いきなり鼻のあな
林:バイオで鼻の穴、というのはまったく想像しませんでした。
熊:ええ、入っていきなりおっきな鼻があるんですよ。しかも、高い鼻ですね。
林:バイオテクノロジーっていったら、こう微生物、とか想像するのに。鼻毛はえてますよ。これはなにを学べと?
熊:いや、だから微生物を説明するのに鼻なんですよ。
林:?
熊:つまり、鼻から微生物やほこりが入ってくるのを防ぐのが鼻だよ、と説明してるのがこの展示物です。子供が鼻に向かって鉄砲を撃っているのが見えますか?
林:うん、子供が金色の鼻にむかってなんか撃ってるね。
熊:この弾がほこりとか微生物です。鼻毛があれば、その進入を防ぐことができますね、ということを身をもって体感できるのです。
林:この鼻毛も面白半分でつけたわけじゃないんだ。あ、アメリカ人でも鼻毛でてる人っている?
熊:日本人の方が鼻毛でている率高い気がしますね。日本の方がほこりっぽいのですかね。
林:そうだよねえ。日本に来ている外国人みても、そんな鼻毛出てないよね。
熊:このあたり研究してみる必要がありそうですね。
林:ほら、3枚目の写真の鼻毛が短いじゃん。日本人のはもっとながいよ。
熊:その鼻つながりで次の展示物にいきます。
においあてゲーム!
熊:これ何だと思いますか?
林:脇で誰かを当てる?
熊:におい当てクイズです。
林:においで誰かを当てるということ?
熊:いや、においをかいで体のどこのにおいかを当てるのですよ。
林:きっつー。罰ゲームだよ。これは。
熊:ちなみにその答えの候補は…
口の中、脇の下、おしりの穴、足の裏
です……。
林:………。バイオテクノロジー………。
熊:いや!ちゃんとバイオです。このカプセルみたいのが、その部分にいる雑菌です。
林:……。あたった?
熊:いちばん最初にいきなり足の裏にあたってそのままダウンしました。思い出したくもないです。
林:ダウンしましたか。やっぱアメリカ級のにおい?
熊:足の裏にアメリカ級も日本級もありません。全世界共通の臭さです。
林:ワールドフェイマス足の匂い。
熊:4問全問正解するためには、知力だけでなく、精神力も必要です。
林:ははは。そんな容赦ない匂いなの?
熊:容赦ないですよ。この強烈なにおいをかいで、細菌について研究したくなる子供も少なくないと思います。
林:これはなんとかせな、と思ったり?熊くんは1問でギブアップですか?
熊:いやー無理ですよ、これ。いきなりおしりの穴のにおいでなかっただけラッキーだったと思います。
林:まわりの子供はやってた?
熊:やっていましたが、さすがに参っているようでした。このにおいがくせになってしまうようなマニアックな子供がでないことを望みます。
林:クセになって研究者になる子供とかいたらいいね。研究しないでかいでばかり。
熊:ちっとも研究がはかどらないですね。困ったものです。