小学一年生が面白い
小一とは多感な時期だ。幼稚園から小学校へと今までとは異なる環境へと移るので、心配や期待で胸がいっぱいなのだ。そんな子供たちに送る雑誌「小学一年生」。5月号の特集は「おいしい! きゅうしょく」だった。
これが小学一年生です!
給食は小学校からだもんね!
給食の食べ方などはもちろん、給食工場にも取材に行っているなど、大人でもワクワクする企画を子供の言葉に置き換えて紙面が作ってある。他にも鉛筆工場の見学だったり、6月号では生き物地図を作っていたりなど、大人が読んでも面白い。
30代が読んでも面白いんです!
面白さの中に「小一とは」がある気がする。そこで「中学二年生」という雑誌を作りたいと思う。中二は急に変わる時期なのだ。子供から大人へのクッションとなる時期だと考える。そんな大切な時期だからこそ、「中二とは」という雑誌があってもいいと思うのだ。
そこで作りました!
雑誌「中学二年生」
中二といえば反抗期や「中二病」というものが発症する時期だ。急に洋楽やクラシック音楽を聴き始めたり、ブラックコーヒーを飲み始めたり、第三の目と呼ばれる「邪気眼」が目覚めたりなど、とても大忙しの時期なのだ。
中一まではこうだけど、
中二になるとこうなります!
小学一年生では、小一モデルというものがいて、本当の小一が登場するのだけれど、今回は本当の中一や中二を呼ぶことができなかったので、30代の私が中一と中二を演じている。ただ中一から中二で凄まじい変化があるのがわかるのではないだろうか。
怪我でも病気でもないのに、眼帯や絆創膏、包帯に憧れます!
雑誌「中学二年生」では、その中二の正しい変化について紹介している。第三の目「邪気眼」の覚醒による服装の変化をわかりやすく紙面にまとめているのだ。これで世の中二は迷うことがなくなるのだ。
こうなります!!!
タイプ別で分かりやすい!
小学一年生では、文章が文節で区切ってある。それに習い中学二年生でも文節に区切った。また可愛らしいデザインなので、中学二年生でも明るいデザインにした。これは未来への明るさを提示しているのだ。
小学一年生では文節に区切っている
中学二年生でも区切りました!
小学一年生ではモデルの名前が書いてあるので、
中学二年生でも名前を書きました!
小学一年生では長音符にふりがなあるので、
中学二年生でもふりがなを振りました!
中二の基本アイテムである「チュッパチャプス」「包帯」「十字架」「指先のない手袋」をつけ、さらにタイプ別に眼帯やダイス、ハーモニカなどを持つことで中二になれる。「サイコロ」を「ダイス」と呼ぶのが中二なのだ。
漢字の読み方と集う場所
中二になると漢字の読み方も変わる。今まで通りの読み方では中二とは言えないのだ。学校では教えてくれない読み方があるのだ。教科書には載っていない真実があるのだ。それを中学二年生では教えあげるのだ。
こうなります!
「地球」を「ほし」と読み、「夕暮れ」を「黄昏に染まりし時」と読む。読み方にも漢字が入ってくるのがポイントだ。また早退は「プリズンブレイク」となり、読み方が英語になることもある。これが中二なのだ。
小学一年生にも文字の特集がありました!
次は放課後に行く場所だ。オシャレな人々はカフェに行ったりするかもしれない。しかし、中二はそんなところには行かない。では、どこに行くのか。それを中学二年生では紹介しているのだ。
ここに行きましょう!
健全。とても健全。こういうところに行くのが中二。中学二年生は教育的な側面もあるので、基本的には緑があるところをすすめるのだ。そして、風船をあしらった可愛らしいデザイン。そして、ひょうきんな中二モデル。素晴らしい紙面だ。
お便りコーナー
雑誌「小学一年生」にもイラストコーナーがある。小一が描いたイラストが載っていてとても可愛らしい。もちろん「中学二年生」にもイラストコーナーがある。しかも、お便りも載っている。中二の文章と美術を遺憾無く発揮するページだ。
これです!
素晴らしいですね!
素晴らしいイラストだ。よく見ると、すべてのイラストが指のない手袋をつけ、黒い眼帯をつけている。中二として憧れているのがこの二つなのだろう。ペンネームはどれもカッコいい。そして、抽選で当たるのが黒い眼帯だ。
全員眼帯と手袋を装着!
ペンネームもカッコいい!
抽選で黒い眼帯!
小学一年生には、「おうちのかたへ」と書いてあることがある。注意などが書いてあるのだ。そこは普通に漢字が使われるなど、小一向けではない。もちろん中学二年生にもそれがある。
小学一年生のおうちのかたへ
中学二年生のおうちのかたへ
中二の頃の一部は黒歴史という、大人になって思い出した時に「あー」と叫びたくなるようなことが起きるのだ。それを防ぐためにも親御さんに中二っぽいものを捨てるように呼びかけている。中二はもちろん、親御さんにもバイブル的な一冊が「中学二年生」なのだ。
イラストは全部私が描いたんだけどね!
中学二年生は楽しい!
大人から子供へのクッションとなる大事な時期だからこそ、このような雑誌があってもいいのかもしれない、と思い作った。そして、中二モデルをしたら意外と楽しくて中二病をわずらう気持ちもよくわかった。それを黒歴史にしないためにも「中学二年生」なのだ。
小学8年生という雑誌もありますが、中二は関係ないです!