「佐世保の自由研究No.2」を作りました。
デイリーポータルZで執筆した、佐世保の記事をぐぐっとまとめました。今回も、老舗ハンバーガー店にドキドキしながら入店したり、カオスで優しい古物商店でお買い物をしたり、駄菓子の袋詰めで人生のお悩みセラピーを試みるなどさまざまな内容でお送りしています。
カラー・モノクロ混在124P 1,980円税込です。
佐世保市内および長崎市内の書店さんにて現在お取り扱い中です。わたしのSNSアカウントから直接ご購入も可能です。
なにとぞ、宜しくお願い致します!
長崎県佐世保が地元の筆者は、サバを刺身で食べるのが当たり前だった。他県の友人から「サバなんて締めないと食べられないでしょ」と言われ唖然とした。
どうやらサバというものは、刺身だと生臭いらしいのだ。
わたしは、サバの臭みを知らずに人生の折り返しを迎えようとしている。たぶん、きっとこれからもその臭さを知ることはないだろう。
せっかくなので、臭くないサバの香りを皆さんにも知ってほしいなと思っている。文章を書きながら、ちょっと色んなニオイが充満してきて鼻が混乱してきたので先へ進もう。
こちらが、わたしが御贔屓にしているサバの活き造りだ。長崎のブランド養殖サバ「長崎ハーブ鯖」を使っている。わが家のお盆や正月の定番となっている。
改めて見ると何という贅沢だろう。
サバに限らず青魚は、特に血合いの部分が生臭さの原因となっているという。「長崎ハーブ鯖」は、血合いだろうが皮だろうが、おいしくプリプリといただけるのだ。
この養殖ブランドサバ、長崎という優れた飼育環境のみならず、ハーブ(ナツメグ、オレガノ、シナモン、ジンジャー)を含む飼料で育てられているため、健康でおまけにニオイも軽減(矯臭作用)されているというのだ……!
これちょっと、人間にも応用できないかしらと考える。ハーブティーをずっと飲んでたら、体臭が変わったりするのだろうか。
後造りのお味噌汁も、冬の寒さで冷えた体にぐんぐん入ってきてたまらない。サバにこんなに助けられることってあるんだな。
わたしだけでなく、子どもたちも長崎ハーブ鯖の刺身とお味噌汁をバクバク食べていた。彼らは大人よりもたぶん味覚が敏感だ。なのにスイスイいけてしまうのは、あまりにもクセがなくマイルドだからなのだろう。
なお、この「ささいずみ」というお店、しめ鯖「サバタベンバ」が冷凍自動販売機で購入することができる。
お土産に締めサバを買える、そんな時代がやってきたのだ。
しめ鯖も食べたいなぁ……と思いパネルをタッチしたら、なんと品切だった。冬休みも始まった年末シーズン、この味が懐かしくなる帰省客も多いのだろう。故郷の味をぜひ持ち帰ってくれ。
みなさんも、ぜひ佐世保に来た時は、ぜんぜん臭くない「長崎ハーブ鯖」食べてみてください。ごめんけどホント美味しいです。
デイリーポータルZで執筆した、佐世保の記事をぐぐっとまとめました。今回も、老舗ハンバーガー店にドキドキしながら入店したり、カオスで優しい古物商店でお買い物をしたり、駄菓子の袋詰めで人生のお悩みセラピーを試みるなどさまざまな内容でお送りしています。
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