特集 2022年7月9日

DX用語が身に着くDXシャツを作ってみた


いま「DX」が熱い。社会でも会社でもDXが叫ばれがちである。

雑に言うと「デジタルによる変革」のことだが、それに伴って、DXにまつわる用語もはびこるようになってきた。ヤバイ。いわゆる横文字のヤな感じのヤツである。

でもいつかは、それも身に着けなきゃいけないので今回は!

DX用語を実際に最低限学んでいきつつ、文字通り身に着けるためにも、DX用語がオシャレにデザインされた「DXシャツ」を作ってみようではないかッ!
 

多摩在住のイラストライター。諸メディアにおいて、フマジメなイラストや文章を描くことを専門としながらも、昼は某出版社でマジメな雑誌の編集長をしたりするなど、波乱の人生を送った後に、新たなるありのままの世界へ。そんなデイリーポータルZでのありのままの業務内容はコチラを!(動画インタビュー)

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そんな大流行しているDX。とある会社では、社員全員にDX用語テストが行われたという話も。相当キてるようだが、そういう用語って

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えてして英語の横文字なのでイケ好かない。その一方、夏に着られがちなTシャツって、それっぽい英語がデザインされがちなものである(偏見)。ってことは、そんなDX用語をそれっぽくデザインすれば

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それっぽいTシャツができるはずやでぇッ!

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では犬も大注目な、フィーチャーしたいDX用語を順に見ていこう!
(各用語の説明、僕のうろ覚えな雑知識によるので、正しくは各自で調べてください。)

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まずは肝心なDXから。実はこれ「digital transformation」の略で、つまりは、デジタルで何もかもを変える、ってことである。会社にては、組織やビジネスモデルを変えたがりがちだが、それはそうと

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デジタルはいいとして、トランスフォーメーションが「X」で表されている。交差を表す接頭語「trans-」が、交差っぽい「x-」になっちゃってるってわけだ。いわゆるアメリカのラッパーのノリで困る。

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と、パワポで横文字デザインができたところで、これをTシャツに刷り込むために、アイロンプリントや!ってことで

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データをこのペーパーに出力して、

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適宜チョッキングして、さぁ、アイロン!と思ったら

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・                    「何してるの?」

来た。

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・                     「私にもやらせてー」

たぶん犬にはできないのでお引き取り願ったが、では改めてTシャツ上の想定した位置にセットして、

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 アイロン、ドン!(実際には各箇所5秒間押し付けを3ターンなど丁寧にドン!)したところ、

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見事にそれっぽく

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プリントされたのであった! ただ、堂々たる「DX」が明らかに、デラックスのそれ、に思えてしまう点は、目をつぶってほしい。

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続いては、DXには欠かせないAI。実際は「Artificial Intelligence」の略で、いわゆる人工知能的なやつである。我々ファミっ子(=昭和のZ世代のようなもの)にとっては、AIと言えば、

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「ドラクエ4」にて、AI搭載キャラがラスボスに対し無謀なザラキを連発しまくったおかげで、AI=盲目的殺戮機能な印象はある。でもあれからはだいぶ進歩しており、

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データにデータを重ね、自らちゃんと学習して、人の知能より進化していきそうなので、

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 AIに使われないように気をつけよう。気をつけようがないけど。

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今度はパッと見、軽薄な絵文字のようだが、

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ちゃんと意味があり、「Internet of Things」の略である。あらゆるモノがインターネットにつながっちゃってる状態、ってことだが、受験マシーンとしては、前置詞は「of」でいいのかなんか気になる。

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…しかしこのパワポ、半角英語用のフォントがデフォルトでたくさん入っていて(日本語のは全然ないのに!)今回に限り助かるが、

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適当なフォントで、出力&プリントしていこう。

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今度のは、デジタルサイバー化によって、仮想と現実がごっちゃになった社会、のことである。最新ので言ったら、メタバース的な社会な感じにて。黒歴史で言ったら、セカンドライフ的な社会である。

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まぁインドアな自分には助かりそうである。しかしいつの間に5?って感じだが、「狩猟」「農耕」「工業」「情報」の次ってことらしく

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まぁいくつでもいいでしょう。

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今度のは「Software as a Service」の略で、クラウドにてソフトウェアを使えるサービスのことである。我々マイコン派は、ソフトと言えば、CDロムをインストールとかしてきたものだが、

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それも不要で、原理はよくわからないが、クラウド上で使えちゃうサービスである。

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しかもバージョンアップとかも行われるわけで、

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例えばGmailとかもそれにあたり、僕もメインのmailがほぼSPAM受信機になってるゆえたまに世話になっている。その節はありがとう。

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今度のは、クラウドにてプラットフォームを利用できるサービスである。厄介な開発環境を自分らでいろいろせんで済むのは助かるわね。

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ちなみに、さっきのSaaSに加え、さらにIaaSってのもあり、区別がつかないが、サービスの構成範囲が違う(アプリまでか/ミドルウェアまでか等)ってことで、別に区別はつかなくてよい。

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で、この後は、このPaaSっぽい代表的なサービスが登場や!

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まずは、アマゾンのクラウドサービスである。いわゆるアマゾンでのネットショッピングも全てはこの上にて。つまり僕的にはあまり世話になっていない。

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過去には、嵐のアルバムをコンビニ受け取りで使ったくらいで、カードも持ってないしネットショッピングは怖くていまだに避け続ける古風な一面もある。そしてAWSと略すと、なんか見覚えがあるのは、

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たまに大規模障害が起きるたびに、ツイッターのトレンドで目にすることになるからであろう。ドンマイ。

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次は、マイクロソフトのクラウドサービスである。アジュールって呼ばれがちだが、英語で

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「青空」って意味である。オシャレな英語だこと。

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マイクロソフトだけに昔は「Windows Azure」って名前だったってことで、

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 ゲイツ派の方にはおすすめです。

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そして、グーグルのクラウドサービスである。本名は「Google Cloud Platform」となるが、もう書いてられないので

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略語にて。つまり、グーグルの検索とか、ユーチューブの配信とかを支えてるやつ。スゴイわね。

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なんとなく色味もそれっぽくしてみたよ。

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そして今度は、デジタル現場でよく聞く用語、アジャイル。なんだかもう、ただの英単語の勉強に思えてくるが、

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英語では「すばやい」って意味だけに、デジタルの開発を小さめなサイクルですばやく行う、ってことである。

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 日本語でいいのに、と思う。

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最後はDX界で言うところの、禁断の用語ディスラプション。英語では「崩壊」って意味だけに、

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業界がぶっ壊れるほどのイノベーションのことを意味している。まぁアマゾンとかネトフリもそうだと言えるでしょう。

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いわばDXバルス。気をつけよう。

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と、真偽不明な講義はさておき、こうして各用語を順にプリントしていった結果、ついに完成してしまったDX業界騒然のDXシャツが、これだ!

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Oh、デジタル! デラックスなDX感はありつつも、節操ない横文字っぷりにより、それっぽいデザイン感にて!

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こういう横文字Tシャツたまにあるよね、ってことで、

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この夏を先取りできる、マストアイテムだと言えるでしょう!

その勢いで、DXの最前線の現場に、来てしまっても

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YES!!と、みごとなDX馴染みっぷりで、 

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相当DXに強そうな感じにはなれたのであった!(本人のスキルはさておき。)

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と、全身から熱い思いが伝わってくるが、このようにDXシャツによって、DX用語をしっかり身に着けられたかと思うので、みなさんも参考にして頂けたら幸いです。ではまた。


 

はい、以上いかがでしたでしょうか、今週の「現状で充分」。DXはほどほどにしておきましょう。

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この姿の者とは一緒に歩きたくなさそうな犬。

 

 

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