作例1:自動リモコン取り寄せマシン(ほり)
まずはこちら、構造はとてもシンプルです。
ではさっそく動作風景を見ていただきましょう。
自動リモコン取り寄せマシン#レベルの低いルーブ・ゴールドバーグ・マシンコンテスト pic.twitter.com/Va6ormXCN8
— ほり (@horicun) August 18, 2021
①音を鳴らす
②音に反応する猫の人形が動く
③猫の人形が止めていた滑車が動く
④リモコンが降ってくる
ネコの活躍と4ステップの連鎖により、みごとリモコンが自動的に手元にやってきました。
はじめからリモコンをテーブルの上に置いておいてはダメなのか、自動的に降ってくることで削減される労力より、リモコンをポールにセットする労力の方が大きいのではないか。
いろいろ頭によぎる疑問はありますが、こういう趣旨のコンテストなのでそこは考えないでください。絶対に考えるな。いいな?
簡単にできることに、いかに無駄なステップを挟むかが腕の見せ所です。
作例2:双眼鏡を振り回すとワッペンがつく服(ナミノリ)
次はルーブ・ゴールドバーグ・マシンというより、手品みたいな作品です。
双眼鏡をふりまわすとワッペンがつく服#レベルの低いルーブ・ゴールドバーグ・マシンコンテスト pic.twitter.com/NZnYBlLGYD
— ナミノリ/naminori (@namitaiyade) August 20, 2021
どこからともなく蝶のようにふわふわやってきたワッペンが胸元にとまりました。なにこれどうなってるの!?!?
もう一本、角度を変えて撮影した動画を見てみてください。
ポッケからワッペン出る瞬間かわいすぎ pic.twitter.com/o51MCS9gCw
— ナミノリ/naminori (@namitaiyade) August 20, 2021
そう、実は服の内側から、糸でひっぱってるんですね。
①双眼鏡をふりまわす
②透明の糸が引っ張られる
③ワッペンがポケットからでてくる
④服にワッペンがつく
連鎖としては単純。でも透明の糸を使ったことで、こんなマジカルな装置が完成しました。
作例3:風でティッシュを顔に運ぶ装置
こちらは装置としてはシンプルながら、撮影にかなり苦労したのでは…という力作です。
扇風機とサーキュレーターを使用。風の力でティッシュをリレーして、顔まで運んでくれます。
①ティッシュを扇風機の風に乗せる
②扇風機の風でサーキュレーターまで運ぶ
③サーキュレーターの風にティッシュが乗る
④顔の位置までティッシュが運ばれる
⑤顔にティッシュが張り付く
ティッシュが顔についたからなんなんだ、という話なのですが、何度も言うようにそういうコンテストだからいいんです。
「風がリレーしてティッシュが顔についた!」というその感動だけを大切にしてください。
社会的意義の全くないところに達成感を生み出す、そんな錬金術のような技術がルーブ・ゴールドバーグ・マシンなのです。
作例4:起床即歯磨き装置〜二度寝防止★昼ビールセット〜
最後に、これぞまさしくルーブ・ゴールドバーグ・マシン!という感じの大作をご紹介します。
目覚まし時計を止めたとき、自動的に歯ブラシを用意してくれて、二度寝を防ぐ装置です。
二度寝の誘惑に勝ちたい!歯磨きだるい歯ブラシがこっち来い!ビール飲みたい!大人の三大欲求詰め込み装置が完成しました(音有再生推奨)#レベルの低いルーブ・ゴールドバーグ・マシンコンテスト https://t.co/Etry9swipF pic.twitter.com/7yRZb9yV1t
— 3yk (@3yk0301) August 22, 2021
歯磨きの準備、二度寝防止、くわえて缶ビールの準備(寝起きに!)と、3つの機能を兼ね備えた大がかりな装置です。
①スマホの目覚ましアラームを止める
②スマホに引っ張られてペットボトルが倒れる
③ペットボトルから水が流れて歯ブラシが濡れ、コップに水がたまる
④ペットボトルがあたってビー玉が転がる
⑤ビー玉にあたってビールが落ちる
⑥ビールに引っ張られて歯ブラシが回る
⑦置き時計のアラームが鳴る
⑧アラームを止める
⑨歯磨き粉が押し出される
⑩歯ブラシが歯磨き粉をキャッチする
圧倒の10連鎖!それでいて最後の最後、歯磨きが床に落ちそうになって、手で歯ブラシの位置合わせをしているところがまさに「レベルの低い」という本コンテストの趣旨を体現しており、尊いです。崇めましょう。
締切延長!9/12まで募集中
そんな感じで、あなたの作品もお待ちしております!
なお、東京を中心に夏休みが延長されている地域が増えてきたのを受けて、このコンテストも締切を延長しました。9/12いっぱいまで受け付けておりますので、ぜひご応募ください!
>>> あわせて読んで!コンテスト概要 <<<
>>> 応募方法はこちら <<<
コンテストの様子はライブ配信で!
※当初リアルイベントの予定でしたが、緊急事態宣言の延長を受け、配信のみに切り替えました。申し訳ありません!
9/26(日) よる、審査会の様子を生配信します。
レベルの低いルーブ・ゴールドバーグ・マシンコンテスト審査会
応募作のうち一次審査を突破した26本の作品を一挙上映&その場で審査します。ゲスト審査員は、無駄づくりの藤原麻里菜さん!
日時:9/26(日)18:00~
配信:Youtube Liveで無料配信 https://youtu.be/WEUiXObxvI8
※お見逃しのないようリマインダー設定をお願いします!
司会&審査員:石川大樹(ヘボコンマスター)、古賀及子(ヘボコン司会)
ゲスト審査員:藤原麻里菜さん
頭の中に浮かんだ不必要な物を何とか作り上げる「無駄づくり」を主な活動とし、YouTubeを中心にコンテンツを広げている。2013年からYouTubeチャンネル「無駄づくり」を開始。現在に至るまで200個以上の不必要なものを作る。2016年、Google社主催の「YouTubeNextUp」に入賞。2018年、国外での初個展「無用發明展- 無中生有的沒有用部屋in台北」を開催。25000人以上の来場者を記録した。「総務省 異能vation 破壊的な挑戦者部門 2019年度」採択。
ヘボコン7周年トークショー
審査会直前の17:00~、ヘボコンの7年を振り返るトークイベントも開催します!(審査会は無料配信ですがこちらは有料です)
日時:9/26(日)17:00~
配信チケット:こちらで発売中!(\1,000)
https://twitcasting.tv/tokyoculture2/shopcart/102232
出演:石川大樹(ヘボコンマスター)、古賀及子(ヘボコン司会)、アニポールきょうこ(ヘボコン世界最ヘボ賞受賞者)、こやしゅん(ヘボコン4連覇中)
また、10/2~3に開催される Maker Faire Tokyo 2021 でもこのコンテストの振り返り発表をする予定です。あわせてお楽しみに!(Maker Faireもオンライン開催になり、振り返り発表は中止になりました。申し訳ありません!)
応募要項
あなたがつくった「レベルの低いルーブ・ゴールドバーグ・マシンコンテスト」を動画で撮って送ってください
ルール
・実際に動作したもの(映像編集で作ったフィクションはNGです)
・目的が充分に達成できていなくてもよい(レベルが低いので)
・とちゅうで人や動物が介入してもやむなし(レベルが低いので)
・無編集でもよいし、編集してもよいです(ゆっくりした動作を途中で早送りするなども可)
作品づくりのアドバイス
・ゴールを有用なものにするとストーリーができておもしろい(「ボールが箱に入る」ではなく「犬の皿にドッグフードを入れる」など)
・スマホスタンドや三脚でカメラを固定すると、動きが伝わりやすいです!
応募に必要なもの
・動画(3分以内)
・作品情報(詳しくは応募フォームをご覧ください)
応募に際して
・SNS等で事前発表可です。ハッシュタグは「#レベルの低いルーブ・ゴールドバーグ・マシンコンテスト」でお願いします。
※ツイート=応募ではないので注意!エントリーは応募フォームの入力が必要です。
・審査状況など、コンテストの最新情報はヘボコンのDiscordまたはFacebookグループにご参加いただくと確実に届きます!
みなさまの作品をお待ちしております!!