サイボーグ009はホヤに似ている
「女川ほやほやツアー」とは、ホヤをキーにして震災からの復興を目指す「ほやほや学会」による企画で、年に一度開催される現地集合の日帰りツアー。そういう訳で、この記事を読んでツアーにいきたくなっても、やってないのでご注意ください。これは告知ではなく自慢話なのだ。
ホヤの養殖場が津波でえらいこっちゃになって、去年ようやく出荷までこぎつけたという話は「ホヤ養殖場の再出荷が始まりました!」という記事に書いたので、ご興味あればあわせてお読みください。
ホヤの養殖場が津波でえらいこっちゃになって、去年ようやく出荷までこぎつけたという話は「ホヤ養殖場の再出荷が始まりました!」という記事に書いたので、ご興味あればあわせてお読みください。
先に説明しておきますが、これがホヤです。
このツアーは新幹線を使えば日帰りも可能なのだが、私は深夜バスで石巻へと行き、早朝の石巻観光をしてから女川へと向かった。
石巻といえば漫画家の石ノ森章太郎さんの石ノ森萬画館がある町で、街中にモニュメントが飾られている。
私の頭の中がホヤのことでいっぱいだったので、サイボーグ009の衣装がホヤに見えた。
石巻といえば漫画家の石ノ森章太郎さんの石ノ森萬画館がある町で、街中にモニュメントが飾られている。
私の頭の中がホヤのことでいっぱいだったので、サイボーグ009の衣装がホヤに見えた。
ほらほら、ホヤっぽくないですか?
これは似ていない。
コンビニみたいな三越がかわいかった。
そんな石巻市も女川町と並ぶホヤの産地であり、駅周辺にはホヤの加工品がお土産としてたくさん売られていた。
ぼくたちのホヤツアーはもう始まっているのだと、勝手に気分が盛り上がって、早くもお土産を買ってしまう。
ぼくたちのホヤツアーはもう始まっているのだと、勝手に気分が盛り上がって、早くもお土産を買ってしまう。
右のは新幹線などでも売られているが、それ以外にもたくさんあるんですよ。
関東ではまず見ない魅力的な缶詰など。
石巻線が全線開通しました
さて石巻から女川へといくルートだが、津波の影響で不通となっていた石巻線が、今年の3月に全線開通したことで、ようやく列車でいけるようになった。
石巻から女川へチョコンと伸びた盲腸のような区間だが、切り捨てられることなく復旧したのだ。
石巻から女川へチョコンと伸びた盲腸のような区間だが、切り捨てられることなく復旧したのだ。
4年振りに買えるようになった女川行きの切符。
女川には震災前にも何度か来たことがあるけれど、いつも車を使っていたので、実は石巻線に思い出は一切ない。
それでも石巻駅に女川行きの列車がやってくるのを見ていたら、ようやく復旧したんだなと感慨深いものがあった。
まあ車中はほとんど寝ていたのだが。
それでも石巻駅に女川行きの列車がやってくるのを見ていたら、ようやく復旧したんだなと感慨深いものがあった。
まあ車中はほとんど寝ていたのだが。
「あまちゃん」のテーマソングがずっと頭の中で流れた。
チャラッチャッチャッチャッチャチャラチャチャ~。
津波ですべてが流されてしまった女川駅は、立派な駅舎に生まれ変わり、名物の温泉も復旧していた。
石巻線の終着駅なので、線路もここまで。
新幹線が止まってもおかしくないような立派な駅になっていた。
この女川駅へと来るまでに、石巻港でマイナス58度の世界を体験したり、漁師さんからカツオを5匹もらいそうになったり、歩道橋の上でウワーってなったり、そりゃもう色々あったのだが全部割愛。
いったん広告です
まずはホヤの収穫体験から
「女川ほやほやツアー」の参加者は25名程。半数以上は宮城県外からの遠征組で、はるばる大阪から名古屋から来た猛者もいるようだ。
わざわざツアーに来るくらいなので、ホヤ大好きという人がもちろん多いのだが、おいしいホヤをまだ食べたことがない人、あるいはホヤをまったく食べたことがないという人まで様々。
食べたことがないのになんでわざわざと思うかもしれないが、実はそれこそ正解なのである。ホヤの好き嫌いは最初に食べたホヤの鮮度で決まるといっていいので、初めてのホヤが女川の獲れたてなんて、運命を変えるかもしれない程に最高の出会いなのだ。
わざわざツアーに来るくらいなので、ホヤ大好きという人がもちろん多いのだが、おいしいホヤをまだ食べたことがない人、あるいはホヤをまったく食べたことがないという人まで様々。
食べたことがないのになんでわざわざと思うかもしれないが、実はそれこそ正解なのである。ホヤの好き嫌いは最初に食べたホヤの鮮度で決まるといっていいので、初めてのホヤが女川の獲れたてなんて、運命を変えるかもしれない程に最高の出会いなのだ。
駅からはバスで養殖場のある港へと移動。
やってきたのは女川の竹浦浜。ここから漁船に分乗して、沖合で養殖しているホヤの水揚げを体験させていただくのである。
このステッカー、クーラーボックスに貼りたい!
カッパと靴カバーを着込み、漁船へと乗り込む。
ホヤの収穫体験は、石巻市の寄磯で2008年に取材させていただいたことがあり、(こちらの記事参照)、7年振り2回目となるのだが、2回目でも3回目でも絶対に楽しい。
この日は残念ながら台風の接近で海の状況が悪いため、ホヤを養殖している場所からではなく、港のすぐ近くに設置された一時保管用のブイからの収穫となった。
この日は残念ながら台風の接近で海の状況が悪いため、ホヤを養殖している場所からではなく、港のすぐ近くに設置された一時保管用のブイからの収穫となった。
晴れていれば最高の景色だったんだろうけれど、まあ雨で中止にならなかっただけラッキーですかね。
これがホヤの養殖だ!
ホヤの育て方をざっくり説明すると、ホヤの幼生が付着した牡蠣殻を結んだ長いロープを海中にぶら下げて、3~4年待つというもの。ホヤは成長が遅い分だけ、時間を掛けて海の味わいをしっかり受け止めているのだと思う。
ロープを引き上げると、牡蠣殻を中心にして、360度全方向にホヤが付いて、ボール状になったものが見えてきた。
ロープを引き上げると、牡蠣殻を中心にして、360度全方向にホヤが付いて、ボール状になったものが見えてきた。
たぶん知らない人が見たら、全員が予想を外すであろう状態で上がってくるんですよ。
一塊に20~30個くらいのホヤが付いている。
これこれこれ、これが見たかった。
ホヤは単体でも意表をついた姿なのに、集団だとさらに意味不明になって最高だ。
よく「海のパイナップル」といわれるホヤだが、養殖のホヤは沖縄とかに生えているアダンの実に似ていると思う。ただ、「ホヤってアダンっぽいよね」といっても、アダンってなんだよっていう説明が必要になるのだが。
ホヤは単体でも意表をついた姿なのに、集団だとさらに意味不明になって最高だ。
よく「海のパイナップル」といわれるホヤだが、養殖のホヤは沖縄とかに生えているアダンの実に似ていると思う。ただ、「ホヤってアダンっぽいよね」といっても、アダンってなんだよっていう説明が必要になるのだが。
沖縄のアダン。「アダンを食べてみる」より。
ホヤはね、隣と触れ合う部分にはトゲをはやさない優しさを持っているんだよ。
お世話になった漁師さん。女川のジョニー・デップ。
ホヤは植物ではなく動物
「ホヤ」とは一体なんなのかという根本的な疑問を持つ人も多いと思うが、動物か植物かの二択なら、動物の側になるらしい。
分類学的には、脊索動物門の尾索動物亜門のホヤ綱。幼生の頃は脊索(背骨のようなもの)がちゃんとあって、オタマジャクシのように泳いで移動し、岩場など(養殖ならカキの殻)に腰を据えると、変態を行い固着性の成体となるそうですよ。
分類学的には、脊索動物門の尾索動物亜門のホヤ綱。幼生の頃は脊索(背骨のようなもの)がちゃんとあって、オタマジャクシのように泳いで移動し、岩場など(養殖ならカキの殻)に腰を据えると、変態を行い固着性の成体となるそうですよ。
こう見えても、小さいころは泳いでいたんですよ。
理科の先生でもあるライターの加藤さんによると、「脊椎動物に進化しようとしたのに、間違ってイソギンチャクっぽい方に戻っちゃった動物って感じ。見どころは、幼生から固着生活に入る瞬間、10分かそこらで尾部が消失していく過程です!」とのこと。その見どころ、どうやったら見られるんだよ。
そしてホヤには二つの突起があり、「+」の切れ込みがある口(入水孔)から海水を吸い、体内でプランクトンなどの栄養源を濾過して、「-」のお尻(出水孔)から排水している。
そしてホヤには二つの突起があり、「+」の切れ込みがある口(入水孔)から海水を吸い、体内でプランクトンなどの栄養源を濾過して、「-」のお尻(出水孔)から排水している。
「+」側が海水を吸う入水孔。
「-」側が海水を出す出水孔。
ここに住むぞと定住したら、そこから一歩も動かないで海水だけを飲んで生きていくという、まるで霞を食べる仙人のような一生。
この説明からわかるように、ホヤは100%海の恵みだけで育っており、その身は三陸の海水を3年掛けてギュッと濃縮したような味なのである(塩辛くはない)。
ほら、食べたくなってきたでしょう。
この説明からわかるように、ホヤは100%海の恵みだけで育っており、その身は三陸の海水を3年掛けてギュッと濃縮したような味なのである(塩辛くはない)。
ほら、食べたくなってきたでしょう。
水揚げされたホヤ。動物だか植物だか宇宙人だか訳が分からなくて最高。
あの阿藤快さんも先日来て、「いいぜ!!」と書いていったそうです。いいね!
漁港にいた気立てのよいネコ。
いったん広告です
人生で一番ホヤを食べる
ホヤを収穫した後は、もちろんホヤを食べる番である。
まずは今日のために特別に作ってもらったという特製ホヤ弁当をいただき、そのあとにホヤ料理のレクチャーを受けながら、養殖している浜の違いを楽しむ利きホヤに挑もうという完璧な算段だ。
まさに現地に来た者だけが楽しめる、ホヤまみれのツアーなのである。
まずは今日のために特別に作ってもらったという特製ホヤ弁当をいただき、そのあとにホヤ料理のレクチャーを受けながら、養殖している浜の違いを楽しむ利きホヤに挑もうという完璧な算段だ。
まさに現地に来た者だけが楽しめる、ホヤまみれのツアーなのである。
漬物以外は全部ホヤ料理という特製ホヤ弁当。揚げ物が意外とおいしかった。
ホヤのすべてがわかる「ほや本」をいただいてご満悦。
ホヤは一年中食べられるそうだが、冬至頃の産卵前後は身が痩せるため、出荷されるのは3月~9月上旬頃。
春に出荷される走りのホヤはまだ身が痩せていて、「水ホヤ」とも呼ばれるフニャンとした感じだが、これこそ生で食べると喉越しが最高なのだと好む人も多いとか。今すぐにそれを飲み込んで、「ホヤは飲み物」と呟きたい。
夏はまさに旬の時期。梅雨を迎えるとエサとなる海中のプランクトンをたくさん食べることで、身がぐっと厚くなり、色も鮮やかなオレンジ色に染まっていく。この時期にホヤを食べないと、夏が始まらないという人も多いだろう。
そして秋が近づいてくる頃の名残りのホヤは、エサを食べなくなるため、試合前のボクサーのように身が締まった状態となる。この時期はホヤ独特の苦みが強くなるという人もいるが、今回食べた感じでは、旨味の濃さはすごいけど苦いということはまったくなかった。
来シーズンは毎月取り寄せようかしら。
春に出荷される走りのホヤはまだ身が痩せていて、「水ホヤ」とも呼ばれるフニャンとした感じだが、これこそ生で食べると喉越しが最高なのだと好む人も多いとか。今すぐにそれを飲み込んで、「ホヤは飲み物」と呟きたい。
夏はまさに旬の時期。梅雨を迎えるとエサとなる海中のプランクトンをたくさん食べることで、身がぐっと厚くなり、色も鮮やかなオレンジ色に染まっていく。この時期にホヤを食べないと、夏が始まらないという人も多いだろう。
そして秋が近づいてくる頃の名残りのホヤは、エサを食べなくなるため、試合前のボクサーのように身が締まった状態となる。この時期はホヤ独特の苦みが強くなるという人もいるが、今回食べた感じでは、旨味の濃さはすごいけど苦いということはまったくなかった。
来シーズンは毎月取り寄せようかしら。
6月にオープンした商業施設第1号である女川水産業体験館「あがいんステーション」。「ほや本」はここのお土産物ブースなどで在庫がなくなるまで無料配布中。
このように季節によって味の違うホヤだが、さらに生まれてから三年目の「三年子」と、四年目の「四年子」では、大きさだけではなく味もかなり違うそうだ。
「3年子の水ホヤだけが持つ瑞々しさを愛している」とか、「秋になってからの4年子の濃さがホヤの本当の味なんだ」とか、ホヤ漁師なら口には出さなくても心に秘めているものらしい。
「3年子の水ホヤだけが持つ瑞々しさを愛している」とか、「秋になってからの4年子の濃さがホヤの本当の味なんだ」とか、ホヤ漁師なら口には出さなくても心に秘めているものらしい。
あんがいステーションの調理スペースにて、「ホヤたまご」の作り方を習った。
ホヤたまごとは、ホヤの中にゆで卵を入れて、ホヤの汁で煮た料理。ホヤというと生食のイメージだが、地元では火を通して食べるのと半々くらいだそうです。
浜ごとのホヤを食べ比べる
個人的にツアーで一番楽しみにしていた「利きホヤ」用に用意されたホヤは、女川町の小乗浜、高白浜、竹浦浜の3種類。どれも今日の朝獲れで鮮度は文句なし。
ホヤは「甘味・酸味・苦味・塩味・旨味」という味の五大要素を全部持っているそうで、浜ごとに食べ比べてみると、それぞれの比率が微妙に異なるのがなんとなくわかる。
ホヤは「甘味・酸味・苦味・塩味・旨味」という味の五大要素を全部持っているそうで、浜ごとに食べ比べてみると、それぞれの比率が微妙に異なるのがなんとなくわかる。
3箇所の浜のホヤを食べ比べる「利きほや」。新鮮だと茶色い肝部分もうまいよね。
大降りに切られたホヤの刺身。ホヤの好き嫌いを語るのは、この鮮度で食べてからにしろと熱く語りそうになる。
ただその違いを明確に表現できるほどの味覚と経験値はないので、「確かに違う!」と感じるのだが、「ぜんぶうまい!」という思いが一番強かった。
さらにホヤと3種の地酒との相性を確かめるというお楽しみも用意されていたのだが、飲んだ後にホヤを食べると、また浜ごとの印象が微妙に違い、さらに酒の味も変わってきて、「やっぱりぜんぶうまい!」という結論に至った。
うん、ツアーに参加してよかった。
さらにホヤと3種の地酒との相性を確かめるというお楽しみも用意されていたのだが、飲んだ後にホヤを食べると、また浜ごとの印象が微妙に違い、さらに酒の味も変わってきて、「やっぱりぜんぶうまい!」という結論に至った。
うん、ツアーに参加してよかった。
3種のホヤを3種の地酒と合わせるという贅沢の極み。
ホヤを食べた後に水を飲むと甘く感じるが、酒を飲むとただただうまい。そりゃもううまい。
自分の中で女川の過去と現在がつながった
ツアーの後半では復興真っ只中の女川の街を案内していただき、希望者はホヤに入っている水を煮詰めて作ったホヤ塩を掛けた「ホヤ塩ソフトクリーム」をいただいたりもした。
さすがにホヤのスウィーツはどうかなーと思ったのだが、甘いソフトクリームにホヤ塩の旨味と塩分が加わることで、お世辞とか冗談とかでなく、本当にうまくて驚いた。
さすがにホヤのスウィーツはどうかなーと思ったのだが、甘いソフトクリームにホヤ塩の旨味と塩分が加わることで、お世辞とか冗談とかでなく、本当にうまくて驚いた。
希望の丘公園(高台の病院があるところ)のおちゃっこクラブで販売中。
さて今回の写真を整理したり、過去に書いた自分の記事を読み返して気が付いたのだが、このソフトクリームを売っていたおねえさんから、私は2010年のほや祭りで「ほやバクダン」というホヤの殻にホヤご飯を詰めたものを買っていたっぽいのだ。
「ほや祭りでほや料理を食べてきた」より。右のおねえさんだと思うんですよ。違ったとしてもたぶん親戚。
違うかなー。そうだと思うだよなー。
気になって検索したら、髭のご主人と並んだ写真が載った記事(こちら)がでてきた。
やっぱりそうだ。この女川の街でほやバクダンを売っていた人から、僕は5年後にホヤ塩ソフトクリームを買ったのだ。
だからなんだよという話なのだが、津波によって一度途切れていた私の時間軸が、ようやくここでつながったような気がしたのである。
街の姿は変わっても、やっぱりここがあのときの女川なんだと。
やっぱりそうだ。この女川の街でほやバクダンを売っていた人から、僕は5年後にホヤ塩ソフトクリームを買ったのだ。
だからなんだよという話なのだが、津波によって一度途切れていた私の時間軸が、ようやくここでつながったような気がしたのである。
街の姿は変わっても、やっぱりここがあのときの女川なんだと。
最後はホヤ漁師さんや水産業者さんとの懇親会。
ということで、ツアーの紹介はここまでですが、もうちょっとだけ話は続きます。
いったん広告です
観光をしてもいいんだなと思いました
今回のほやツアーは、ボランティアとか支援活動ではなく、あくまで観光として女川へと伺ったのだが、ちょっと引っかかっていたのは、被災地である女川に浮かれモードの観光気分でいってもいいのかということだった。
女川港の周辺は、まるでなにもない田舎町にイオンがやってくるような造成工事中なのだが、そこは津波が来る前まで街があった場所だ。
女川港の周辺は、まるでなにもない田舎町にイオンがやってくるような造成工事中なのだが、そこは津波が来る前まで街があった場所だ。
女川の駅周辺の開発予定。
現在の様子。がれきがほとんど撤去されて、絶賛造成中の女川港前。
そんな場所に観光気分でいって、楽しめるのかなー、楽しんでもいいのかなーという気持ちがちょっとあったのだが、今回のツアーで出会った人たちは、憐れんでもらうよりは楽しんでもらった方が100倍うれしいというタイプの人たちだったので、すぐに吹っ切れて現状の女川を全部ひっくるめて観光として楽しませていただいた。
正直なところ、観光地としてはまるっきり未完成で不便なところも多いのだが、今の女川だから見られる景色や、聞ける言葉もあるのかなと思う。
光を観ると書いて観光だ。とかいってみたりして。
正直なところ、観光地としてはまるっきり未完成で不便なところも多いのだが、今の女川だから見られる景色や、聞ける言葉もあるのかなと思う。
光を観ると書いて観光だ。とかいってみたりして。
女川町長も含め、仮設住宅に入居した方の9割がまだ住んでいるそうです。
港前の高台にある病院は、津波が来た時の避難所に指定されていた場所。
しかし想定をはるかに超えた大津波は、病院にまで達したのだ。
津波が達した高台にて、当時の話を伺った。
津波が襲ってきた海を見下ろす場所に立つ慰霊碑。
女川港周辺に飲食店はまだあまりないけど、去年寄った「おかせい」の海鮮丼はうまかったです。
女川ほやツアーを終えて
せっかくここまで来て日帰りツアーだけで帰るのはもったいなかったので、女川に宿をとって一泊した。
夕飯はツアーで一緒になった方々と、宮城はホヤ以外もうまいんだぞという説得力あふれる刺し盛りを味わい、二次会はきぼうのかね商店街というプレハブの仮設商店街に昨日オープンしたばかりの店「SUGAR SHACK」で、地元の方を交えて飲んだ。
その店はトルティーヤがうまいバーで、重苦しさを感じる要素なんて一切なく、そろそろ酒でも飲んで楽しんでもいいんじゃないかと店を開いた店主と、飲んで楽しむ地元のお客さんがいた。
なので観光客の僕も、ただただ飲んで楽しんだ。
夕飯はツアーで一緒になった方々と、宮城はホヤ以外もうまいんだぞという説得力あふれる刺し盛りを味わい、二次会はきぼうのかね商店街というプレハブの仮設商店街に昨日オープンしたばかりの店「SUGAR SHACK」で、地元の方を交えて飲んだ。
その店はトルティーヤがうまいバーで、重苦しさを感じる要素なんて一切なく、そろそろ酒でも飲んで楽しんでもいいんじゃないかと店を開いた店主と、飲んで楽しむ地元のお客さんがいた。
なので観光客の僕も、ただただ飲んで楽しんだ。
私が泊まった宿はトレーラーハウスのエルファロ。なぜトレーラーなのかというと、女川港周辺の造成が完成したら移動する前提だからだって。他にも宿は多数あり。
女川港からはちょっと遠いけど、花菖蒲という店の刺し盛りがうまかった。
シメにいただいた「冷やしホヤそば」。今シーズン最後の一杯とのこと。
希望の鐘をチーン(夜なので控えめに鳴らしてみた)。
必要不可欠ではないけど、あると嬉しい店ができてきたことが、復興が進んでいるサインなのかなと思ったり。
スタンプカードを作りました。
ホヤ好きを増やすべく、デイリーポータルZの会議でホヤを振る舞うという迷惑行為。ホヤの後にスイカを食べると超甘いよ!