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大人の職業体験で憧れのパイロットに、おれはなる ~あいち航空ミュージアム最速レポート~

パイロットに、なった!
パイロットに、なった!
愛知県に新しくできた「あいち航空ミュージアム」はモノづくりのさかんな愛知県らしく、航空機製造の歴史を学びながら楽しむことができる場所なのだという。

それは子どものころ「パイロットになりたい」と思っていた元少年の夢がかなう場所でもありました。
1975年愛知県生まれ。行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。(動画インタビュー)

前の記事:アナザー・サイド・オブ大山顕

> 個人サイト むかない安藤 Twitter

モノスゴすぎないか、愛知県

むかしからモノ作りがさかんな愛知県が、このたび愛知県出身の俳優松平健さんを前面に押し出してモノスゴいキャンペーンを展開しはじめた。
確かにモノスゴい。

上の動画に出てくる「愛知育」というのは文字通り愛知で知育、のこと。

愛知にたくさんある「愛知のモノづくり産業に触れられる施設」での体験を通して、子どもたちに自由な発想と感受性を身につけてもらおうということである。

あの頃の夢をかなえようじゃないか

そんな日本のモノづくりを支えてきた愛知県にこのたび新しくできた「あいち航空ミュージアム」の話をライターの江ノ島茂道くんにしたところ、いつになく興味を示してくれた。

「実は子供の頃はパイロットにあこがれていたんです。」
仕事中の江ノ島くん。目つきの悪さよ。
仕事中の江ノ島くん。目つきの悪さよ。
江ノ島くんがパイロットになりたかったなんて話初めて聞いたが、本当だろうか。

江ノ島くんはいま、とある企業のセキュリティ担当として仕事をしている。この前一緒にいるところに会社から電話がかかってきたので聞くともなく聞いていると

「それは仕方がないですね」

と言って切った。社員が携帯でも落としたのだろうか。会社のセキュリティ担当と聞くと社員からは恐れられている存在ではと思っていたが、なかなかに寛容な対応である。

「会社が停電してネットが止まったらしいです。それは仕方がないです」

違った。むしろ豪快な対応である。あの豪快さはもしかしたらパイロットを目指した過去があってのものなのかもしれない。

「ほんとうに憧れてました。家には飛行機の図鑑がずらっとありますから。」
現在の江ノ島くんの住処。(用はないけど行ってみるhttp://portal.nifty.com/kiji/150907194499_1.htmより)
現在の江ノ島くんの住処。(用はないけど行ってみるより)
残念ながらいま、江ノ島くん自慢の飛行機図鑑は現実に追いやられて見られない状態である。そういう僕も子どもの頃は宇宙飛行士になりたかったが、今は面白サイトの編集者をしているわけで、人生とはつまりこういうことなのかもしれない。

そんなあの日の夢から大きく航路を変えた二人がやってきたのは新しくできた「あいち航空ミュージアム」である。ここでは大人も子供もパイロット体験ができるというのだ。
子どもの心を持った大人。
子どもの心を持った大人。
あいち航空ミュージアムは名古屋空港の敷地のすぐ隣にある。外観がまったくもって空港そのものなので、一瞬入っていいのかためらわれるけれど、チケットを買うと誰でも入ることができます(僕たちは取材ということで休館日にとくべつに入れてもらいました。貸し切り!わーい!!)。

一歩中に入ったわれわれはいきなり固まった。
うっわ。
うっわ。
なにしろ目の前に広がるのはこの景色である。
戦後初の国産旅客機YS-11。ついこの間まで自衛隊で現役だった機体だ。
戦後初の国産旅客機YS-11。ついこの間まで自衛隊で現役だった機体だ。
ばーん。
ばーん。
か、かっこいー。
か、かっこいー。
その迫力には、笑うしかなかった。

飛行機の倉庫を模した施設には展示用の実機がまるごと置かれているのだ。普段この距離で飛行機を見ることってないのでとにかく迫力にのけぞる。
普段見られないアングルで間近から飛行機を見ることができるのがおもしろい。やばい、ずっと眺めていたい。
普段見られないアングルで間近から飛行機を見ることができるのがおもしろい。やばい、ずっと眺めていたい。
ミュージアムというよりも飛行機の倉庫に迷い込んでしまった感じですね。
ミュージアムというよりも飛行機の倉庫に迷い込んでしまった感じですね。
飛行機の迫力に押されて頭がからっぽになってしまったが思い出してほしい。今日僕たちが目指すところはパイロットである。あの頃の夢をかなえようというのが企画趣旨なのだ。
というわけではい、衣装です。
というわけではい、衣装です。
気分を高めるため、僕の考えるパイロットのコスチュームを用意した。
「安藤さん、これあってますか?」
「安藤さん、これあってますか?」
家で試した時にはそれなりにパイロットっぽかったんだけど、おかしいな
なんだろうこのコント感は。
なんだろうこのコント感は。
もっぱらちびっこギャングである。これは明らかに服装が問題だろう。
急きょネクタイをしめてジャケット着てもらうことに。
急きょネクタイをしめてジャケット着てもらうことに。
これでパイロットですね!
これでパイロットですね!
さまになった。パイロットの出来上がりである。あんなに憧れていたパイロットに、形だけではあるがすぐになれてしまった。
でもスタッフが苦笑いしているのはどうしてだろうな。
でもスタッフが苦笑いしているのはどうしてだろうな。
まあいい、準備は整った。江ノ島くんにはこれから中身までどっぷりパイロットになってもらおうと思う。
夢をかなえようぜ!(サングラスが濃すぎて飛行機がよく見えないらしいです)。
夢をかなえようぜ!(サングラスが濃すぎて飛行機がよく見えないらしいです)。


モノスゴ愛知のサイトはゲーム形式!


本物の空港みたいな空間

気を取り直して「あいち航空ミュージアム」を入口から順に見ていきたい。
ここが入口でーす(やっぱりコントっぽい)。
ここが入口でーす(やっぱりコントっぽい)。
先ほど見て驚いた実機展示は後ほど詳しく紹介することにして、このミュージアム、建物の外観はもちろんのこと入場ゲートも本物の空港と見分けがつかないほど凝っているのだ。
入口からして気分が上がる。
入口からして気分が上がる。
空港の出発ゲートを模した入口を入ってまず目につくのがこちら、レオナルドダヴィンチの考えたヘリコプターである。絵では見たことがあるが、ここの人たちは実際に作っちゃった。
うわー、これ作っちゃったの!という感動がある。
うわー、これ作っちゃったの!という感動がある。
今までイラストで見ていたものを実際に目の当たりにすると「え、本当に作っちゃったの?」というおかしな感動がある。きっとダヴィンチが生きていても同じこと言っただろう。
ダヴィンチに(あれ落書きのつもりだったのにな~)って言われそう。
ダヴィンチに(あれ落書きのつもりだったのにな~)って言われそう。
これを見て思ったが、こういうものは絵で見るのと実際に完成したモノを見るのとでは頭に入ってくる情報の深さがまったく違うのだ。目の前で質感を感じることで、脳の奥深くまで情報がしみこんでいく気がする。

圧巻!100機のレプリカ

ダヴィンチ先生のヘリコプターのあとは名機100選コーナー。日本の航空機産業に大きな影響を与えた100機が厳選されてレプリカ展示されている。
光のさし方でうっかり劇的になるパイロット。
光のさし方でうっかり劇的になるパイロット。
ここにあるレプリカは100機すべて同じ縮尺(25分の1)で作られているので、相対的なサイズ感を把握するのにすごくいい。

たとえば初期の単葉機(木製の翼が1枚)と、時代が進んだ複葉機(金属製の翼が2枚)とのサイズ感の違いなんかもよくわかる。飛行機は技術が進むにつれてより遠くへ、よりたくさんの人や物を載せて飛ぶために巨大化していくが、途中で戦争がはじまり小回りの利くよう小型化する。

歴史の流れの中で飛行機がどのように進化していったのかが、サイズをそろえて並べられていることで一目でわかるのだ。
初期の単葉機は鳥みたいなシルエット。
初期の単葉機は鳥みたいなシルエット。
機長はモンスターズインクみたいなシルエット。
機長はモンスターズインクみたいなシルエット。
そしてなにより目を引くのがレプリカひとつひとつの完成度の高さである。ミュージアムの清水さんいわく「すべて作り直すと4億以上かかる」とのこと。金額だけ聞くと(高い!)と思うだろう、でも実際に見るとまあそのくらいするかもな、と思うから。
朝日新聞社が軍用機を買い取って神風と名付けてロンドンまで飛んで記録を打ち立てた、とか。説明を読むだけで胸が熱くなる。家にほしい。
朝日新聞社が軍用機を買い取って神風と名付けてロンドンまで飛んで記録を打ち立てた、とか。説明を読むだけで胸が熱くなる。家にほしい。
4式戦闘機 疾風。飛行機の歴史は戦争の歴史でもある。ほしい。
4式戦闘機 疾風。飛行機の歴史は戦争の歴史でもある。ほしい。
ひときわかわいかったのがこれ。一番ほしい。日本で唯一のロケット戦闘機なのだとか。
ひときわかわいかったのがこれ。一番ほしい。日本で唯一のロケット戦闘機なのだとか。
歴史的に重要とみなされればヘリコプターも展示される。見えにくい箇所には鏡が置かれるホスピタリティも泣かせる。
歴史的に重要とみなされればヘリコプターも展示される。見えにくい箇所には鏡が置かれるホスピタリティも泣かせる。
実機のスペックや説明も要点を得ていて読みふけってしまう。実機は実機で迫力あるが、家に置いてずっと眺めていたいのはこういう精巧なレプリカの方だろう。実機だと置くとこないし。
「ここだけで1日すごせますね」
「ここだけで1日すごせますね」
江ノ島くんも言っていたが、本当にそう。このコーナー、さらっと見て流すことができないのだ。ここだけで1日過ごせると思う。
現代の旅客機になると25分の1のサイズでもこの迫力。
現代の旅客機になると25分の1のサイズでもこの迫力。
ミュージアム探検はまだまだ続きます。


愛知育クイズに挑戦。サイトはこちらから。


トイレもぬかりない

すこし裏情報ではあるが、あいち航空ミュージアムに行く人はトイレにもぜひ行ってもらいたい。
これがなにかというと。
これがなにかというと。
トイレです。
トイレです。
トイレに入ってもミュージアムの作り出すイメージが崩れることのないよう、個室の壁はコックピットになっているのだ。常に大空を羽ばたいているパイロットにとって、これほど落ち着く空間もないだろう。緊急脱出ボタンを押す気分でウォシュレットを操作したい。

映像で心拍が上がる

ミュージアムには実機やレプリカの展示のほかに、映像を使ったコンテンツもある。パイロット江ノ島くんにはサングラスを3Dメガネに換えて体験してもらった。
がきデカ感。
がきデカ感。
このシアターでは航空機の発展の歴史が3D映像で映し出されるのだけれど、驚いたのは古いモノクロ映像までもが3Dで飛び出してくることだ。
モノクロ映像が3Dになっていると「それ飛び出すの?」という感動がある。
モノクロ映像が3Dになっていると「それ飛び出すの?」という感動がある。
もう一つの映像展示「フライングボックス」では愛知周辺の空を飛び回っているような気分になれる。こちらは最新の映像を駆使した迫力のエンタメ。
いわゆる4DX(体験型3Dシアター)ですね。
いわゆる4DX(体験型3Dシアター)ですね。
あまりの迫力に心拍が上がる。
あまりの迫力に心拍が上がる。
他にもワークショップで飛行の原理を学ぶことができるサイエンスラボやゼロ戦の実機展示など、目で見て触って学べるアトラクションがたくさんある。
サイエンスラボでは実験を通して飛行機が飛ぶ仕組みを学べます。
サイエンスラボでは実験を通して飛行機が飛ぶ仕組みを学べます。
このゼロ戦はミクロネシアに墜落していたものを回収してきて直したものらしい。リアル風立ちぬである。
このゼロ戦はミクロネシアに墜落していたものを回収してきて直したものらしい。リアル風立ちぬである。

屋上だってアトラクションだ

あいち航空ミュージアムは「学び」をテーマとしているだけあって、学ぶ姿勢で回るとすごく頭を使って疲れる。これは遊園地とかでは経験しないタイプの疲れだと思う。

そんな時には屋上に出てみてほしい。
ちょっと外に出てみましょうか。
ちょっと外に出てみましょうか。
いかにも空港にありそうなエレベーターで屋上に上がると、360度視界の開けた空間に出る。
うっわー。
うっわー。
すぐそこで小型機やヘリコプターがまさに整備を受けているのが見える。壁の向こうは本物の飛行場。
すぐそこで小型機やヘリコプターがまさに整備を受けているのが見える。壁の向こうは本物の飛行場。
ミュージアムは名古屋空港に隣り合わせで作られているので、屋上テラスに出るとすぐそこに滑走路や整備場を見下ろすことができるのだ。これは展示ではなくリアル。展示で知識を得てから実際の飛行場の様子を眺めると、また見え方が違ってくると思う。
飛び立つ飛行機を見送る機長。
飛び立つ飛行機を見送る機長。
すぐそこでヘリの整備が見える。
すぐそこでヘリの整備が見える。
「これは興奮しますね!」
「これは興奮しますね!」
興奮した江ノ島くんがおたけびをあげているような写真になってしまったが、これは整備中のプロペラ機の音がバリバリと空気を揺らしていて、このくらい近くにいても大声でないと会話できなかったからだ。

時間帯によっては飛行機の離着陸音で会話もままならないのでカップルのデートとかにはどうかと思うが、生でこの迫力を体感できる場所ってなかなかないので貴重だろう。
すこし疲れたらしい機長が向かった先は
すこし疲れたらしい機長が向かった先は
リラックスゾーン。ここに横になって飛行機が飛び立っていく様子を眺めていられます。
リラックスゾーン。ここに横になって飛行機が飛び立っていく様子を眺めていられます。
名古屋空港は個人所有の小型機やヘリコプターだけでなく、中型機も離着陸する。時刻表が掲示されているので写真撮りたい人にも親切。
ちょうど中型機が着陸してきたのが駐車場のすぐ脇。
ちょうど中型機が着陸してきたのが駐車場のすぐ脇。
ちなみに上の写真の駐車場は隣のショッピングモールの駐車場である。日常と非日常とが隣り合わせに存在している。


マツケンさんを操作できるサイトは日本でここだけ。


学んだあとに見る実機は別物

名機100選、サイエンスラボ、屋上で飛び立つ機体を見送ったあとは、ふたたび実機展示で近くから飛行機を見てみよう。知識を得た後では最初と見え方が違っていることに気づくと思う。
これは三菱重工のMU-300。ビジネス用のジェット機である。
これは三菱重工のMU-300。ビジネス用のジェット機である。
はじめは「でかい!」「かっこいい!」「ピカピカ!」と子どもみたいな感想しか持たなかった僕たちだが、今日一日学んできたことで飛行機の進化やその中での国産機の役割なんかがわかるようになった。

そのうえで実機を見ると「なるほど、このサイズの機体がビジネスにはちょうどいいんですね」とか「これは戦後初の国産旅客機ですよね」とか、知ったかぶりできるようになる。それでも近くで飛行機を見るとやっぱり単純に「すげえ!」って思うけど。
ちょっと乗ってみますか。「え!いいんですか!」
ちょっと乗ってみますか。「え!いいんですか!」
展示されている機体は貴重な実物のため、通常はもちろん乗ることができないのだけれど、今回は特別に中を見せてもらえることになった。いいだろう、役得というやつである。
おじゃましまーす。
おじゃましまーす。
この飛行機は三菱重工が作ったMU-300という機体。主にビジネスマンが仕事で使うクラスの機体なのだとか。どんなビジネスマンなんだそれは。何を売るとこれに乗れるのだ。
できるビジネスマンはこうやって世界を飛び回るらしい。
できるビジネスマンはこうやって世界を飛び回るらしい。
「よかったらコックピットもどうぞ」と。

なんと!これは江ノ島くん、念願のパイロットへの夢がかなうのでは。と思いきや
機長の尻が入らない。
機長の尻が入らない。
ビジネス向けのジェット機は非常に効率的に作られているので、無駄なスペースが一切ないのだ。そのためパイロットシートに座るだけで一苦労である。江ノ島くんにはところてんのようにじりじりと乗り込んでもらう。
特別に座らせてもらっているため「計器類には絶対にぶつからないでくださいね」と言われている。緊張感が違う。
特別に座らせてもらっているため「計器類には絶対にぶつからないでくださいね」と言われている。緊張感が違う。
MU-300のコックピットは見渡す限りの計器類がものすごい威圧感でせまってくる。シートには人一人分以外に空間がないので、ほぼ身動きが取れない状態である。この態勢ですべての計器に目を光らせる必要があるのだ。VIPを乗せてこれを何時間も操縦する体力と集中力がパイロットには求められるのか。
「こ、これは無理かもしれないですね。」
「こ、これは無理かもしれないですね。」
出るのも必死。
出るのも必死。
YS-11にも乗せてもらいました(こちらも特別)。
YS-11にも乗せてもらいました(こちらも特別)。
新幹線の車内みたいな客席。
新幹線の車内みたいな客席。
ここはVIP席。天皇陛下も乗られたらしい。
ここはVIP席。天皇陛下も乗られたらしい。
こちらはスペース的には余裕があるものの、計器類の数がぐっと増えて威圧感もアップ。
こちらはスペース的には余裕があるものの、計器類の数がぐっと増えて威圧感もアップ。
満足ですか。
満足ですか。

パイロット、いよいよ操縦かんを握る

形だけパイロットになったわけだが、技術的な面で江ノ島くんのパイロット体験はここからが本番である。今日一日で学んだことを爆発させてほしい。

これから国内でも有数の難しさとリアリティを持つというフライトシミュレーターを体験してもらう。
機長、こちらです。
機長、こちらです。
シミュレーターは実機のように計器類に囲まれてこそいないものの、さっき座ったパイロットシートと同じくらいコンパクトなシートに操縦かんと操作レバーが取り付けられている。はじめ子ども向けのゲームかな、と思って見ていたのだけれど、管制塔からの指令が英語で(やばい、本気だ)と理解した。
飛ばす機体は先ほど展示で見たYS-11。がんばってくれ、江ノ島くん。
飛ばす機体は先ほど展示で見たYS-11。がんばってくれ、江ノ島くん。
まずは離陸する前に管制塔と連絡をとりあい航路のチェック、続いて各所のチェックを行う。
チェックが終わったらエンジンを全開にして滑走路を気持ちよく走るぜ。
チェックが終わったらエンジンを全開にして滑走路を気持ちよく走るぜ。
よっしゃ飛ぶか!と思った矢先にアラートが鳴る。
機長、ちょっと出力上げすぎです。
機長、ちょっと出力上げすぎです。
子ども向けのゲームならば「気持ちよさ」を全面に感じられるよう、少々操作が雑でもなんとなくうまく飛べたような気分にさせてくれるだろう。しかしここのシミュレーターは本気なので、気持ちよさなんて感じさせてもらえない。

「出力を50に保ってください」
「フラップ上げてください」
「タイヤを閉まって」
「操縦かん引いて、戻して、もう少し引いて」

雄弁な画面上の計器類をよそに、パイロットは無言である。
油断して出力を指示以上に上げようものなら
油断して出力を指示以上に上げようものなら
即コースアウト。実機ならば墜落も視野にいれなくてはいけない。
即コースアウト。実機ならば墜落も視野にいれなくてはいけない。
本機はこの日、2回ほど落ちそうになりました。
本機はこの日、2回ほど落ちそうになりました。
シミュレーターは離陸、巡航、着陸の3ステージで構成されている。中でも一番難しいのは予想通り着陸だった。
着陸態勢に入る機長。江ノ島くんのこんな真剣な顔を見たのは一緒にラーメン屋行った時以来かもしれない。
着陸態勢に入る機長。江ノ島くんのこんな真剣な顔を見たのは一緒にラーメン屋行った時以来かもしれない。
航路を調整して高度を下げていき、なるべく機体に衝撃を与えないようスムースに滑走路へと滑り込む。と同時にフラップを上げエンジンを逆回転、ブレーキをかけて機体を止める。

指示されるままやっていても、難しいものは難しいのだ。
みごと成功。
みごと成功。
何度も言うがこのシミュレーターはガチである。大人でもそうとう緊張感をもって臨まないとクリアできないし、そういう点では子どもにも機長の役割の重さが理解できるんじゃないだろうか。難しすぎず、簡単すぎず、すごくいいところにチューニングされていると思う。

「遊ぶ」と「学ぶ」はとても近い

「あいち航空ミュージアム」を一日体験してみて思ったのは、興味を持って遊ぶということはそのまま学ぶことにつながるんだな、ということでした。あと30年早くこれができていたら、僕たちはいまごろパイロットになっていたと思います。
お疲れさまでした!
お疲れさまでした!

本気で学ぶなら愛知!

今回おとずれた「あいち航空ミュージアム」以外にも愛知県には「学び」をテーマにした場所や施設がいくつもある(詳しくは下のバナー参照)。

本気で学びたいなら愛知である。僕は愛知県出身なのだけれど、子どもの頃からこれ作っておいてくれよー、と思いました。
きてねー。
きてねー。


愛知県の本気を見てほしい。


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