コンビニで「ワンカップ大関」を買ってきた。
ロゴ、製品情報などが印刷された青いラベルの裏はこうなっている。
こんな感じに見える
イラストレーター・たなかみさきさんの絵がプリントされていて、それが透き通ったガラス瓶とお酒の向こうに見えるのだ。別に真っ白なままでもいい場所だけど、あえてここに絵を印刷し、お酒を飲みながら見つめられるようにしてあるわけだ。これを最初に考えた人は粋だな。
さて、このラベル、お湯に10分ほどつけておくと、簡単に剥がすことができる。裏のノリが溶けるからだと思う。きっとこうやって丁寧に剥がしてラベルをコレクションしている人もいるはずだ。
ここからが本題なのだが、つまり、このラベルの大きさに自分の好きな写真を切って貼れば、マイラベルが作れるというわけだ。たとえば、日本酒に合いそうなお刺身の写真なんかどうだろう。
こんな風に、レンズのように歪んで拡大されて見えるのがまたいい
刺身の写真を眺め、味を想像しながら日本酒を飲む。これは予想以上に最高である。こりゃいいわ。可能性を感じ、さらに色々試してみることにする。
旨そうなフライ、ちょっと近すぎるほど
もはやこれは万華鏡ではないか(酔って徐々に雑になってきたラベルの貼り方は無視してください)
“「ワンカップ大関」のラベルの裏に見えるものに、人は否応なしに没入してしまうものである”ということがわかった。高級VRゴーグル並みの機能性だ。
ということは……。自分が生まれた時の写真を貼れば、タイプスリップ気分が味わえるのではないだろうか。
ここまで行くと、酒を旨いとか以前に、涙が出そうである
「最高の一杯」の文字がここに来て重たい
「ワンカップ大関」のラベルの裏が持つ可能性……無限大過ぎる。もう、こういうのでもいいのではないだろうか。
私が今3750万円をたまたま持っていたら勢いでこの物件を買ってしまいそう
予想以上の楽しさだった。また暇な夜にでも色々な写真を用意して遊んでみようと思う。なんならスーパーの特売チラシでも、宅配ピザのメニューでも、とにかく「ワンカップ大関」の瓶に貼り付けて眺める、それだけでいつもとは違った深みを持つかもしれない。