うまそうなお菓子の作り方を各種紹介
購入したお菓子作りの本は「
男子スイーツ塾!」という本です。食の専門出版社、
柴田書店から出版された書籍。
この「男子スイーツ塾!」は、京都と東京で
お菓子教室を主宰している津田陽子先生が男性ゲストにマンツーマンでお菓子作りを教えている様子を軸に、お菓子作りやお菓子にまつわる話が書かれています。
プリン、シュークリーム、パンケーキなど、よく知られたお菓子の作り方が写真付きで丁寧に解説されています。
作り方が写真入りで解説されている。焼いたチョコはうまいよね。
パンケーキには少しシナシナになるぐらいにハチミツをかけるのが好みです。
作り方以外にも読み物もあって、作る以外でも楽しめる本でした。
MASTERキートンもスイーツ本。お菓子を作るというより、食べながら読む本の紹介。
そしてこの本に衝撃のお菓子レシピが紹介されていました。それがこちら。
水のゼリー…
水、砂糖、アガー(凝固剤)。シンプル!
水だ…
先生、本当にこれでいいのですか?これで美味しいお菓子になるのですか?
悩むなら作ればいい
本を眺めていても味は分かりません。ここは作って味わってみるしかない。
お菓子作りをするにはあまりにもシンプルな材料。
材料は水。南アルプス天然水を用意。あとは上白糖とアガーと言う海藻から抽出された凝固剤。
アガーはこんな感じの粉末でした。寒天的な物か?
混ぜて、溶かして、固めるだけ。凄く簡単。
次に水を沸騰させて、混ぜてある砂糖とアガーをよく溶かします。粗熱をとったら容器に入れて冷蔵庫で冷やし固めれば出来上がりです。出来上がった物がこちら。
一点の曇りもない透明なゼリー。
おおっ、なかなかうまいな。
水ゼリーは予想外にうまいです。ツルンとしていて、少し歯ごたえがあって、雑味がほとんどなくほんのり甘い。寒天をより上品にしたような。または、くずきりをよりなめらかに柔らかくしたような感じです。
味はシンプルなので、のどごしを楽しむようなお菓子でした。
三温糖を煮詰めて作ったシロップをかけてみた。シンプルな甘さがいい。
このままで食べるよりも、何かシロップをかけて食べるのがオススメです。
シロップかけはかなりうまい。夏に日本酒の仕込み水で作ったものを
店で出したいぞ。
水が違うと味は変わるのか?
予想外にうまかった水ゼリー。原料となる水が変わると味も変わるのでしょうか?試してみました。
エビアン。いろはすミカン。いろはすリンゴ。コンビニで購入した水各種。あと、水道水の水ゼリーも制作。
使った水は4種類。フランスよりエビアン。日本コカコーラ社のいろはすミカンとリンゴ。あと水道水です。
作り方は全く同じ。水を沸騰させて砂糖とアガーを溶かして固めるだけ。使った砂糖やアガーの量も南アルプス天然水の水ゼリーと同じです。
見た目はほぼ同じ。透明なゼリー。
まずはエビアン水ゼリー。食べた時の硬さは南アルプス天然水よりもやや硬い感じがします。味も南アルプス天然水と比べると、シャープでキリッとしまった感じ。明らかに味が違います。
まあ、どちらも透明感のある甘さであることは変わらないな。
水そのもので味の違いを比べるよりも明確に味の違いを感じます。意外な発見。
どちらもシンプルな味なので、どちらの水で作るかは好みによるでしょう。やはり、何かシロップをかけた方がより美味しく食べられます。
爽やかな味わいの水だが、間違えて普通の水と思って買って飲んだ時はちょっとガッカリする。
続いて、いろはすのミカン味。みかんエキスが入ったさわやかな甘さのミネラルウォーターです。
これ、うまいな!
いろはすミカン水ゼリーは雑味のないスッキリとしたミカンゼリーといった感じ。このままでかなりうまいです。ちょっと駄菓子風な味わい。夏場の子供のオヤツに良さそうな味でした。
続いてはこちら。
沸騰させる時点でミカンよりも香りが強く感じられた。
いろはすリンゴ水ゼリー。こちらのゼリーもかなりうまかった。ミカン同様に、雑味のないスッキリとしたリンゴ味。リンゴの風味が強いところもミカンと同じく駄菓子的な味わいです。
酒を少し入れて食べると更にうまいかも。シードルとかカルヴァドスとか。
見た目は他と変わらないが味はね…
水道水ゼリーです。食感は他のゼリーとあまり変わりません。やや硬め。味に関してはやはり水道水。カルキ臭いというか、鉄臭いというか。口の中でかたくいつまでも残る感じです。
これはゼリーに向かないなー。
水道水の悪い部分がゼリーにすることでハッキリ感じられました。これはゼリーにしない方がいい。残念なお菓子です。
水ゼリーは素材の味がいきるお菓子
水ゼリーは水そのままよりも水の味を強く感じられました。固形になって舌の上に残る時間が長いからなのか、理由はよくわかりませ。少なくとも水ゼリーはおいしい水でやるべきです。シンプルでうまい。
寒天や葛とも違った美味しさがあるので、興味のある人は是非作ってみてください。分量は割と適当でもよさそうです。
本にあった昔プリン。なめらかなんてプリンじゃない。あれはクリームだ!プリンはプルンとしているからプリンだ!という硬プリン派の私には昔プリンは是非作りたい1品。