広告企画 2023年9月11日

「大分の人はメルカリでクリスマスツリーを売りがち」の謎

メルカリタオルの旅、大分のデータは「クリスマスツリー売りがち」だ。

どうですか。これ。脳裏に浮かぶ「?」をかき消しながら、大分に向かった。

鳥取県出身。東京都中央区在住。フリーライター(自称)。境界や境目がとてもきになる。尊敬する人はバッハ。(動画インタビュー)

前の記事:宮崎県民のソウルたれ「戸村のたれ」で焼肉を食べて目が覚める

> 個人サイト 新ニホンケミカル TwitterID:tokyo26

大分でクリスマスツリー、しかも売るってどういう意味?

大いなる疑問をいだきつつ、大分までやってきた。

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大分駅前の大友宗麟像

さて「クリスマスツリーを売りがち」をどう解釈してどうすべきか、途方にくれる。

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さてどうしようか

買いがちというのならまだわかるけれども、売りがちときたもんだ。大分はもみの木が名産というわけでもないようで、日田杉など杉材のほうが名産だった。

クリスマスツリーを作っているメーカーがあるのかという線も疑い検索してみたものの、特にそういうこともないようで、全く手がかりがつかめない。

今まで「は?」というメルカリデータはあったものの「大分県の人はメルカリでクリスマスツリーを売りがち」は、まさにラスボスといっていいほどの謎データであることは断言できる。

クリスマスツリーなんて、子供の頃は家にあったけど、大人になってから自分で買ったことなんか無いし、真夏のこの時期どこに行けば売っているのかよく分からず、まずはとりあえずホームセンターに行って話を聞いてみることにした。

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別府のホームセンター

――つかぬことをお伺いしますが……クリスマスツリーって取り扱いありますか?

店の人「クリスマスツリーは、取り扱いやめたんですよ」

――え、それはクリスマスシーズンでもですか?

店の人「そうですね」

――昔のおもちゃ屋さんで売っていたようなものも含めてですか?

店の人「そうなんです、10年ぐらい前までは取り扱ってたんですけど……」

ということで、ホームセンターでは売ってない、とのこと。もっとも取り扱いがあったとしても、今は真夏なので、店頭にはなかったかもしれない。

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しばらく大分観光情報をお送りします

一般の人が家で使っていたクリスマスツリーを不要なものとしてメルカリで売る。というのが、考えられるパターンだが、それが大分県に多いというのも謎だ。

この謎を解くには、大分でメルカリを使っている人を1000人ぐらいつかまえて「メルカリでクリスマスツリー売ったことありますか?」と聞いていく……というのが王道だろう。

しかし、さすがに、それをするにはすべてが不足しているので、しばらく大分を観光することにしたい。

まずやってきたのが高崎山だ。

大分市と別府市は、距離としては約十数キロほどしか離れていないが、間にある高崎山が別府湾まで迫り、大分と別府を遮る形になっている。

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高崎山

この高崎山には、野生のニホンザルの群れがあり、このサルたちは餌付けされ、観光客が間近でサルを観察できるようになっている。

山の中腹にある餌付け場所までモノレールで向かう……。

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さる山に向かうモノレール
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お、いるね
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いるね
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毛づくろいしてるな
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めちゃくちゃいるなおい!

高崎山のサルは餌付けされているとはいえ野生なので、間近に居ても触ったりすることは厳禁である。が、これ以上無いぐらいサルに近づいてサルを観察できる。

しかしながら、彼らは野生なので、目線をこちらにくれるようなサービス精神は持ち合わせていない。

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こっち向いてくれないんだよな

というか、目があってにらみ合うようなことになったら、人でも構わずケンカになるらしいので、目線を合わせるなということは、スタッフに再三注意される。

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サルの仕草をみると、間寛平のサルのものまねがかなり正確でリアルなんだなというのが改めて実感できる
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お猿さんかわいい……
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小猿かわいい……

スマホの写真フォルダが、かわいい子猿の写真と動画でパンパンになってしまう……。

高崎山には、A、B、Cのサルの群れが存在しているがA群はC群との抗争に敗れ、2002年6月1日を最後に現れなくなったらしい。

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高崎山には現在B群、C群のふたつの群れが現れる。A、B、Cじゃなくて魏、呉、蜀にしてほしい

なお、群れの「ボス」という言葉は、わかりやすいため、メディアなどではよく使われるが、いまこの高崎山自然動物園では基本的に「ボスザル」という言葉は使わず「1位」または「アルファオス」といった言い方をするらしい。

ボスというと、群れを支配し、外敵に立ち向かい、群れを統率するようなイメージを持ちがちだが、サルの群れの第1位のオスは、そういうものではないということが、長年の研究でわかってきたためだ。(わかりやすく解説するために、ボスというふうにあえて表現することはある)

などという、高崎山のサル豆知識を、自然公園ではスタッフが常にマイクで案内している。

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スタッフの解説を聞くだけでもおもしろい
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お茶漬けみたいなキャッチフレーズ

高崎山のサルの群れには、その愛らしさからは想像し難い非情な権力闘争劇があり、それはまるで実話系雑誌のああいう感じの記事に近く、めちゃくちゃおもしろい。

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別府で温泉につかる

すっかり高崎山のサルに魅了されてしまったが、せっかく高崎山まできたのならば、別府温泉に浸かりたくなるというのが人情というもの。

温泉のお湯がどれだけ出ているのかは、その定義のしかたによりランキングが色々と変わるが、別府温泉は、自噴するものやポンプで汲み上げるものなどをすべて合わせた総湧出量では、日本一を誇る。

そのため、市内各所に温泉を使った公衆浴場があり、例えば、このような公民館と一体となった公衆浴場も存在する。

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「南的ケ浜温泉」
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入浴するひとは、箱にお金を投入する。野菜の無人販売所の感覚

この温泉は、入浴料が200円という激安である代わりに、番台に人がいない。

そのうえ、ロッカーには鍵がなく、浴場内には湯船と、手桶が一個があるのみで、風呂イスもないので、利用者の銭湯対応力が試される。

ハンドタオル一枚でうっかり入ってしまった僕は、ひとつだけあった桶を使い、かろうじて、体を流して湯船に浸かることができた。

ぼくと入れ替わりに、入浴道具をちゃんと揃えた地元の人が入っていったが、本来、そういった利用が多い浴場なのだろう。

こういった浴場にうっかり行ってしまうのも旅の面白さだとは思うが、せっかくなので、せめて番台に人がいる銭湯にも行きたい……。

ということで「竹瓦温泉」にやってきた。

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「竹瓦温泉」
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砂湯に入れる公衆浴場

竹瓦温泉は、砂湯に入れる公衆浴場として有名かもしれない。

料金(1500円)を支払い、浴衣に着替え、砂の上に寝転ぶ。すると、スタッフが体に温かい砂をドサドサ掛けてくれる。

砂の重さと温かさで、体中からじんわりと発汗し、だんだん眠たくなるが、そのタイミングで「お時間です」と起こされ、砂からでることになる。サウナに入るのとはまた違う、味わったことのない入浴感があり、端的にいうと楽しい。

砂湯に入った後は、体中についた砂を少しぬるいシャワーで落とすと、普通のお風呂に入ることもできる。

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そろそろクリスマスツリー問題に向き合おうか

さて、愛らしい子猿をみたり、温泉に入ったりといった観光を楽しんでいるが「大分県民はメルカリでクリスマスツリーを売りがち」の話を忘れたわけではない。

ここで、冷静に考えてみる。

大分といえば……大友宗麟というキリシタン大名がいた町である。

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大分駅前の大友宗麟像

熊本でいうところの加藤清正、鹿児島での西郷隆盛、宮崎のそのまんま東にあたる人物が、大分は大友宗麟になるだろう。

大友宗麟はキリスト教に深い理解を示し、晩年には洗礼を受け「ドン・フランシスコ」の洗礼名を貰い、名乗ったほどである。

クリスマスツリーになにか関係があるかもしれない。

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「南蛮BVNGO(ブンゴ)交流館」

大友宗麟に関する展示を行っている南蛮BVNGO交流館にやってきた。

1998(平成10)年、工事現場の発掘調査で、かつて大友氏の館があったと言われていた場所から、大きな庭園跡が発見された。

いままで、大友氏の館跡は古い絵図には残っていたものの、伝承レベルであったため、実際に存在したのかどうか確実ではなかった。しかし、遺跡が発掘されたことにより、大友氏の館の存在が明らかとなった。

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古い絵図と現在の地図を対応させた展示

それまで、住宅や工場などが立ち並ぶ一角だった場所は、当時の庭園と、大友氏館を復元するべく、大分市が整備を少しづつ進め、庭園が完成した令和2年に一般公開された。

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大友氏庭園跡

館内では、大友宗麟の業績や当時の館がどんなものであったのかの映像を鑑賞でき、発掘された陶器や瓦などが展示されている。

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出土した中国製の陶器(華南三彩)。府内(大分市の旧称)は、宗麟の政策もあり、博多や堺に並ぶ国際貿易都市として発展していた

さて、大友宗麟とクリスマスツリー、なにか関係はないだろうか……(たぶん関係ないと思うが)いちおう、スタッフの人に話をきいてみたい。

――(かくかくしかじかで)大分県の人はメルカリでクリスマスツリーを売りがちだという話なんですが……。

スタッフの方「へー、そうですか……」

――大友宗麟がキリシタン大名として大分を治めていたころ、領民にもキリスト教徒がいたと思うんですが……そういった人たちがクリスマスを祝ったという記録があったりはしますか?

スタッフの方「うーん、どうだろう。そういう記録はちょっと見たこと無いんですが、祝っていたとしても、おかしくはないですね」

――豊後国は、大友氏が滅んだ後、いろいろと大名が入れ替わって、最終的に松平氏が治めるということなんですが、大友氏の時代にいたキリスト教を信仰していた領民、キリシタンでしょうか? そういった人たちはどうなったんですか?

スタッフの方「あぁ「豊後崩れ」ですね……大分は江戸時代にかなり厳しくキリスト教弾圧があったんですが、それを豊後崩れというんです。そのため、大分にはキリシタンはほとんど居なくなるという状況にまで追い込まれるんです」

――じゃあ、江戸時代を通して潜伏キリシタンなどが居たということはなかった?

スタッフの方「居たかもしれませんが、記録にはないですね」

豊後ならではのキリシタンの文化や風習は、戦国時代にはあったかもしれないが、江戸時代の厳しい弾圧により完全に途絶えてしまったらしい。

――大分の風習として、各家庭でクリスマスツリーを多めに買うとか、人に譲るみたいな風習があるとか、そういうことはない?

スタッフの方「聞いたことないですね……クリスマスは、ほかの県と同じように普通ですね。大分だから特別に変わっているという話はないです」

――そうですか……。

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交流館では南蛮人コスプレできるぞ

結局、大分県の人がメルカリでクリスマスツリーを売りがち。の謎は地元の人でもわからないという結果に終わった。

大友氏は、キリスト教を保護し、海外との交易を活発にし、九州北部をほぼ支配するほどの覇をとなえたが、毛利や島津といった周辺の戦国大名への対応でしくじり、次第にその力をうしなった。1586(天正14)年、島津氏の侵攻を受け、繁栄を誇った府内は戦火に飲み込まれ、大友氏館も灰燼に帰した。

その後、大友氏は秀吉の庇護を受け、豊後国の所領は安堵される。しかし、宗麟の嫡男で大友家を継いだ吉統(よしむね)は、朝鮮の役で味方を見捨てて勝手に退却した咎により秀吉を激怒させて改易となり、所領を失ってしまう。

大友氏はまさに歴史の波に乗り、大きく飛躍し、いっとき輝くも海の泡のごとく消えていった一族といえる。

大分県民はメルカリでクリスマスツリーを買いがち。という謎すぎるデータも、メルカリビッグデータの大きな波のちょっとした輝きが見えた……だけなのかもしれない。

強引にポエミーな形でまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

大分の件、以上です。

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メルカリタオルの旅、西日本編は以上です。沖縄に行けなかったのが心残り……

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メルカリの作った47都道府県タオルに書かれたことは本当なのか。全部行って確かめる旅に出ます。

企画説明はこちら!
メルカリの47都道府県タオルに書かれたことが本当なのか、全部行ってみることにしました

記事リスト
千葉県:千葉の人が落花生をあまり買わないって本当か
滋賀県:滋賀の人は箱メガネをよく買う?
京都府:京都の人は梅とぶぶ漬けをよく買うらしいので、京都でお茶漬けを食べて梅干しを買う
東京都:東京ではアニメグッズ買いがちって本当なのか
奈良県:奈良の人は(メルカリで)仏像をよく買う……のか?
神奈川県:神奈川県の人、日傘・傘・カッパ買いがちって本当なのか
栃木県:餃子の売り買いしがちな栃木県に、新しい乗り物「ライトライン」が開通します
埼玉県:埼玉の人がアクリルスタンド買いがちって本当なのか
茨城県:茨城の人が干し芋売りがちって本当なのか
群馬県:群馬の人、上毛カルタ買いがちって本当だろうか
山梨県:山梨県の人は真夏でもほうとう売り買いしがちなのか
和歌山県:和歌山なのに奈良漬けと松阪牛?どういうことか考える
富山県:富山の人がとろろ昆布買いがちって本当だろうか
福井県:福井の人、お笑いチケット買いがちって本当か
大阪府:大阪で真珠やダイヤを買うのはだれ?
石川県:石川の人、加賀友禅買いがち、というより何にでも金箔乗せがち
宮城県:宮城の人が売り買いしがちだという「工大バッグ」とは何か
愛媛県:愛媛の人がメルカリでテニスラケット売りがち?
兵庫県:兵庫の人はピアノをどれぐらい弾くのか
秋田県:秋田の人、いぶりがっこ売りがちって本当なのか
山形県:山形ではさくらんぼ売りがちだしなにしろお米が美味しいし
香川県:うどん買いがちな香川の人はどれほどうどんが好き?
福島県:福島の人が自動車買いがちなのは行きたいところがいろいろあるからかもしれない
青森県:青森の人がりんご売りがちなのは冷蔵技術のおかげ
岩手県:岩手の人は宮沢賢治グッズ買いがちだし大人になったらぜひ読み直してほしい
愛知県:愛知では信長グッズに限らず、秀吉グッズも家康グッズも人気
岡山県:桃太郎グッズとはなんなのか? そして桃太郎の真相を知る……
岐阜県:岐阜の人はあんかけスパを食べているのか
鳥取県:鳥取砂丘のラクダに乗る
静岡県:静岡の人は一年中新茶売りがちだし鳥もかわいい
高知県:高知の人はよさこいグッズをどこで買うのか
島根県:漁村の民家に激突した隕石を見に行く
三重県:三重でダイビングをあきらめてうなぎを食べる
広島県:広島の人はお好み焼きを食べるときにヘラしか使わないのか?
山口県:山口県民が買いがちという「瓦そば」って一体なに?
徳島県:徳島の人は阿波おどりグッズをどこで買っているの?
福岡県:とんこつラーメン売りがちな福岡で結局うどんを食べる
新潟県:新潟の美味いラーメンと、キムタクも食べた柿の種
佐賀県:「佐賀県民はメルカリで天ぷら鍋を売りがち」とは一体どういうことか調べたら、最終的にイカの活造りを食べることに
長崎県:幻の「長崎天ぷら」を追う
長野県:長野は参考書がたくさん売られているし、おやきも美味しい
熊本県:知っているようで知らない「からし蓮根」を知る旅
鹿児島県:鹿児島で焼酎の蔵を見学する
宮崎県:宮崎県民のソウルたれ「戸村のたれ」で焼肉を食べて目が覚める
大分県:「大分の人はメルカリでクリスマスツリーを売りがち」の謎

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