純粋カウントダウン
今回の企画の趣旨は、なんでもないタイミングでただカウントダウンをする。何でもないタイミングとは、19時47分とかそれぐらい半端な時間である。
それで盛り上がるかどうかを検証する。
舞台は東京カルチャーカルチャーとデイリーポータルZの合同新年会だ。
カルカルの出演者とデイリーのライターが集まる新年会。親戚からあのおじさんなにやって食べているんだろうと思われている人が集合する会である。
19時47分をカウントダウンで迎えます
この新年会でわけもなくカウントダウンすることを説明した。しかも、3回はやる。
いきなりですが、カウントダウンを行います
ポカーン
反応がうすいなとは思っていたが写真を見ると予想以上のポカーンである。
いっしょに進行していたカルカル店長横山さんも焦る
「林くん大丈夫これ?」
大丈夫、自信がある。横山さんがこう不安がるときは、わざと落としておいてワーと盛り上げるための伏線だったりするのだ。たぶん。
でも念のためクラッカーを配ってもらった
クラッカーはゴミが飛び散らないやつのほうがお店に喜ばれる。
これはゴミが飛び散るやつだったので、ホールスタッフがゴミを拾っていた。
僕と同じ轍を踏まないでほしい。
と言っているあいだに19時47分まであと20秒になりました!
横山「あの19時47分が、もうすぐ!」
林「この時間は1年に1回しかありません!」
横山「どうしよう、どうしよう」
林「10、9、8、……」
ゼロ!パーン!
僕の「この時間は1年に1回しかありません!」はまったく理屈が通ってないのだが(19時47分は明日も来る)、ノリである。
19時47分、おめでとう!乾杯!
カウントダウンしてクラッカーならせば、何でもない時間も愛おしくなってくる。
うっかり虎舞竜みたいなことを言ってしまった。
そしてまた平常モードに戻る
宮城さんである
秒単位で区切りが悪くても盛り上がる
その後、21時01分05秒という秒単位の区切りの悪さでもカウントダウンは成功。
3回目 22時09分14秒おめでとう!クラッカーがなくても万歳でいける
ただ、半端な時間だとカウントダウンの計算が難しいという問題があった。
22時09分14秒の20秒前と言われてもとっさに出てこない。
中途半端カウントダウンをする場合は事前に20秒前、10秒前の時間を書いておくと便利である。
カウントダウンだけやっていこう
自分が幹事をつとめる宴会で「ご歓談ください」の時間が静かになるのはちょっとした地獄である。地獄どころか、翌日からの仕事にも関わるほどだ。
そんなとき、気軽にできる盛り上げ施策として純粋カウントダウンはどうだろうか。
ものすごく盛り上がるか、二度と幹事を任されないだろう。どっちにしても結果オーライである。