自分へ花輪を送りたい
フリーランスのいいところは、日常に縛りがないことである。就業時間が決まってないので、意志を強く持って仕事をしなければいけないという一面はあるが、大学を卒業してからずっと会社で働いてきた私にとっては、圧倒的な自由を得た気持ちである。
この幸せを祝いたい。自分で自分に花輪を贈ろう。
調べてみると、花輪にもそれぞれ個性がある。原色のお花を丸く飾れば、自分でも作れるのではないか。
土台を作る
まずは丸い土台を作る。職人さんがどんな風に作っているのかわからないので、私は家にあった床のマットで作ることにした。
マットはハサミでも簡単に切れるから便利である。
花輪は、横からみると少しこんもりとしている。このまま花をつけるとこんもりできないので、ウレタンで底上げすることにした。
綿を詰めた方が良かっただろうか。かなりボコボコになってしまった。
でも後で上から花をつけるので、多少土台が歪んでいてもさほど問題ないだろう。このまま強行突破だ。
花を作る
土台ができたので、次はお花作りである。
出来るだけ派手な、原色のピンクの布を探してきた。フリース素材なので、切りっぱなしでもほつれない!
木工用接着剤だが、布もくっつくので愛用している。速乾というところが良い!!たくさん作らなきゃいけないので、出来るだけ早く乾いて欲しいのだ。
1個作るのは簡単だったが、果たして一つの花輪に何個必要なのだろうか。 作ってみないと分からない。
ここからゴールの見えない花づくりが始まった。
土台にくっつけてみる
どれぐらい花が必要なのか分からないので、 花づくりと並行して土台にくっつけていくことにした。
お祝いの花輪なので、できるだけ派手にしたいところ。別の色も入れていこう!
仮置きしてみるも、これでいいのだろうか……という気持ちになった。 花輪の正解が分からないので一瞬不安になったが、アメリカのケーキとかこんな感じだよな、とイメージしながら作ると、なぜか段々花輪っぽくなってきた。
黄色が錦糸卵みたいで、ちらし寿司のような賑やかさに!ちょっと美味しそうだぞ!
花づくりが大変だったので、乗せる台は市販のイーゼルに色をつければいいと思っていたのだが、そのことを木工作家の友人に話したら速攻で台を手作りしてくれた。
友人もフリーランスなので、イレギュラーなお願いにも すぐ答えてくれるのだ。持つべきものはフリーランスの友人である。
持ち運べるサイズ感にしたいと言ったら、少し小さめに作ってくれた。
早速花輪をつけてみよう!
一気に部屋がお祝いムードに!!
まずはこの完成を祝おうじゃないか!