本当は地球も作ろうとしたけど、青いチャーハンというビジュアルはちょっとそれだけで記事の趣旨が根っこから持っていかれそうだったので我慢しました。
まずは球体のチャーハンが必要だ
はじめまして、北向ハナウタと申します。
今日は冒頭の通りチャーハンを球体にして浮かせたいと思う。改めて図にすると以下の通り。普通の皿では半球にとどまっている彼らだけど、鏡の上でならきっと完全な球体になれるポテンシャルを持っているはず!
今日は冒頭の通りチャーハンを球体にして浮かせたいと思う。改めて図にすると以下の通り。普通の皿では半球にとどまっている彼らだけど、鏡の上でならきっと完全な球体になれるポテンシャルを持っているはず!
皿の上では半球だけど…鏡の上では…?
まずはチャーハンを球にすべく東急ハンズへ。ここにはチャーハンを半球にするための型が売っているのだ。大小様々なチャーハン用の型が売られていたので多くの需要があるのだと思う。
チャーハンを半球にするための型(大)
同じ階で鏡も手に入れ準備は万端。あとはスーパーで卵とチャーシューとネギを買って帰る。おいしいチャーハンを作ろう。
うまく球になるんだぞ、と思いを込めてフライパンを振る
球体チャーハンを作るためのポイントはフォルムを損ねないために具を細かく刻むことと、何より崩れないようパラパラにしないことだ。一般的な良しとされるチャーハン像からは自然と乖離していく。
チャーハン、宙に浮く
緊張の一瞬
チャーハンが完成したら型に詰め込み鏡と向き合う。さぁ果たしてうまくできるのだろうか、正直これでうまくいかないと完全に詰んでしまう。代案はない。緊張の一瞬…!
お。
お。
おぉ!
球体のチャーハンが浮いている!できた!たぶん!我が家に突如現れた球体のチャーハン。なんだこの気持ちは、とてもそわそわする。
外で浮かせるのはむずかしい
こんなにうまくいくとは思わなかった。これは部屋で浮かべているだけではもったいない。大空の下で存分に浮かせてみよう。
アウトドア球チャーハン
そういったわけでタッパーに詰めたチャーハンと鏡を持って大きめの公園へ来た。休日とあってバドミントンやキャッチボールをしている人が多い。おれは今からチャーハンを浮かせる。
む?
むむ?
青空に浮かぶチャーハン!の最高の図を思い浮かべていたが、これが思いのほか難しい。もっと広い場所を確保しないと無理だろうか、どうしても背景が入ってしまう。
あとどう贔屓目に見ても曇り空だ。梅雨に挑戦することじゃなかった。
あとどう贔屓目に見ても曇り空だ。梅雨に挑戦することじゃなかった。
芝生に置いたらアート作品になった。『切り取られた四角い空と、チャーハンの球の偶像』
唯一なんとかなったと思っている写真
あれこれ試行錯誤してなんとか浮いた写真を撮れたがこれが限界だった。実は背景が入らないように鏡を相当手前に傾けている。これ以上鏡を傾けるとチャーハンが自分に降ってくる。最悪のライスシャワーだ。
バドミントンのひとたちが完全に手を止めてこちらを見ているので空気に耐えられず一旦公園を退却することにした。
バドミントンのひとたちが完全に手を止めてこちらを見ているので空気に耐えられず一旦公園を退却することにした。
うまくいかずチャーハンと自分の写真を撮ったら鳥がフレームインして格好良くなった
宇宙チャーハンの作り方
やはり屋外撮影は難しかった。背景に情報が多いとうまくチャーハンが浮かなくなるのだ。改めて作戦を練り直す。簡単に背景を用意できて、球チャーハンを浮かせたい場所と言ったらどこか…
宇宙
そういったわけで日を改めて宇宙を用意した。宇宙の画像を大きく引き伸ばしただけだけど、いつも住んでる部屋の壁に宇宙があると思うと身が引き締まる。ここで思う存分チャーハンを浮かせることができないだろうか。
改めてチャーハンを炒め、型に詰める。この作業もだいぶ板についてきたものだ。さぁ役者は揃った。緊張の一瞬(本当に毎回緊張する)
改めてチャーハンを炒め、型に詰める。この作業もだいぶ板についてきたものだ。さぁ役者は揃った。緊張の一瞬(本当に毎回緊張する)
浮いた
できた。浮いた。我ながら合成写真のような出来栄えだと思う。チャーハンが浮くとすごい楽しい。ここに宇宙チャーハンの誕生である。
おや、あの遠くに見える星たちは…?
おや、あの遠くに見える星たちは…?
土星です
土星は太陽系の中では木星に注いで番目に大きな惑星である。大きな外見の特徴として恒常的に環を持ち、主要なリングがつ。これらはほとんどがチャーハンの小片と言われている。
火星です
火星も観測することができた。キムチを混ぜ込んでチャーハンを作ると自分の部屋に火星を浮かせることもできるのだ。
いつものチャーハンに一手間加えるだけで宇宙に想いを馳せることができた。鏡を使ったレシピはクックパッドにもおそらくまだないと思う。料理はきっと冒険なのだ。
いつものチャーハンに一手間加えるだけで宇宙に想いを馳せることができた。鏡を使ったレシピはクックパッドにもおそらくまだないと思う。料理はきっと冒険なのだ。
チャーハンはちゃんと全部食べました