人生で一番アーモンドを食っている
家で作れると知ったとき、すぐさまアーモンドを大量購入した。グラニュー糖も5年ぶりくらいに買った。
一粒食べると本当に手が止まらない。書いているこの瞬間もぼりぼり食べている。筆者は今、人生の中で一番アーモンドを食べている。
あと数日でクリスマスである。クリスマスといったらここ数年みんなシュトレンを食べている。ドイツの伝統的なお菓子のことだ。ドイツのお菓子っておいしいよね。
そこで、ドイツで一冬だけ過ごしたことのある筆者が唯一、胸を張ってご紹介できるクリスマスならではのお菓子をご覧にいれよう。
ドイツの冬といったらなんといってもクリスマスマーケットだ。
最近日本でもやっているのを見るが、ドイツは宮殿とか、お城とか、駅前広場とか、何かとだたっ広い場所があればクリスマスマーケットをやっている印象がある。
ホットワインや豚の煮込みのいい香りにつられてついついたくさん食べてしまうが、なかでも筆者が大好きだったのが「飴焼きアーモンド(gebrannte Mandeln)」。
大量のアーモンドが並び、各々様々な味付けがされているのだ。
スタンダードなのはシナモンの風味の飴がコーティングされたアーモンドで、初めて食べた時には衝撃を受けた。こんなシンプルでうまい食べ物、なんで今まで食べてこなかったんだ……と軽く落ち込みもした。
そんな飴焼きアーモンド、最近家でも作れることに気が付いた。そんなの作るに決まってるよ。
アーモンド200グラム!?と思うでしょう。どうせ食べちゃうんだから、多めに作っちゃいなさい。
※涼しい場所に置いておけば1週間くらい持ちます
1.砂糖を溶かす
フライパンや深めの鍋にアーモンド以外の材料を入れ、中火にかける。混ぜながら砂糖を溶かす。
2.アーモンドを煮る
アーモンドを加え、混ぜ続ける。
3.水分を飛ばす
中火のまま混ぜ続ける。ここからは割と根気がいるぞ。
4.とにかく混ぜ続ける
だいたい10分弱で砂糖が結晶化して、汁気が消え、白っぽくなるが、めげずに混ぜる。
5.キャラメル化したら引き上げる
砂糖が再び溶け、全体にツヤが出たら火からおろす。焦げないように火加減に気を付ける。
6.冷ます
クッキングシートを引いたバットにアーモンドを広げ、冷ます。
冷めたら、完成~~~~!!!
カリカリの飴によってアーモンドの魅力が200%くらい引き立てられる。シンプルな素材がお互いを彩り合うの、お菓子としてかっこよすぎるだろう、という点も好きな理由のひとつだ。
注意点は、やけどと、めちゃくちゃ喉が渇くこと。2つ目は単に食べすぎかもしれない。子供の頃、飲み物を買うとき親に「甘いものは喉渇くから」と咎められていた理由がようやくわかったのだった。
SNSのショート動画でたくさんレシピが出回っているのだが、目立つのが結晶化した段階で火からおろすものだ。
食べ比べると、これはこれでざくざくしておいしい。焦がすのが怖い人はこちらの作り方でもいいかもしれない。
家で作れると知ったとき、すぐさまアーモンドを大量購入した。グラニュー糖も5年ぶりくらいに買った。
一粒食べると本当に手が止まらない。書いているこの瞬間もぼりぼり食べている。筆者は今、人生の中で一番アーモンドを食べている。
さあ作ろう
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