1・チーズバーガー
ピクルス味、BBQ味、チーズ味、プレーン味
特に推したいのが左のピクルス味である。これには驚いた。ピクルス味の再現度があまりに高すぎて、スナック菓子の基準から逸脱してしまった感すらある。
今日はむしろピクルスそのものとして活躍してもらいたい。
プレーン味で各具材をはさんで……
できた! プリングルズでつくるチーズバーガー!
おわっ! 意外とハンバーガーだし!
ピクルスの居場所はここで正解だった。
食べた瞬間から、「あ、ハンバーガー!」というフレイバーが口の中に広がる。酸っぱくて爽やかな香り、BBQソースの甘い味。
僕らがふだんハンバーガーと思っている味の要素が明確になる感じだ。おもしろい。次行ってみよう。
2.ピザ
プレーン味、チーズ味、青唐辛子味、塩&酢味
唐辛子と塩と酢を熟成させると何ができるだろう? そう答えはホットソース、いわゆるタバスコだ。
今回はプレーン味を生地に見立て、チーズとタバスコでピザを再現してみた。どうだろう。
敷きつめた生地の上にチーズとタバスコかけて……
焼きたて! プリングルズピザ、あつあつ!
これもめちゃくちゃうまい。
タバスコをピザにかけたときのキィッと味が引き締まる感じをみごとに再現することができた。
青唐辛子が意外とピーマンのにおいがする味で、でもこれがチーズにマッチして昭和の洋食屋のピザを思い出す。
いける。
次はプリングルの代表格、サワークリーム味の活用にいってみよう。
3.ベイクドポテト
もはや食材は全てプリングルズでいいんじゃないかと思うほど成功するプリングルズ料理。
サワークリーム味とベイクドポテト味を活用しようと「サワークリーム じゃがいも」でクックパッド検索したら、ベイクドポテトのレシピがばかり出てきた。
それが今回の材料なのに。悲しい循環論理。
しかし、具を大盛りトッピングするイメージで果敢に調理していきたい。果たしてベイクドポテトは成功するだろうか。不安で指が震えるが……
大成功!「アツアツ☆子供たちも大喜びのベイクドポテト♪」
ん……まあポテトの味、するよね……。
というか、そもそもプリングルズは全てポテトだ。
ある意味ではどの味もすべてベイクドポテト(焼きポテト)である。なぜベイクドポテト味のチップスを作ろうとしたのだろう。
そんな当たり前のことに疑問をもちつつ、最後のハニーマスタード味を活用して調理してみたい。
4.ハニーマスタードパイ
「はちみつ マスタード サワークリーム」でクックパッドを検索したら、「ハニーマスタード厚切りベーコンパイ」というレシピが出てきた。
いやあ、レシピってあるものだなあ。すげえやクックパッド、と感慨に浸る。
ベーコンの代わりにBBQを使う。
と、ここで撮影していたら、すぐ横でサッカーをやっていた大学生男女のボールが飛んできて、僕の顔面と三脚に思いきりぶつかった。超痛かった。
わりとイラッと来たが、プリングルズを食べながら一人で自撮りしている人が怒っても迫力も説得力も無い。
僕は一人で黙々とマスタードパイの調理にはげんだ。
顔の痛みに耐えつつ完成したハニーマスタードパイ。
さて作ってから気づいたのだが、僕はハニーマスタードパイを食べたことが無いので、再現できているかどうかが全くわからない。
しかし、それはそうとこの組み合わせはうまかった。
ハニーマスタードの枚数は多めがいい。サワークリームの酸味と合わさって、かぶりつくとアメリカ映画に出てくるダイナーで食事をしている気分になれる。ヒュー!
顔が痛い
どのレシピも成功でおいしかったが、特におすすめはピクルス味とハラペーニョ味の活用である。単品で食べるより薬味として食べた方が存在が輝く印象だ。プリングルズの組み合わせには大きく可能性を感じられる。
それはそうといま僕は顔が痛い。耳がジンジンと腫れている。首も痛い。休日に一人でいったい何をやっていたのだろうか。
ふたを閉めないとアリがたかってきます。(1本捨てた)