フィリピン地図の描き方
フィリピン地図の描き方をまとめるとこうなった。
・左側の腕を開いた人の形を描く
・上はルソン、中はビサヤ、下はミンダナオ、左はパラワン
・北のルソン島は切れてもいい
・中部の島々VISAYAは細かく描いてもいいし、ひとつの島として描いてもいい
・描かれる大きな島の数は少なくてもいい
フィリピン人と知り合う機会があれば、フィリピン地図を描いてアピールしたいと思う。
僕は簡単な日本地図を描くことができる。北海道、本州、四国、九州くらいはざっくり描くことができる。沖縄の人なら沖縄は欠かせないし、関西の人なら淡路島を加えるだろう。
島国の日本人からすると、島々を描くことで、国の輪郭が見えてくると思っている。
同じく島国のフィリピンはどうなのだろう。日本よりもたくさん島があり、より複雑に思える。
フィリピン人は自国地図を描くときに島をどれだけ描けるのか。フィリピン料理屋でフィリピン人に描いてもらった。
フィリピンは日本から近い外国で、台湾の南にある。フィリピンは大小合わせて7641の島からなり、日本の島の数6852より多い。
主要な島だけでも、首都マニラのあるルソン島やビーチリゾートのセブ島、南部のミンダナオ島などある。日本の地図帳を調べると、他にもミンドロ島、パラワン島、パナイ島、ネグロス島、サマル島、ボホル島などがある。
目立って大きな島が点在している。これは描くのは難しそうだ。
日本人がざっくり日本地図を描くときは、おそらくは北海道、本州、四国、九州、プラス沖縄だろう。
人によって対馬とか佐渡とか淡路島とか描くかもしれないが、ある程度端折って描くだろう。瀬戸内海の島々を全部描く人はそういないと思う。
島国フィリピンの人たちにしても全部描くとは思えない。
やってきたのは、ほぼほぼ千葉の東京都江戸川区小岩。総武線で秋葉原から7駅目だ。
小岩はアジアン料理屋が多い隠れアジアンシティ。その小岩にフィリピン料理屋「ルトンピノイ」がある。
店の雰囲気は独特で面白く、かつ日曜夜に限っては1000円で食事が食べ放題となる異色の店だ。
やってきた平日のこの日は、フィリピン人のオーナー家族がパーティーをやっていた。雰囲気は日本らしくなく、むしろそれがいい。
パーティーの最中に趣旨を説明し、フィリピン地図を描いてもらった。
お店番をしているセツ エリーさんに趣旨を説明し描いてもらった。
恥ずかしそうにしながらも、真剣に描いていく。
フィリピンは人の形だとポーズを見せて教えてくれたセツ エリーさん。わかりやすい。
確かに、上が小さく、下にいくにつれて広がっていって、足にあたる一番下にも大きな島がある。
ルソン島とミンダナオ島はあるが、それと別に「VISAYAS」と書かれている。VISAYASってなんだろう。最初のセツ エリーさんもVISAYAと書いている。本来のVISAYA(S)の場所を見ると大きな島々がいくつかある。
話をきくと、フィリピン中部の島々は「VISAYA(ビサヤ諸島)」でひとまとめにするのだとか。ビサヤ諸島の島々の名前を聞いてみたけれど、みなそこはあまり良くわからない様子だった。
あと人型でいうと頭にあたる大きな島のルソン島は、上が広く、下も細長く伸びているのだが、描く人によっては下の部分がきれて島になっているケースもある。
だんだん「フィリピン人あるある」な地図の描き方が見えてきた!?
フィリピン地図の描き方をまとめるとこうなった。
・左側の腕を開いた人の形を描く
・上はルソン、中はビサヤ、下はミンダナオ、左はパラワン
・北のルソン島は切れてもいい
・中部の島々VISAYAは細かく描いてもいいし、ひとつの島として描いてもいい
・描かれる大きな島の数は少なくてもいい
フィリピン人と知り合う機会があれば、フィリピン地図を描いてアピールしたいと思う。
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