自分が食べた量の重りを持つダイエット
ファミレスで自分が食べた量の重りを持ったとき、その重たさがすごくおもしろい一方で、こんなに食べちゃってたの!?という罪悪感もみんな感じていた。
毎食後に自分が食べた分の重さを持つようにしたら、きっと食べる量は減るんじゃないかと思う。
もし今ダイエットを考えている方がいたら、「食べた分の重り持ってみるダイエット」を試してみてほしい。
ではここで次の疑問。この「643グラムで満腹」というのは、何を食べても同じなのだろうか。
最初に書いたように人の体の因果関係が好きな僕としては、そうだったら面白いなと思う。
ただ、さすがにそれはできすぎな気もする。
実際どうなのか、いろんな食べ物で試してみよう。
寿司
まずやってきたのは回転寿司。
お寿司はお米が中心、かつ油っこさも少ないので、食べやすいプレーンなもの代表としてトップバッターに選んだ。
最初に食べたマグロ2貫の重さは56グラム。
そこから2貫のお皿を食べつづけたところ、11皿で満腹になった。
その総重量を、マグロ寿司の重さを基準に計算してみると、
643グラムには少したりないものの、だいたい同じ重さでお腹いっぱいになっていた。
ハンバーグ
では次に、もっと油っこいものだとどうだろう。
食べすすめることおよそ半分、300グラムを食べた時点で腹7分目。これはやっぱり早めにお腹いっぱいになってしまうかと思っていたら、
その後は意外に大丈夫で、6個半ぜんぶ食べたところで満腹に。
フルーチェ
ならば今度はお腹にたまりにくそうなものはどうかということで、フルーチェで試してみる。
(1箱200グラムの本体に牛乳を200ccくわえて作るフルーチェの643グラムは、だいたい1.7箱分ぐらい)
こちらは400グラム、さっきの写真で丼1杯分を食べた時点ではまだお腹半分といったところ。やはり半分牛乳でできているものだしお腹にはたまりにくいのかと思っていたら、
そこから一気にお腹がふくらんできて、やはり643グラム食べきるタイミングで満腹がやってきた。
ここまでの4食すべて、約643グラムでお腹いっぱい。どうやら人が満腹になる重さは本当に決まっているようだ。
なんだかすごい人体の真実を発見してしまった気がする。期待していたとはいえここまでビシッとそろってくると、最後のほうは興奮と信じられない気持ちが半々ぐらいになっていた。
身長・体重・視力に血圧など、生きていると自分の体をあらわす数字がだんだん増えていく。
そこに今「643グラム」が、僕の満腹の重さとして刻みこまれた。
ファミレスで自分が食べた量の重りを持ったとき、その重たさがすごくおもしろい一方で、こんなに食べちゃってたの!?という罪悪感もみんな感じていた。
毎食後に自分が食べた分の重さを持つようにしたら、きっと食べる量は減るんじゃないかと思う。
もし今ダイエットを考えている方がいたら、「食べた分の重り持ってみるダイエット」を試してみてほしい。
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