メモ
ほんとおいしかったです。猫の足跡でさらに美味しさUP。
黒胡麻プリンレシピは「オレンジページnet 黒ごまプリン」を参考にいたしました。
【告知コーナー】
フィギュアの祭典「ワンダーフェスティバル2023【冬】」に出展いたします。ソフビとかガチャガチャとか出します。
2023年2月12日(日)10:00〜17:00@幕張メッセ
ブース番号:「妄想工作所」7-12-15
ずっとネタ帳に記入したまま気になっていた「左官仕事を台無しにする、猫の足跡」。
年も明けたことだし、いよいよ何かに昇華させたいんだ。
そうだ、プリンを作ろう。
「左官仕事を台無しにする猫の足跡」と来れば今や大半の人がああ、あれねと想起できると思うが、念のため画像をあげておこう。
もひとつおまけに、ああかわいい。その反面、半乾きのコンクリ面を人間の事情をものともせず渡り切る猫たちの、船長のような鋭い表情まで想像できそうで、大変愉快ではないか。
近年はこれもまた風物詩とばかりに好意的に受け取られ、あえて猫足跡をつけられる道具が売られていたり、果ては工事の際にあえてそういう細工を取り入れる業者もあるそう。
いかん!メモしたままネタにせずウカウカしていたが、完全に出遅れた。出遅れティアヌス。急ぎ、作らねば!えっ何を?!
つまり、足跡の型を作って、あの半乾きのコンクリ面を黒胡麻プリンで表し、型に流し込めば「左官仕事を猫に台無しにされた風プリン」ができるのではないかと、こう思うのであります。
言うは易し、行なうは常に難し。絶対どこかで大ブレーキな局面がやってくる。さあ今年もやってまいりました。
3Dプリンタからはフタ出力は成功したが、単なる箱(容器)の部分はこうなってしまった。このところ寒かったからかな…レジンの機嫌が悪かったようだ。
単なる箱をプリンタで出そうとするのもどうなんだという話だが、プラ板を精密に切って貼って箱にする、ってのをやりたくなかったんだよオレは。絶対ズレるし。
しかしまた箱(単なる)をプリンタで出力しなおすのもダルい。さてどうするか…と考えてみるに、そうだこの元ネタは木枠にコンクリ流し込むじゃん?あの光景をこそ見たいじゃん?ってことで、木を使うことにした。どうせ切って貼ってが面倒なのだったら、こうなったら「それっぽさ」を突き詰めよう。
後からフタの構造に難があることに気づいて(内寸にピッタリだとフタが落ちる!当たり前ですな)、透明プラ板で支えをつけた。今年もドロナワ式工作でどんどん行く。
そして人生初の黒胡麻プリンを作る。
黒すり胡麻だと粒が粗くてエンボスが見えにくいのではと予測を立て、黒ねり胡麻を使うレシピを探してそのとおりに、腰がひけつつ作ってみる。
剥がしやすいよう、フタにはあらかじめ油を塗ってある。これで冷蔵庫で3時間ほど固めれば、「左官(略)プリン」がお目見えする、はずだ。
夜も更けていたので翌朝、恐る恐る冷蔵庫から取り出す。
フタを開けるのがイヤでイヤで意味もなく洗い物とか犬と遊ぶとかして逃避していたが、早く次の注ぎ込みを準備せねばな、と覚悟し、ええ〜いっと開けてみたら!
足跡くっきりすぎる気もするが、やったぞ!そして木枠にしといてよかった。「それっぽい」の国で私は晴れて勇者になったよ。
なおも嬉しいので、お父さん寸劇しちゃうぞ〜。
…ってな!
しかし猫科たちの日常に影がさす。
どうしても軽い粒が上に上がってくると見えて、表面は黒々として、下層のほうが黒胡麻がまばらでコンクリっぽくなった。こんなに足跡クッキリいけるなら、今度は白地にゴマつぶが散見されるレシピでやってみよう。今日はもうこの絵が見れたので十分っす。
ともあれ「左官仕事を猫に台無しにされた」良い正月になりました。
ほんとおいしかったです。猫の足跡でさらに美味しさUP。
黒胡麻プリンレシピは「オレンジページnet 黒ごまプリン」を参考にいたしました。
【告知コーナー】
フィギュアの祭典「ワンダーフェスティバル2023【冬】」に出展いたします。ソフビとかガチャガチャとか出します。
2023年2月12日(日)10:00〜17:00@幕張メッセ
ブース番号:「妄想工作所」7-12-15
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