特集 2021年7月25日

高級店ショーウィンドウの場面設定が謎(デジタルリマスター)

ひとりだけ金ピカの奴がいる

なにかと通り道だったりして、銀座をよく歩くのだ。

高級ブランドの路面店が建ち並ぶ中、ファッションに疎い僕は店にはいることはほとんどないのだけど、そうなるともっぱら目に入ってくるのが、店の外から見えるショーウィンドウである。

いつも趣向を凝らしてあってすごい。ただ服が飾ってあるだけじゃなくて、小さなスペースの中で世界観が完成してるのだ。

今回は、銀座の路面店を中心に、都内の路面店、デパート、セレクトショップなども回って、ディスプレイの数々を集めてみた。

2011年2月に掲載された記事の写真画像を大きくして再掲載しました。

インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。
『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました!

前の記事:作品募集! レベルの低いルーブ・ゴールドバーグ・マシンコンテスト《ヘボコン番外編》

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シチュエーションが変

といっても、ファッションやディスプレイデザインの観点から鑑賞していこう、という主旨ではない。

さきほど「世界観が完成してるのだ」と書いたが、完成しているがゆえに、この世界からちょっと遠くに行ってしまうことがある。そういう現実離れしてしまった違和感を楽しんでいこうというのが今日の主旨だ。

まずはシチュエーションに注目。冷静に一歩引いてみてみると、なんだか状況が変なのだ。

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右上の白い服の女性に注目。なぜ鉄筋に座っているのか、という点はまあこの際おいておこう。しかし
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地面を見ると鉄筋のボルト抜けまくってる
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危ない、今すぐ降りろ!
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横の奴、3人でキメてる場合か

 

 

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砂漠(サボテンからの推測)でヒールは歩きにくいかと思いますがまあそれはいいとして
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すっごいアリがたかってるけど大丈夫ですか。しかもでかい
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よく見ると、これぞ人畜無害といった感じの顔で安心しました


 

 

 

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バカンス先での記念撮影ですが
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カメラがどう見ても背後にあるけどいいのか

 

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ショーウィンドウの反射を利用して撮影する作戦かもしれない


 

 

 

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左右にいるのは、苦悩の表情をした郵便屋さんっぽい人。パワーポイントのクリップアート見てると、こういう使いどころのわからないイラストがたまにでてくる
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似てる

 

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人をアップにしてみるとまた違った趣が。俺、頭にカバン載せて何やってるんだろう…


 

 

 

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衣類一式が木に引っかけてあって、いったい何があったのかと勘ぐってしまうシチュエーション


 

 

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生物がでかいシリーズ2

 

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綿毛がでかい。風に乗って2キロ先から飛んできて根本の硬い部分が頭に刺さる


 

 

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中には水没してしまう人も。
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ファッション関係じゃないのでちょっと主旨から逸れますが、渋谷のドコモショップ。たぶん防水ケータイのアピールだと思います

いろいろ見て回ってわかったのだけど、面白いのは圧倒的に高級ブランドが多い。金かけてるからだ。

服をきれいに見せるためにやってるのはどこも同じなんだけど、それにくわえて、そういうところは「ディスプレー自体が作品」っていう気概がビシビシ伝わってくる。腰が入ってるのだ。

そういう前提で独自の世界観打ち出してやってるところが、見ていても面白いし、変だ。

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セレクトショップとかだとこういうのが普通

 

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ポーズ・衣装が変

そもそも服を見せるためのディスプレーなので、たいていマネキンがいる。人がいるということは何らかの姿勢を取っているわけで、そのポーズがやたらかっこよかったり、変だったりという場合があるのだ。

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よく撮影で、「歩いているシーンの写真」を静止して撮るとこういうポーズになる

 

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一方でスポーツ系ブランドのマネキンはさすがに躍動感があった。リアルすぎて、顔を隠した強盗犯が逃げだそうとしてるように見える


 

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「どうした!?かかってこんのか」余裕のラディッツを倒すためピッコロが取った手段とは…
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魔貫光殺砲!
※ドラゴンボールにてピッコロが対悟空用に開発した技。気を指先に集中して、螺旋状の気をまとった光線状の気を指先から放つ。貫通力は非常に高いが、気を溜めるのに相当時間がかかるのが欠点。(wikipediaより)
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(参考画像)こういうやつ ※あんまり見てなかったのでストーリーは適当です
本物はこちら

 

 

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断る力
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No!しかしこの解釈でいくと自社製品を断ってしまっているという矛盾

 

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キッズブランドなのかな、マネキンは子供なんだけど、
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すっげえ怖い
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当方30すぎた成人男性ですが、囲まれたら余裕で財布渡す。後ろの子供の首の角度はカタギの人間では出せない角度


 

 

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雷様だ
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しかも全員高木ブー。コント進まない
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にくわえてなぜか願い事が貼ってあり、だいぶよくわからない


 

 

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見ざる・言わざる・着飾る(今かなりうまいこと言いましたよ)

今回、銀座、表参道~青山、新宿の3箇所を回った。その中で圧倒的に面白いのは銀座で、それは前ページに書いたけど、高級ブランドの路面店が多いから。

次おもしろかったのが新宿。デパートが色々あって、つぎのページで紹介するけど伊勢丹なんかが吹っ切れてて面白かった。

表参道あたりはセレクトショップが多かったりして、ブランドイメージでバーン!というより、服をきれいに見せたい、という感じ。おとなしいディスプレーが多かった。

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余談ですが、いちばんグッと来たマネキン
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金色のワイヤーでできてる。ワイヤーフレームのSF映像っぽい。
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腕も。かっこいい

 

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そもそも人が変

着せるものだけじゃなくて、その前にそもそもマネキンのデザインが凝っている、というケースもある。髪型だったり、材質だったり。

もちろん服が主役なのでマネキンはオマケのようなものだと思うのだが、そんなポジションにもかかわらずガンガン主張してくるマネキンたちを見ていきたい。

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ちょんまげシリーズ1
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ちょんまげシリーズ2、ときて
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このマゲはやばい!

 

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と大興奮したものだが、駆け寄ったらガラスに描かれたロゴだった事件


 

 

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ファッションというか武装


 

 

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同じ髪型シリーズ1
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同じ髪型シリーズ2、これたぶん違うブランドだと思うんだけどシンクロニシティ

 

 

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変な顔色シリーズ1

 

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変な顔色シリーズ2。斑点模様で病気っぽい


 

 

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パーティーっぽい楽しげな4人の
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顔がすっごいドヤ顔


人以外も変

路面店にはだいたいマネキンがいるのだが、そうとは限らないのがデパート。この記事が掲載される2/14はちょうどバレンタインデーなので、バレンタインをイメージしたキャンペーンディスプレーが目立った。

そういうお店では、必ずしも人は出てこなくて、たとえばこんなふうに猫が活躍してたりする。

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伊勢丹が力入っていた。これは猫が手旗信号で「KISS」のメッセージ
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あと受話器を引きずり落としちゃうやつとか。それはいいのですが、
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問題はこれ、猫がtwitterっぽいコミュニケーションツールでメッセージのやり取りをしてるのですが
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全部文字化け!!

ウィンドウショッピング楽しい

寒空の下、3つの街のすべての通りをくまなく回るという苦行のような取材だったが、ショーウィンドウを見ていると楽しくてぜんぜん苦にならなかった。

「買わなくても買い物が楽しい」みたいな感覚ってぜんぜん理解できなかったんだけど、ああこういうことかな、ってちょっと思いました。(とはいえ趣味がショッピングの人が、みんな魔貫光殺砲のこと考えながら歩いてるとは思えませんが…)

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おまけ。表参道の布団屋は、周囲に感化されたのかパジャマを飾ってブティック寄りのディスプレイになってた

 

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