PR:立命館大学 2016年10月25日

あなたの「国丼」を食べさせてください

米中丁蘭+日本のグローバル丼。
米中丁蘭+日本のグローバル丼。
「こんど京都で留学生が丼を作ってくれるので、食べに行きませんか」という、突飛にも程があるメッセージが、編集部安藤さんから届いた。
我らがデイリーポータルではさほど珍しくない、いわゆる5W1H的な要素の噛み合わせがガタガタしてるヤツだ。
詳しく説明してもらうと、「京都の立命館大学で、留学生が自国の料理を作ってくれるので、それを日本のライスに乗っけてグルーバルな丼ものを作りませんか」とのこと。
詳しく聞いても良く分からないが、なんか美味そうなので行ってみよう。
1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。(動画インタビュー)

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おしんに負けた思い出の学舎(未遂)

さて、立命館大学といえば僕の母校…になるはずだったけど入試に落ちた思い出の大学である。
当時始まったばかりの一芸入試、僕は高校時代にNHK放送コンテスト(放送部の甲子園的なもの)のラジオドラマ制作部門で3年間連続全国入賞していた経歴でチャレンジしたら、受験生の中に同じNHKでも朝ドラ『おしん』で主人公おしんの子供時代を演じた小林綾子さんがいたのだ。
で、小林さんは受かって僕は落ちた。おしんめ。
校舎内で待ち合わせ。留学生4人+サポーターの吉田悠生さんと茶畠彩良さん。ひとつ美味いのお願いします。
校舎内で待ち合わせ。留学生4人+サポーターの吉田悠生さんと茶畠彩良さん。ひとつ美味いのお願いします。

あれ以降、二度とこの敷地に足を踏み入れることは無かろうと思っていたのに、二十数年を経て留学生の丼をご馳走になりに来てしまった。

ともあれ立命館の校内で皆さんと合流し、まずは買い出しである。

留学生の皆さんは基本的に自炊生活ということで、大学と学生寮の中間地点にある、いつも買い出しに使っているスーパーへ。

今回のテーマとしてすでに「ユアカントリー料理オンザ丼ライス」とお願いしてあるので、それに必要な材料を揃えてもらった。

留学生寮がやたらとかっこいい

買い出しが終わったらそのまま留学生の国際寮へ移動。
大学から徒歩15分ほどのこの国際寮(立命館大学インターナショナルハウス大将軍)は、昨年に完成したばかり。まだほぼ新築ですごいキレイだ。
なんか軽めの魔王城っぽい写真が撮れた。
なんか軽めの魔王城っぽい写真が撮れた。
昼間はこんな感じ。どこからどう見てもおしゃれマンション。
昼間はこんな感じ。どこからどう見てもおしゃれマンション。
いまのところ、中国、韓国、インドネシア、ベトナム、アメリカはじめ世界32カ国・地域の学生さんと、留学生の生活をサポートする日本人学生スタッフが住んでいるという。
ちなみに建物自体は男女共同寮だが、女子フロアはがっちり男子禁制になっているので、世界各国のご両親がたもご安心ください。
かなり広いキッチン&食堂。設備も新しくて快適だ。
かなり広いキッチン&食堂。設備も新しくて快適だ。
寮内には、各フロアごとにきちんと調理設備の揃った食堂がある。
コンロとシンクも4つずつあるので、今回はここで1人1設備を使ってもらっての丼調理をしていただこう。
なんかキャラ立ちの強いメンツ。僕と安藤さんが若干薄く見える。
なんかキャラ立ちの強いメンツ。僕と安藤さんが若干薄く見える。
ではここで、今回調理をお願いする留学生の皆さんと、買い出しの中身を紹介しよう。
イタリアンパセリとピクルスが、なにか珍しいものが食べられそうな期待を煽る。
イタリアンパセリとピクルスが、なにか珍しいものが食べられそうな期待を煽る。
まず、デンマークからの留学生、キャスパー・ラウリツンさん。21歳で、立命館には日本語を学びにやってきたそうだ。
まだ日本に来て一年ということで、まだ日本語は流暢という感じではないが、料理を説明する時のフライパンを振ったり肉を捏ねたり、といったパントマイムがやたら上手かった。たぶん料理も相当やるっぽい。
イケメン眼鏡のマックス。買い出しはほぼマッシュルーム。
イケメン眼鏡のマックス。買い出しはほぼマッシュルーム。
続いて、オランダ出身のマックス・ドゥ・フィリンドさん。4人の中で最年少の20歳。

さすが平均身長世界一のオランダ人。190㎝近い上にシュッとしたイケメンである。留学するぐらい頭が良くて、これで料理まで上手かったら大騒ぎである。さぁ、上手いのか。大騒ぎなのか。
あっ、これは材料見ただけでわかる。お馴染みのうまいアレだ。
あっ、これは材料見ただけでわかる。お馴染みのうまいアレだ。
中国の重慶から来た向 姝(コウ シュ)さん。日本語を学ぶ23歳。今回は見て分かる通り麻婆豆腐と鶏の唐揚げ丼を作ってもらえるようだ。
レトルトの麻婆豆腐の素を使用するのは「これが簡単でいいです」とのこと。そうか、本場中国の人もこれでいいのか。美味くて簡単でいいよな。
とんでもないボリュームの丼が来そうな予感。そしてステーキ肉!
とんでもないボリュームの丼が来そうな予感。そしてステーキ肉!
最後は、アメリカ出身のアンナ・バビスシさん。最年長の28歳で、日本語と中国語の勉強をしている。
アンナさんは日本の甲冑が大好きで、アメリカの自宅にある鍛冶場で鎧を作っていたそうだ。お互いにちゃんと日本語が通じていればの話だが、確かにそう言ってた。あり得なさすぎて2回確認したけど、本当らしい。

ちなみに今回は彼女だけアイデアが2つあるとかで、丼も2つ作ってもらうことになっている。それにしたって材料多くないか。

作ってみよう、マイカントリー丼(男性編)

各自で材料がきちんと揃ったことを確認したら、いよいよ調理開始である。
かなり手慣れた包丁捌きでパプリカとマッシュルームを刻みまくる。
かなり手慣れた包丁捌きでパプリカとマッシュルームを刻みまくる。
ただ一人、肉っ気無し。材料の大半がマッシュルームだったマックスさん。何を作るんだろう?

マックス「僕のママのマッシュルームソースを作ります」

実は知らなかったのだが、検索するとどうやらオランダはマッシュルームの本場で、世界で唯一、マッシュルーム栽培の専門学校もあるそうだ。
そのオランダ定番のマッシュルームソースを、マックスさんのお母さん直伝レシピで作るそうだ。このためにお母さんにレシピを確認してくれたとのことで、お母さん、よく分からない企画でご面倒おかけして申し訳無い。
どんな味のソースなのか、完成が楽しみだ。
サクサクと見事な手際でミートボールを作るキャスパーさん。ミンチの達人か。
サクサクと見事な手際でミートボールを作るキャスパーさん。ミンチの達人か。
デンマークのキャスパーさんは、何を作ってくれるのだろうか?

キャスパー「デンマーク風ミートボールのフリカデラと、ミンチステーキを作るよ!」
そう言いながら楽しげに豚ミンチをこね、牛ミンチがスーパーで見つからなかったからといって牛肉を包丁で叩きまくるキャスパーさん。

僕は今までデンマーク人の知り合いがいなかったので分かっていなかったのだが、どうもデンマークというのはミンチの国らしい。

キャスパー「デンマークは養豚の国です。日本にも豚肉をいっぱい輸出してます」

なんだかおいしそうな予感。グローバル丼

作ってみよう、マイカントリー丼(女性編)

男性陣は二人とも順調な様子。では米中の女性陣はどんな感じだろうか。
どえらく良い匂いはしてるぞ。
すごい真剣に豆腐を切る向さん。本気だ。
すごい真剣に豆腐を切る向さん。本気だ。
向さんは重慶出身。重慶と言えばザ・四川料理の本場。とにかく辛い味で有名な土地だ。
なのに、向さんが買った麻婆豆腐の素は中辛。そこに追加で辛味を足した様子もない。

向「私は辛いのが好きだけど、重慶の味に合わせてしまうとみんなが食べられなくなってしまうから…」

あっ、なんかすごくいい人だ。グローバル気遣いだ。
一方、向さんの揚げた唐揚げを遠慮無くバクバクと試食する編集部安藤さんと、ニフティ営業橋本さん。「向さんこれ美味いね!」
一方、向さんの揚げた唐揚げを遠慮無くバクバクと試食する編集部安藤さんと、ニフティ営業橋本さん。「向さんこれ美味いね!」
日本に留学している娘の料理、お母さんは驚いただろうか。
日本に留学している娘の料理、お母さんは驚いただろうか。
さて、出来上がった唐揚げと麻婆豆腐の写真をスマホで撮った向さん。どこかへメールを打ち始めた。

向「実は私、実家にいた頃は料理したことが全く無かったんです。だからこの写真をお母さんにメールしたらビックリすると思います」

そういえば向さん、確かに豆腐を切るのも唐揚げを揚げるのもやけに慎重だなと思っていたのだが、あまり慣れていないからだったようだ。
でもこの完成度なら、お母さんきっとビックリしてくれるんじゃないか。
いきなり料理の作り方を熱唱するアンナさん。アメリカドラマか。
いきなり料理の作り方を熱唱するアンナさん。アメリカドラマか。
調理中、突然に誰かが歌いだした。アメリカ出身のアンナさんだ。
どうやら今作ってる料理のレシピをメロディーに乗せて歌っているらしい。
なんだそれ。よく分からないが、アメリカ人がそういうことをすると妙にかっこいいからズルい。勝手なアメリカイメージで恐縮だが。
ベーコンを炒めるのにもまずバターをドン!
ベーコンを炒めるのにもまずバターをドン!
続いて、大ぶりにカットしたバターの塊をカッとフライパンに投入。英語が聞き取れなかったが、たぶんさっきの歌の中に「バターを躊躇することなく放り込め。いっぱい入れろ」的な歌詞があったんだと思う。
バター1ケースの半分ぐらいの塊を電子レンジでチン!
バター1ケースの半分ぐらいの塊を電子レンジでチン!
溶けたバターにハーブとニンニクをまぜて、ステーキ丼にだぶだぶとかけるアメリカ人と、さすがに若干引き気味に見えるオランダ人。
溶けたバターにハーブとニンニクをまぜて、ステーキ丼にだぶだぶとかけるアンナさんと、さすがに若干引き気味に見えるマックスさん。
今回、アンナさんのアメリカン丼は2品。ステーキ丼と、アメリカンな朝食をオンザライスしたブレックファスト丼。どちらもバターたっぷりのレシピである。
(買い物の中にバターが2箱あったが、最終的に2品で1.5箱分使ってた)

こういう書き方をするとアンナさんがバターどはどばの雑な調理をしているかのように見えてしまうが、実は彼女はかなり繊細なアーティスト。なんと今回の丼のレシピを作る時に、盛り付けのデザインまで考えていたのだ。
アンナさんのアメリカン丼、盛り付け図。この時点でもはや美味そう。
アンナさんのアメリカン丼、盛り付け図。この時点でもはや美味そう。
予め盛り付けを考え、ステーキの断面が美味く見えるようになどしっかり考えたそうだ。
うん、分かるぞ。僕も同じタイプの人間だから分かる。この人、とにかく食べ物が好きで好きで仕方ないタイプの人に違いない。
こういうタイプは万国共通で仲良くなれる自信がある。そして、絶対に美味しいものを作ってくれるはずだ。

いよいよ完成、国丼!

アンナさんが2品目を仕上げた時点で、全員の国の料理が完成した。
それを、丼ごはんの上にどばっと乗せれば、国丼の完成である。
どの角度から見ても最高の肉っぷり。
どの角度から見ても最高の肉っぷり。
アメリカのステーキ丼は、刻んだマッシュルームと、飴色になるまでバターで炒めたタマネギと、ステーキ。上からハーブとニンニクを混ぜた溶かしバターのソース。マズい要素とか粒ほども存在しないぞ。
さらに、絶妙のミディアムレアに焼けたステーキの切り口をがっつり見せびらかすように盛り付けてあるのは、アンナさんの手腕である。
さすが、我々農耕民族では何世紀経っても追いつけないアメリカ人の肉慣れっぷりだ。
アメリカン朝食の神髄を一気に丼で味わう。
アメリカン朝食の神髄を一気に丼で味わう。
もう一つアメリカン丼は、ブレックファスト丼。最初に名前だけ聞いた時は「なんじゃそれ」と思ったが、見れば納得。
がっつりした厚切りベーコン、ソーセージグレービー(刻んだソーセージとタマネギと小麦粉をたっぷりのバターで炒め、牛乳を加えた濃厚なホワイトソースみたいなもの。ビスケットなどにつけて食べる)、ハッシュブラウン(ハッシュポテト)、目玉焼きというザ・アメリカン朝食をそのままご飯にオン。体育会系男子学生ですらさすがに朝からは勘弁、というカロリーの塊である。
これも結構なカロリーだろうけど、アメリカを見たあとならアッサリ系っぽい。
これも結構なカロリーだろうけど、アメリカを見たあとならアッサリ系っぽい。
中国丼は、麻婆唐揚げ丼。日本人にも馴染みの深い料理だけに、この組み合わせ+丼ご飯に失敗があり得ないのは分かってる。ご飯が進むヤツしか乗ってないしな。
ここまでくるとさすがにカロリーが気になって仕方ないが、鶏唐揚げがあっさりした胸肉を使ってくれているのは向さんの気遣いだろう。
マッシュルームソース、完成直前にちょっと味見させてもらって、「これご飯にぶっかけてぇ!」と叫んだ。まさにいまそれを作ってもらってたんだけども。
マッシュルームソース、完成直前にちょっと味見させてもらって、「これご飯にぶっかけてぇ!」と叫んだ。まさにいまそれを作ってもらってたんだけども。
オランダ丼は、マックスさんのお母さん直伝マッシュルームソースをごはんにかけたマッシュルームソース丼。
炒めたマッシュルームとパプリカ、タマネギをブイヨン(今回は鶏ガラスープで代用)で煮て、ニンニク入りクリームチーズで味付け。最後にカレー粉で風味付けしてある。
わりとシンプルな作り方だけど、マッシュルームの味がソース全体に染み出していて、めちゃくちゃ美味い。本来はパンなどにつけて食べるものらしいが、ご飯でも…というかご飯で大正解。
国民1人あたり12頭の豚を生産している豚肉王国デンマークは、ミートボールが美味い。
国民1人あたり12頭の豚を生産している豚肉王国デンマークは、ミートボールが美味い。
僕の中ではすっかりミンチの国というイメージが定着したデンマーク丼は、デンマーク風ミートボールのフリカデラと牛ミンチを固めて焼いたミンチステーキ丼。フリカデラはソースを使わず、バターソテーしたタマネギとピクルスを一緒に食べるのが定番とのこと。
ハンバーガーの付け合わせにちょっと付いてるのはよくあるが、これだけピクルスに存在感があるのは珍しい。
ちょっとつまませてもらうと、ピクルスの酸味が肉のあとくちをサッパリさせて、いくらでも食べられる感じ。これ、止まらないやつだな?

よし、じゃあ本格的に食うか!

4カ国5種の国丼、いただきます!

みんなの国丼、いただきます

…と、その前にもう一つ。
せっかく4カ国5種の国丼ができたので、ついでにそれを全部まとめたグローバル丼も作れないだろうか。
そうそう、その超うまいソース、空いてるとこにかけて。
そうそう、その超うまいソース、空いてるとこにかけて。
いや、「作れないだろうか」とか気を持たせ気味に書いてみたが、要するに余った料理をごちゃっと盛っただけである。
イメージとしては、一人暮らしの学生が昨日のおかずの残りとか適当にご飯の上にのっけた、雑なアレの感じだ。
丼に国境は無い。イマジン。
丼に国境は無い。イマジン。
もうちょい雑でヒドい感じになるかと思ったが、意外とアリか?
最初からこういう豪華ボリュームな丼なんだよと言われていればスムーズに受け入れられそう。
例えば海鮮丼とか、いろいろな具材が乗ってるじゃないか。あの感じのワールドワイド版だと思えば。
では今度こそ本当に、いただきます。
では今度こそ本当に、いただきます。
「じゃあ、皆さんいただきましょう!」と編集部安藤さんが言うなり、四方八方から箸とスプーンがグワッと延びる。
アンナさん、「ちょっと待って!」とダッシュで飛び出していくから何かと思ったら、ライトセーバー型の箸を自室から取ってきた。自慢したかったらしい。
アンナさん、「ちょっと待って!」とダッシュで飛び出していくから何かと思ったら、ライトセーバー型の箸を自室から取ってきた。自慢したかったらしい。
自作麻婆丼に「美味しくできた!」と喜ぶ中国人。
「マジか、ステーキって箸で切れる!?」と驚くデンマーク人。
自前の光るライトセーバー箸で慎重に目玉焼きの黄身をつぶすアメリカ人。
「グローバル丼ウマイ!」と思わず白目をむくオランダ人。
イケメンも変顔になる味。そんなに美味いか。
イケメンも変顔になる味。そんなに美味いか。
4カ国5丼+ワールドワイドなグローバル丼。豪華な夕食である。
正直、事前に「今回ひとつぐらいはどれかハズレが出るんじゃないか」と予想していたのだが、どれも間違いなく美味しく出来上がってしまった。ネタ的には失敗が混じってても良かったのだが、食事としては大成功だ。
うわー、めちゃくちゃうまいなー。あと、気付いたらやけに人増えてないか。
うわー、めちゃくちゃうまいなー。あと、気付いたらやけに人増えてないか。
どれも美味いんだけど、マックスさんが白目をむいていた通り、グローバル丼がとてもいい。
どこを掘っても美味いのが出てくるし、たまに麻婆がステーキに絡んだり、ミートボールに対してマッシュルームソースとピクルスが一緒にいい仕事をしたり。どう食べても楽しいのだ。
世界、最高だなー。

ワールドワイドに美味しかった

で、気付いたら確かにやたらと人が増えている。
あいつらなんか美味そうなのを作ってるぞ、という話が寮内に広がったらしく、他の学生たちも食堂に集まってきたのだ。
味見に群がる寮生たち。美味いよねー。
味見に群がる寮生たち。美味いよねー。
みんな基本、日本語で「おいしい」「うまい」なんだけど、たまに聞き取れない言語で「●△◆」みたいなのが混じる。あれもたぶん「おいしい」って言ってたように思う。このみんな好き勝手にご飯食べてる感じが面白い。
寮生仲間からの「美味い」コメントにハイタッチするアンナ&キャスパー。
寮生仲間からの「美味い」コメントにハイタッチするアンナ&キャスパー。
今回作ってもらった丼には国のイメージとか土地柄とかがそれなりに反映されているけど、食べる時はそういうの関係無しで、単に友達同士でテンション高めにメシを食べる学生さんたちだ。
食べ物に国境はない…的なご大層な話じゃなくて、単に学生さんは万国共通、世界どこでもこんな感じで騒がしくワイワイとメシを食うのだろう。
ちょっと残ったマッシュルームソースをフライパンから直食いする留学生。ところで誰だキミ。
ちょっと残ったマッシュルームソースをフライパンから直食いする留学生。ところで誰だキミ。
結局、開始当初の倍以上の人数で丼を奪い合うことになってしまい、あっというまに5丼完食。
ごちそうさまでした。

おまけに、探検もしておいた

食後、ついでに寮生の部屋も見せてもらおうと言うことで、一番手近にいたキャスパーさんに、部屋見せてよ、とお願いした。
最初は「僕の部屋は汚いからダメです」と断られたのだが、「そもそも男子学生の部屋でキレイとかありえないから。汚くて普通だから」となだめすかして、部屋に入れてもらうことに成功。
「キャスパーが あらわれた!
「キャスパーが あらわれた!」
さすが新築だけあって、部屋の壁や家具類はキレイ。が、確かに全体的には本人の申告通りけっこうな乱雑さである。男子学生の部屋の汚さにも国境はないのか。
「きだては コインをみつけた!」
「キダテは コインをみつけた!」
キャスパーさんの机の上にはテキストなどの他に、なぜか1円玉はじめ小銭が山積みに。
日本人は買い物する時にわりと小銭をきっちり使い切ろうとするが、留学生はそういうのを持て余すらしい。
なので、部屋のあちこちに小銭が積み上げられているのは『留学生あるある』なのだ。

よくRPGなんかで、部屋のタンスや井戸の中などを探すと「なんでこんなところにコインが隠してあるんだ」的なことがあるが、あれ、もしかしたら留学生の部屋なのかもしれないな。勝手に持っていかないほうが良さそうだ。

今回の取り組みで、『各国の料理+日本のご飯』という組み合わせは、基本、どうやったって美味いという確証は取れた。
というか、自分が学生だった頃って、冷凍のミックスベジタブルとソーセージを炒めてご飯にのせて掻き込む、みたいな雑きわまりない無国籍丼で食いつないでいたので、こんなきっちり自国の料理を作れるって、すごいな。
やはり知らない世界で冒険する時は、自分の国の料理ぐらいは作れるようにしておいたほうがいいのかもしれない。
今回は、冒険者の装い(的なイメージ)でお届けしました。
今回は、冒険者の装い(的なイメージ)でお届けしました。この続きは立命館のRPGサイトへ。

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