特集 2023年9月15日

セイコーマートの好きなものでお弁当を作る

セイコーマートというコンビニがある。北海道を中心にしたコンビニで、「セコマ」とか「セイコマ」などと呼ばれている。この記事ではセコマと呼びたいと思う。独自の商品が多く、非常に美味しいのが特長のコンビニだ。

そんなセコマで自分の好きなものを買ってお弁当を作ったらどうだろうか。北海道の風を感じる幸せなお弁当ができるのではないだろうか。だってセコマのお惣菜なのだ。全部美味しいから。

1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)

前の記事:競馬場を走る方法(デジタルリマスター)

> 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮

お弁当という幸せ

お弁当とは幸せ箱だ。おにぎりがあり、揚げ物があり、パスタが入っていることもある。そのようなものが一つの箱に収まっているのだ。開けた時の幸せは言語化することが難しい。

002.jpg
お弁当箱です!

さらにその中に入っているものが全て好きなものだったらどうだろう。踊り明かしてもいいほどの喜びを感じるはずだ。もっとも作るのは面倒なので、好きなものを買って詰めればいいんじゃないか、という結論に至った。

003.jpg
そこでセイコーマートです!

ご存知、セイコーマート。私はセコマと呼んでいる。関東にも一部店舗はあるけれど、北海道には探さなくても店舗がある。北海道では一番多いコンビニがセコマなのだ。何より美味しい。北海道に行く楽しみの一つがセコマと言ってもいい。

004.jpg
セコマで、
005.jpg
おせちを買ったこともある!

私はもう本当にセコマが好きで、お節料理をセコマで買ったこともある。美味しいからだ。また全てではないけれど、北海道の食材を使っていることも多い。結果、美味しいのだと思う。

006.jpg
小分けのお惣菜がたくさん売られています!

もちろんお弁当も売っているけれど、自分の好きなお惣菜を買い、お弁当に入れれば、最高のお弁当ができるのではないだろうか。ぜひそのようなお弁当を作りたいとセコマを訪れた。

007.jpg
セコマに来ました!!!

買うで!

お弁当箱に詰める、という制約が実は楽しい作業でもある。セコマには私の好きなものがたくさんある。しかし、お弁当箱の容量は決まっている。そこに何をつめよう、と考える作業がまた楽しいのだ。 

008.jpg
ホットシェフもあるのよね!

セコマの店舗によっては「ホットシェフ」もあるのだ。ホットシェフとは店内で調理したもので、これがまた美味しい。目移りして大変なのだ。私の優柔不断が溢れんばかりに発揮されていた。

009.jpg
そもそもお弁当も売っているしね!

先にも書いたけれどセコマではお弁当も売っている。これもまた美味しい。季節毎に違ったお弁当などもあるし。もはやこれでいいのでは、という誘惑に打ち勝ち、悩みに悩みお弁当に入れるお惣菜を買った。

010.jpg
そして完成しました!
011.jpg
最高のお弁当です!

見ていきましょう!

最高のお弁当が完成した。セコマ100%のお弁当だ。ちなみにセイコーマートの呼び方は「セコマ派」と「セイコマ派」と「セーコマ派」があるそうだけれど、セイコーマートの運営会社が「株式会社セコマ」なので、私はセコマと呼んでいる。 

012.jpg
今回詰めたものたち!
013.jpg
まずおにぎり!

おにぎりは二つ買ったのだけれど、入らなかったので、和風ツナマヨを採用した。こちらはホットシェフのおにぎりだ。私はノリがパリパリなのが苦手で、しっとりしていて欲しいのでホットシェフのおにぎりは特に好きだ。お米も美味しい。

014.jpg
ナポリタンスパゲティ
015.jpg
こういうので売っています!

セコマはパスタが充実している。細長いパッケージで種類も多い。ゴロゴロチキンのパスタも好きなのだけれど、今回は別にチキンを入れることと、お弁当にはナポリタンかな、と思いチョイスした。

016.jpg
フライドチキンも入れます!

揚げ物はフライドチキンを入れた。これめちゃくちゃ美味しいのだ。味が濃いのだ。朧げではなく濃い。別に塩辛いというわけではなく、味の輪郭がはっきりしている感じでとても好きだ。

017.jpg
北海道産の真ほっけ!
018.jpg
足寄産のラワンぶき!
019.jpg
北海道産卵!

もう北海道ラッシュだ。自分の住んでいる地域とは別の地域に行くと、やはりその地域のものを食べたいと思う。それが叶うのもセコマの素敵なところだ。しかもきちんと美味しいからね。

020.jpg
最後にきゅうりの糠漬けを詰めて、
021.jpg
完成!!!

パスタが見えないようになっているのはこだわりだ。パスタはパスタだけでも完成された料理なのに、お弁当ではなぜかクッション材かな、みたいな使われ方をする。今回もそのようにしてみました。

022.jpg
ガラナと一緒に!

北海道と言えばガラナ。セコマでも当然売っている。これを飲まなければ北海道に来たとは言えない。ぜひお弁当に合わせたかった飲み物だ。お茶とかの方がお弁当には合いそうだけれど、合うとか合わないの話ではないのだ。 

023.jpg
美味しい!!!

やはりお弁当は美味しかった。まず開けた時の満点の星空のような輝き。それに伴う喜び。さらに食べると会いたかった人に会えたような喜び。喜びしかないのだ、このお弁当には。めちゃくちゃ美味しい。

024.jpg
パスタいらっしゃいます!
いったん広告です

お弁当の可能性

お弁当は一般には上記のような感じだけれど、もっといけないのだろうか、と考えた。実用性は皆無なのだけれど、開けた時の喜びを感じたいと思い、セコマでまた別のものを買って作ってみた。

025.jpg
セコマのアイスで作りました!

アイスで作ってみました。溶けるので実用性はないのだけれど、お弁当箱に入っていると趣を感じる。もちろん北海道を感じるアイスが詰まっている。

026.jpg
このようなラインナップです!

北海道産のメロン果汁を使ったソフトとモナカ。北見のハッカを使ったチョコミントに、北海道とうきびソフト。北海道尽くしのアイスがお弁当箱に入っているのだ。喜びしか感じない。他にどのような感情を抱けばいいのだろうか。

027.jpg
美味しいよ!!!

メロンはメロンだし、とうきびはとうきびだし、ハッカはハッカだし、それが混ざりあい幸せだ。ノリとしては31アイスとかで多段に盛ってもらう感じだ。問題はお弁当箱ではすぐに溶けることだ。それは北海道の場合、ずっと外にいて真冬にやれば解決できると思う。

028.jpg
このようなお弁当も、
029.jpg
作ってみました!

真っ白で何が何やらだと思うけれど、コーンフレークだ。私はコーンフレークを牛乳で食べるよりも、ヨーグルトで食べる方が好きなので、お弁当箱で作ってみた。もちろん持ち運びはできないけれど、お弁当箱での姿を見たかったのだ。

030.jpg
この二つで作りました!

このコーンフレークがまた美味しいのだ。当然セコマのもの。北海道産の砂糖を使ったほどよい甘さのフレークだ。同じく北海道の豊富町の牛乳で作られたヨーグルトとの相性もよい。

031.jpg
コーンフレークが入っています!

牛乳よりヨーグルトで食べるコーンフレークが好きなのは、やはり絡むからだ。北海道が私の体に絡み入ってくる。当然持ち運びはできないけれど、蓋をあけた時の喜びとして、お弁当箱でコーンフレークを食べるのはありだと思う。

032.jpg
美味しい!!!

北海道はセコマ!

どこかに出かけるとその地域のものを食べたくなる。お店で食べたくても仕事が終わると、もうどこのお店もやっていない時間、ということもある。そんな時にセコマ。気軽に買えるし、気軽に詰めることができてお弁当も完成してしまう。小分けというか、小さなパックなのもいい。セコマに問題があるとすれば、私の住む街にないことだ。ぜひ作って欲しい。

033.jpg
幸せと読みたい!

 

▽デイリーポータルZトップへ

banner.jpg

 

デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!

→→→  ←←←

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ