ハイつぎ!げろシミュレーター
林:その下のマッドサイエンティストが作ったような機械は?
熊:これはげろシミュレータです。
林:なにを!
熊:胃の中に不快感を感じるところから、げろがでるまでをシミュレートしています。
林:そんなものシミュレートしなくていいです。
熊:いや、でもよくできているんですよ。まずはじめにレバーをがちゃがちゃ動かすと胃の中の水が激しく揺れ出します。
林:ふんふん。
熊:しばらく揺らすと気持ち悪い信号が脳に伝わります。
熊:脳に青い電気がびりびりしている写真が分かりますか?
林:うん、なんか点滅してる。
熊:そしてその信号が脳(青い丸いガラス玉)にたくさんたまると仕上げに入ります。
林:いま、わりと身近なことなんで興味深く聞いてます。
熊:仕上げに腹の筋肉(真ん中辺にあるギアみたいの)を回すと口からげろがでます。
熊:実に複雑な仕組みですね。
林:脳が腹の筋肉に命令を出すんだ。吐け、って。
熊:そうなんですよ。身近なのに意外に知らない事実ですね。
林:吐くときは脳なんて使ってないと思った。
熊:脳の指令ということは気力さえあれば、吐かなくてもすむかもしれません。二日酔い対策ですね。
林:胃とか肝臓のことばかり考えていたよ。脳とは盲点だった。
林:これ、子供にバカうけでしょ。
熊:もう驚喜して、レバーをがちゃがちゃ、ハンドルをぐるぐる回していますよ。
林:おれが行ってもきっと大喜びするよ。