一人の腹に角が刺さることになるな。
ちなみに佐伯さんはほかにも複数のネタを挙げており全部めちゃくちゃ楽しそうだったが、麻雀が一番私生活とかけ離れたネタだったので興味本位で即決した。楽しそうな企画をいっぱい用意できるの憧れるなぁ。ちなみに佐伯さんの記事では特に「ICカードに2万円チャージする日」が共感できて好きです。未だにチャージ式のカードを使っていますが、1000円ずつチャージして毎回改札でひっかかるので親によく叱られています(25歳)。
前日の夜から勉強開始
佐伯さんのほかにとりもちさんと唐沢さんも誘い、超初心者4人で卓を囲むことになった。
本当は企画が決まったときから勉強し始めたかったが、今回は「一夜漬け」縛りなので対戦前日の夜まで我慢した。勉強しろって言われるとやる気なくなるけど、勉強するなって言われるとやりたくなっちゃいますよね。
ついにやってきた勉強解放日、ゲームにならないくらい何も知らなかったのが怖くて仕事終わりから夜中の3時まで勉強した。ドンジャラやポーカーなど類似ルールのゲームも一切未経験なため、なんとなくのイメージすら湧かない。



勉強すればするほどわからないことが出てきて期末試験の前日を思い出した。成績がかかっているわけではないから緊張感はないが、せっかくだから楽しまなくてはという焦りが大きい。
時を同じくして、参加メンバーもそれぞれの方法で勉強していました。



「オバカミーコ」は作中でルールはほとんど触れられていないものの、参考になる場面やセリフが多々あったらしい。あとこの写真、偶然わたしと同じような体勢で幼馴染を感じた。
ちなみに友人たちに「これだけはおさえておけ!」という麻雀のポイントを聞いてみたので、回答をかっこいい画像でご紹介します。

ついに実践!
勉強の翌日、詰め込んだ知識が飛ばないうちに渋谷にある貸しスペースに集まった。個室タイプのフリースペースなのだが自動の麻雀卓が整備されており、今回の企画にピッタリでとてもありがたい。


とりあえず適当に席についた。全員ぼんやりとした知識で「どうやら親とか子とかを決めるらしい」ということは知っていたが、決め方がわからない。



何も知らない仲間にざっくり説明すると、麻雀は基本的に手元の牌を山の牌と1個ずつ入れ替えながら2・3・3・3・3の組み合わせを作るゲームです。

牌には数字(1〜9)とか漢字とかいろいろ種類があって、この組み合わせが条件(3のとこが全部連続とか全部数字とか)を満たすと「役」が成立してどうやらなんか良いらしい。

手元を公開してデモプレイをやってみる
最初は一人で判断できる気がしなかったので、デモプレイとしてお互いの手札を公開して打ってみることにした。それぞれの状況を見て相談しながら打つ、初心者感全開の協力麻雀だ。

このあと牌を山のどこから取り始めるかをまた10分近く調べた。ゲームやアプリである程度打てるようになったと思ったが、実際にやり始めるとルール以前のところに落とし穴が無数にある。
結局よくわからなかったので勘で取り始めた。このあと本来ならありえない位置から取り始めている場面があるかもしれませんが、初心者麻雀の醍醐味なのでよく味わってください。

ああでもないこうでもないといろいろ話し合いながら打っていると、

あと1枚揃えば「とりあえずコレを目指せ!」の形になる、というタイミングで「リーチ」を宣言できる。写真の状態では「六萬」「七萬」のところに「五萬」または「八萬」が来れば、「五六七」または「六七八」が揃って目指す形が完成する。
リーチした以降は牌を動かせなくなる(引いた牌が欲しいものじゃなかったらそのまま捨てる)。そのせいで狙えなくなる役があったりして本来はリーチも考えものらしいが、初日でここまで持ってきたらもう十分すごい。手札を公開しているとはいえ、どんな役よりも「数時間の勉強で揃えた2・3・3・3・3の形」になってるほうが何倍も高得点です。めでたい!
そして唐沢さんはこのあとすぐ「五萬」を引き当て、颯爽と上がっていった。

調べながらではあるが、ギリギリゲームの形は保てることがわかった。なんとかなるもんだな。一戦終えるごとに詳しい人にフィードバックをもらえたら面白いかもしれない。副音声とかもつけてほしい。
終わったので牌を配列し直すのだが、この机の操作方法が全然わからなかった。とりあえず牌を真ん中に集めて、ボタンを手当たり次第に押してみる。

部屋ごと離陸するかと思った。
ちなみにゲームが終わってから「ドラ(※上がったときに手元に含まれているとどうやら高得点になる牌)」の存在を完全に無視していたことに気づいた。でもまぁいいんだ。とりあえず最低限ゲームを成立させることが目的なので、点数計算はあいまいでよしとした。
