GW特集『没ネタ交換会』
やりたいけど自分じゃできないネタを交換するのが没ネタ交換会。そこで受けとったネタを記事化して掲載します。(企画説明)
- パスタは55分ゆでるとおかゆになる(ネタ:んちゅたぐい、執筆:高瀬雄一郎)
- 明石家さんまが好きだというみかんの缶詰の食べ方で夏を感じる(ネタ:石井公二、執筆:鈴木さくら)
- スリッパを立派にする(ネタ:とりもちうずら 執筆:唐沢むぎこ)
- 持ち歩ける石貨を作りたい(ネタ:べつやくれい 執筆:とりもちうずら)
- 結局餃子は何個まで食べられるのか(ネタ:鈴木さくら 執筆:佐伯)
- まだない種目「綿投げ」で世界記録をめざす(ネタ:高瀬雄一郎 執筆:石井公二)
- スマホをぶん投げたい(ネタ:唐沢むぎこ 執筆:べつやくれい)
- 一夜漬け麻雀(ネタ:佐伯 執筆:んちゅたぐい)
ゆで時間が55分に見えるパスタ
この企画は、GW特集のボツネタ交換会でライターのんちゅたぐいさんからいただいたもので、んちゅさんがあるパスタを見つけたことから始まっている。

スーパーなどで売っているパスタには、あらかじめ1食分ずつ束ねられている便利なやつがある。

だいたいが半透明の帯で束ねられていて、そこに5分とか7分とか、ゆで時間がプリントされている。
そんな中、んちゅたぐいさんが見つけたパスタがこちら。

帯に書かれた印刷がうまくずれて、ゆで時間が「55分」になっていたのだ。
あまりに見事な55分。はじめて写真を見せてもらったとき、思わず「すごい」と声が出た。こういう偶然のコネタは僕も大好きなので、見つけてくれてありがとうございますという気持ちになる。
ただ、んちゅたぐいさんはさらにその先を思っていた。
「55分ゆでられたパスタ、見たい」
それ、僕もめちゃくちゃ見たいです。
パスタを長時間ゆでたことがない
考えてみると、パスタってちょっと硬さを残したアルデンテがいいというすり込みもあり、決められた時間より長くゆでようと思ったことがない。

長時間ゆでたらどうなるのだろう。
麺がとけてなくなる気もするし、逆に一つの大きなかたまりになるのかもしれない。どうであっても、今まで知らなかった姿だ。
ちょっとした偶然で生まれたこの55分パスタ。せっかくならこれに乗っかって、いつものパスタのその先を見てみたい。

55分パスタはちょっとレア
ただその前に、僕もこの結束タイプのパスタはよく買っているが、55分ゆでのものには出会ったことがなかった。
なのでまずは自分の目でも見てみたいと思い、2つのスーパーに行ってみたのだけど、

置いてある結束パスタを片っぱしから見たが、ない。
んちゅたぐいさんからは「スーパーに行けば普通にあると思います」とお聞きしていたが、もしかしたらこの55分パスタ、すごくレアなのかもしれない。


55分パスタは間違いなくあるのだから、今回の企画としては、僕はただ55分ゆでるだけでもいいのかもしれない。
でも、こうなってくるとどうしても見つけたい。
「55分パスタが売ってたら、一緒にパスタソースもいろいろ買いますから」と、商売心をくすぐる念を送りながら次へと向かう。
すると、そんな念が通じたのか、3軒目に行ったイオン系のスーパーで、

プライベートブランド「トップバリュ」のパスタが55分ゆでになっていた。55分パスタが見られるかどうかはブランドによるようだ。
まるで四つ葉のクローバーを見つけたようなうれしさ。本題はこれからなのに、すでに何かを成しとげた気分になっている。
そして、このちょっとレアな55分パスタをさらっと引き当てているんちゅたぐいさんがすごい。「55分ゆでなさい」という、パスタの神様からのお告げかもしれない。
ならばその使命、僕が引き継がせていただきます。

行こう!5分の向こう側へ
こうして無事55分パスタを手にいれたので、家に帰って早速ゆでていこう。




実際に手にとってみると、グツグツ煮えたぎるお湯をバックにしていることもあり「これが伝説の55分パスタ…」と気持ちが高ぶる。


ここから先は、今までなんとなくやっちゃいけないと思っていた世界。門限の時間をこえるようなドキドキ感がある。
でも今日だけは、ハメをはずすと決めたのだ。
今夜はまだまだ沸かし続けるぜ(お湯を)。
