特集 2018年12月31日

誰もやらないことがやりたい~2018年総集編「たいけん」

今年の走馬燈。

 

みんながやっているからおれもやる。

そういう考えでいいのだろうか。よくないよね。

誰かがすでにやっていることはその人に任せておけばいいのだ。僕たちはむしろ誰もやっていないことがやりたい。

やってみた結果、誰もやろうとしなかった理由がわかることもありますが、それもまた学びですから。

 

1975年愛知県生まれ。行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。(動画インタビュー)

前の記事:どう撮っても映える!写真撮り放題のイベントに行ってきた

> 個人サイト むかない安藤 Twitter

ちょっとした工夫でたのしくなる

誰も行ったことがない場所とか成功したことがないことというのは、行くのが難しかったり高い技術が必要だったりすることが多い。

そういうことをやるのはちょっとつらい。長い休みは取れないし、きつい練習するのも嫌だ。

でもちょっとやり方を変えたり見る方向を変えたりするだけで、新しい体験につながることもあるのだ。

カウントダウンだけで宴会は盛り上がる (林雄司) 

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これはなんの記念でもないカウントダウンです。

・なんでもないタイミングでカウントダウンしてみた

・盛り上がるようクラッカーを配るとよい

・実際やってみたら盛り上がるし、何度やっても盛り上がった。

カウントダウンはなにも年末だけのものではないのだ。好きなタイミングでやってみよう。たとえ誰もついてこなくても10秒くらいの辛抱である。

 

 献血後のビールがうまい「献血ギグ」 (パリッコ)

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献血をたのしもう。

・ライブハウス主催の「献血ギグ」というイベント

・献血して水分を取って休憩したあとライブがはじまる

・しっかり休んだあとに飲むビールのうまさは別格

僕も献血が好きなのでわかるんだけど、血を抜いたあとしっかり休んでから立ち上がる瞬間、生まれ変わった気分になるんですよね。

 

人の作業を背後からのぞくと新しい知識がふえる (與座ひかる(udemerry))

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宣言されて覗かれる、という体験。

・パソコン作業している人を後ろからのぞくと、合意のとでも罪悪感がすごい

・のぞかれる側になると緊張して汗がすごい

・なれると情報をやりとりしながらみんなで作業している感じになる

特にうまい人が写真の加工とかしているのをのぞくのは勉強になるのでおすすめです。

 

大人の職業体験で憧れのパイロットに、おれはなる ~あいち航空ミュージアム最速レポート~ (安藤昌教) 

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手軽にあこがれのパイロット体験を。

・愛知に新しくできた航空ミュージアムではパイロット体験ができる

・展示場には実物の機体がすごい迫力で並ぶ

・遊びながら学べ、隣は飛行場なので飛んでる飛行機の写真も撮れます

ここに行くのに特にパイロットのコスプレは必須ないのだけれど、気分を盛り上げるためには形から入るのも大切なのだ。

 

史上4人目、「サケマイスター」2級ゲット! (伊藤健史)

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北海道以外の在住者では初とのこと。まちがいなく快挙。

・北海道標津町が主体となって作った制度「サケマイスター」

・サケの人工授精体験や解剖実習など、必須項目のハードルが高い

・困難を乗り越え、4人目の認定を受けた

ライター伊藤さんはサケだけでなくハブについても詳しい。ハブ検定があればこちらもおそらく2級は堅いだろう。

 

アマゾンは危険で不便? アマゾンから楽天で買い物をする (地主恵亮)

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ほんとうのアマゾンからはネットに接続できず。

・アマゾンといえばネットショッピングを思い浮かべる人が多いだろう

・実際は南米にある川である

・行ってみたら携帯が圏外で買い物どころではなかった。ただ、自然は最高だった。

アマゾンから楽天で買い物がしたい。それさえできればどんな苦労もいとわないのである。記事中では船が沈みそうになったりしているけれど。

 

福岡では70歳のおじいちゃんが作るハンバーガーを食べるべし~地元の人頼りの旅 in 福岡市~ (小堺丸子)

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ホットドッグのように見えるけどこれが名物「ハンバーガー」。

・いきなり現地に行って地元の人に頼りまくる旅

・福岡ではおじいちゃんが40年続けているハンバーガー屋をすすめられる

・パンがパリッとしていて美味しい

こういうガイドブックに載っていない情報だけを集めていきたい。

 

台湾の「あの宮殿みたいなホテル」に泊まってきた (加藤まさゆき)

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台北に行くととにかく目立つのがこのホテル。

・台湾の台北市内のどこからでも見える宮殿みたいな豪華なホテル

・「圓山大飯店」という中華宮殿様式のホテル

・父をつれて宿泊。実際に宮殿みたいに豪華でした

加藤さんのお父さんの、うれしそうな顔が印象的な記事でした。

 

琵琶湖疏水の船下り試乗会に参加した (木村岳人) 

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水面から見える景色が格別です。

・大津市から京都市を経て鴨川へと至る琵琶湖疎水

・100年以上前に掘られたトンネルを船でくぐりながら進む

・周囲には明治の建築物も残っていて最高

やってみなきゃ、行ってみなきゃわからない体験のオンパレード。まだまだ続きます。

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ラスベガスとかハワイとか、みんな行っているからいまさらいいだろうと思っていたのだけれど、写真を見たら唖然とした。これは確かに行った方がいい。

人間なら一度はラスベガスに行った方がいい (大山顕)

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いい意味で最高にイカれてる。

・妹に「人間なら一度はラスベガスに行った方がいい」と言われた

・行ってみたら町全体がディスプレイ化されているのだ、イカれてる

・特にルクソールというホテルが抜群にイカれてるので一度は行くべき

イカれてる、という表現がこれほど合う町もないのではないか。行きたい。

 

競走馬と観客が近すぎる!南米チリの競馬事情 (地主恵亮)

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これがチリの競馬だ!

・南米チリにも競馬があるが、日本の競馬とはずいぶん違う

・なにしろ馬と人とが近くて、パドックではこれからレースに出る馬に触らせてもらえる

・ただ当たるかどうかは日本と同じだった(はずれた)

 

ラスベガスや南米は行きたいけどちょっと遠い、という人は近くのカレー屋に行って辛いカレーを食べてみてもらいたい。

激辛カレーの10辛、70辛、100番を食べ歩いてみた (ネッシーあやこ)

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辛すぎてテンションがおかしくなる。

・カレーの辛さに段階を設けているお店で一番辛いやつを食べる

・食べたあとは雨も気にならないくらいのハイテンションになった

・汗と鼻水が出るのでテイクアウトがおすすめ

辛すぎるとか甘すぎるとか、遠慮のない食べ物っておもしろいですよね。

 

アクションクラブの稽古はかっこよすぎて震えが止まらなかった (鈴木さくら)

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かっこいい。

・ヒーローショーなどで派手なアクションを見せるアクションクラブ

・敵は声を出してから主役に襲い掛かる

・メンバーは普段はみんな普通の仕事を持っている

敵は声を出してから主役に襲い掛かる、は言われてみればそうだなー、と。声出して襲い掛かったらバレちゃうのに。

 

ウスターソース発祥の地でコロッケを食べる (林雄司)

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ウスターソース発祥の地でコロッケを食べる。

・ウスターソース発祥の地、イギリスのウスターにコロッケを持って行く

・ウスターソースの博物館はあったが、スーパーではさほど持ち上げられていない

・本場のウスターソースは日本のよりスパイシーで甘くなかった

大人になるとこういうどうでもいい目的のために海外に行くことができるのだ。いいだろう、大人。

 

“しなくていい苦労”をしてから飲み会をしてみたら全部いつもより美味しかった (スズキナオ)

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一杯目のビールが光って見えます。

・なにか苦労をしてから飲むビールは美味いのではないか

・30キロ歩いて飲み会に向かった

・ビールもから揚げも、涙が出るほど美味かった

うまいビールを飲むためならば苦労をいとわない。健康のためなら死ねる、みたいな発想だと思う。この調子で無人島から脱出したりトラと戦ったりした後のビールの味も確かめてほしい。

 

大晦日のあの「タイキック」その威力は? (はまれぽ.com) 

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燃えるような痛み!

・大晦日のバラエティー番組で罰ゲームとしてタイキックをする人がいる

・これまでに200戦以上をこなしている元ジュニアムエタイチャンピオンだった

・自慢のタイキックを尻に受けたら燃えるような感覚だった

罰ゲームでもないのにアポを取って自分から出向いて、そして蹴られる。これもすべて抑えられない好奇心のせいである。

 

東京ー大阪、格安深夜バスに100回ぐらい乗ってわかったこと (スズキナオ)

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高速バスを快適に過ごす方法。

・東京~大阪を高速バスで移動すると片道2000円台である

・8時間かかるわりに寝られないことが多い

・グッズとしてマスク、アイマスク、耳栓、首枕などがあると快適

デイリーのライターはよく高速バスを使っているイメージがあるが、これほどまで極めているのはスズキナオさんだけだろう。 

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板割はポイントを押さえれば誰でもマスターできる (鈴木さくら)

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コツをつかめば誰でも割れるようになります。

・空手の板割りは練習したら誰でもできるようになる

・コツは躊躇せずに体重を直角に板に当てること

・試割り板という専用の板を使うといい

コツはわかった。でもやったことない人にとっては、もし振り下ろしたこぶしがずれてコンクリートに当たったらどうしよう、とか心配になるんです。

 

モノレールを手洗いする (井上マサキ) 

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本職はライターです。

・湘南モノレールは機械ではなく人が手で洗っているらしい

・外を洗う前にまず中を掃除する

・かなりの重労働だが、これを毎日やっているのだとか

他にも手洗いしている乗り物があればお声がけください。お手伝い(取材)に行くので。

 

はじめてのチェーンソー (加藤まさゆき) 

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とうとう買ってしまった。

・チェーンソーは5000円くらいから買える

・むしろ切り抜きたい丸太が売っていない

・実際に丸太をくりぬこうとするとかなりの重労働

加藤まさゆきさんがチェーンソーを買った理由が「養蜂」。そこの説明もっとくれよ、と思った。

 

自己啓発漫画「会社の飲み会に10年ぶりに行ってみた」 (ヨシダプロ) 

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10年ぶりに参加した会社の飲み会は優しさに溢れていました。

・10年ぶりに会社の飲み会に参加

・最近の飲み会の話題は主に生活に関することらしい

・自分に関するクイズが行われたりして予想以上に楽しい経験でした

これが一般論なのかヨシダプロの会社がとくべつ優しい職場なのかがわからないのだけれど、飲み会にも常に驚きと発見はあるものなのだ。

 

オランダ最高峰の三国境でオランダをまたぐ (西村まさゆき) 

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オランダをまたいでいます。

・オランダ、ベルギー、ドイツの三国国境があるのはオランダ最高峰ファールス山の山頂

・三国ともシェンゲン協定に参加しているのでふざけて国境をまたいでもなんら問題ない

・山頂は公園になっていたが観光客は誰もいなかった

オランダは全体に土地が低いので最高峰でも公園レベルというのも意外。

 

祝・銅メダル! カーリングっぽいスポーツ「ユニカール」をやってきた (北村ヂン)

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これなら体育館でできます。

・氷がなくてもカーリングみたいなことができるユニカール

・基本的なルールはカーリングと同じ

・カーリングみたいに氷をこすって滑らせ方を調整できないので難しい

北村さんはこのあと本物のカーリングも体験します。どんだけ好きなのか。

 

「氷上のチェス」カーリングもやっぱり運動神経&体力が必要だった (北村ヂン)

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見てるのとやるのとではまったく別!

・氷上のチェスと呼ばれるカーリング

・都内のスケート場でも体験できる

・簡単そうに見えてストーンをまともに滑らす時点でむずかしい

カーリングのあの靴、やっぱり滑るんだ。冬季五輪はスケルトンとかバイアスロンとか、やってみたい競技が多いですよね。

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椅子さえあればどこでも酒場「チェアリング」とは!? (酒の穴(パリッコ・スズキナオ)) 

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最高。

・折りたたみ椅子を外に持っていき、好きな場所で座ってお酒を飲んだり楽しむのがチェアリング

・装備が多すぎるとキャンプになってしまうので注意

・近くにトイレやコンビニがある場所を選ぼう

今年チェアリングの記事をいろんなところで見たような気がするんだけれど、酒の穴のこの記事くらいだらっとしたチェアリングも他にはないだろう。

 

人通りの多い場所にテントを張って着替える (安藤昌教)

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布一枚で隔てられる世界。

・外で着替えると叱られるが、テントの中でならば大丈夫

・人通りの多い場所にテントを張って着替えてみた

・緊張感がすごいし成功するとひどく興奮する

考えてみると服だって布一枚隔てた世界である。それに気づくと外出するのもドキドキする。

 

こわれせんべいを金継ぎで修復する (大北栄人) 

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修復。

・割れた茶器を漆で接着する金継ぎがブーム

・実際の金継ぎは時間がかかるので割れたせんべいを直すワークショップに参加

・やってみると心のデトックス効果がありました

いつか縄文土器を金継ぎしたい。

 

自分で書いたラブレターを他人に清書してもらう (江ノ島茂道) 

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わかっていても恥ずかしい、そしてうれしい。

・SNS時代だがラブレターはぜひ手紙でほしい

・自分で下書きしたラブレターを人に清書してもらった

・内容は自分で考えたのに、もらうとものすごくうれしい

この企画のアイデアを聞いた時、新しいビジネスになるんじゃないかと思った。それにしてもみんな相変わらずライター江ノ島に甘すぎである。

 

足の裏でホンビノスを探す潮干狩りがすげえ楽しい! (玉置標本) 

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手で捕ると腰が痛くなるんです。

・潮干狩りは脱げにくくすぐに洗える地下足袋がいい

・しかも足の裏に感覚があるので足裏で貝を探せる

・腰が痛くならないし、なにより楽しい

デイリーの狩猟系ライターは年々独自の進化をしてきているような気がするのだ。いつか超音波を聞き分けたりできるようになりそうで怖い。

 

回転する船のリフト「ファルカーク・ホイール」に乗ってきた (萩原雅紀) 

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無茶苦茶な仕組みだけどそれがかっこいい。

・ファルカーク・ホイールは運河などで高さの違う場所に船を移動させる装置

・唯一の回転式ボートリフトであるファルカーク・ホイールがスコットランドにある

・見に行ったら笑っちゃうほどバカでかくて無茶苦茶な仕組みだった

仕組みは単純だけど、このスケールでこれを作ってしまうのがすごい。これに乗るためにスコットランドまで行っちゃう萩原さんもすごい。

 

わざとラフな地図を描いてもらって道迷い放題 (トルー)

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エンタメとしての道迷い。

・わざとラフな地図を描いてもらって道に迷うのはたのしい

・目的地に着くとうれしいし、なによりゲームっぽい

・ただ、普通に行くより10倍以上時間はかかる

気の持ちようで道迷いすらレジャーになるのだ。まだまだ可能性は無限である。

 

絞り染めで全身コーディネートする (林雄司)

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完成形。

・サンフランシスコ・ヘイトアシュベリーは絞り染めの街だ

・歩きながら買い物をすると全身絞り染めになる

・町の人はみな優しい

林さんは最初絞り染めの先輩をちょっと引いた目で見ていた気がするのだけれど、けっきょく自分から絞り染めの先輩になっていった。絞り染めは感染力が高いのかもしれない。

 

アルコールだけが飲み会か~牛乳編~ (北向ハナウタ) 

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牛乳飲み会は楽しいのか。

・居酒屋で牛乳だけを飲む飲み会を開催

・居酒屋メニューの中でも酸っぱいものやワサビ、柚子胡椒に牛乳が合う

・なにを食べても朝ごはんみたいな感じがする

前に三重県で餃子と牛乳を一緒に食べたらすごく美味しかったので、居酒屋には牛乳を置くべきだと思います。

 

「打線組んでみた」を本物のスコアボードでやってみた (辰井裕紀)

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達成感。

・ネットでよくある「打線組んでみた」という遊び

・実際の球場を借りてスコアボードを使ってやってみた

・準備が大変だが、忘れられない光景になる

僕もこの撮影に参加したのだけれど、球場を借りる手続きとか後片付けとか支払いとか、本当にたいへんだった。今となっては今年の夏の一番の思い出である(またやりたくはないけど)。

 

宇宙すぎるカプセルホテルに宿泊した (西村まさゆき) 

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これ、宇宙船じゃなくカプセルホテルです。

・シンガポールにある宇宙船みたいなカプセルホテル

・利用料金は安く、他の設備はアジアの安宿と変わらなかった

・買おうと思えばネットで買える

日焼けサロンかと思ったらカプセルホテル。日本にもあるらしいです。

 

フルマラソンを走った次の日は体が痛すぎてヤバい (地主恵亮)

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自分の身体じゃない。

・初めてフルマラソンを走った次の日は歩くのもままならなかった

・とにかく全身が痛く自分の身体じゃないみたいだ

・歩くのも遅いし爪も取れた。でも翌日には治った

ライター地主くんはフルマラソン走るために半年くらい練習していた。根がまじめなのだ。根はまじめだよね、と本人に言うと嫌がります。

 

勇気を出して40代からの空中ブランコ (井上マサキ)

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キャッチ!

・千葉に一般人でも空中ブランコの練習ができる施設がある

・1時間半のレッスンで逆にぶら下がって相手に飛び移るところまでできる

・意外と怖くないし高揚感がすごい

まさかデイリーで空中ブランコやる記事が読めるとは思わなかっただろう。残すは海底か宇宙だと思う。


来年もやるぞ

大人になるとやりたいことなんてなくなるかと思ったらぜんぜんそんなことはなく、まだまだやりたいことだらけである。
 
来年も手あたり次第たいけんしていきたいと思います。
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