特集 2016年2月10日

こたつに入ってジンベエザメを鑑賞

壮大な間違い探しです。
壮大な間違い探しです。
前回の牡蠣取材の折、せっかく能登方面まで行くのだからと、他に面白いところはないかネットで探してみたのだ。近くに水族館があるらしく、へえー、ってなもんで何気なくページを繰っていたところ、何っ?!という文言を見つけた。「こたつde水族館」である。繰り返す、「こたつde水族館」だ。
1970年群馬県生まれ。工作をしがちなため、各種素材や工具や作品で家が手狭になってきた。一生手狭なんだろう。出したものを片付けないからでもある。性格も雑だ。もう一生こうなんだろう。(動画インタビュー)

前の記事:「ホームで食べる牡蠣」に行ったら想像以上の場所だった

> 個人サイト 妄想工作所

青と暖房器具との世界へ

そこは、「のとじま水族館」。石川県七尾市の先、七尾湾にどーんと浮かぶ能登島にある。

前日は最寄の和倉温泉に泊まったのだが、そこからバスが出ているのだった。30分ほどで行けるようだが、あまり本数のないバス、心して乗る。
能登島大橋がまっすぐ島へとつながっている。おりしも横殴りの雪。
能登島大橋がまっすぐ島へとつながっている。おりしも横殴りの雪。
えらいところへ来た、と思ってしまう天気。
えらいところへ来た、と思ってしまう天気。
島に入ると、家々が普通に島の暮らしを営んでいた。夢を見ているような景色が続く。
島に入ると、家々が普通に島の暮らしを営んでいた。夢を見ているような景色が続く。
島の向こう側に、立派な水族館があった!
島の向こう側に、立派な水族館があった!
これはこれは…。さっきまで雪と曇天と町の様子とで孤独なひとり旅モードにひたっていたが、突然楽しげな施設が開けてきて、現実に引き戻された気分だ。水族館に来た!水族館大好き!わーい!

せっかくなので、本題に入る前に、プライベートで見学を楽しんでみよう。
七色に変化するクラゲ天井や、
七色に変化するクラゲ天井や、
アザラシの生態に合わせた展示や、
アザラシの生態に合わせた展示や、
イワシのBig Waveや、
イワシのBig Waveや、
くんずほぐれつのカワウソさんや、
くんずほぐれつのカワウソさんや、
「うなぎ登り」とかけた合格祈願コーナーや、
「うなぎ登り」とかけた合格祈願コーナーや、
それらと無関係に生きているオオサンショウウオ殿がいらっしゃる。
それらと無関係に生きているオオサンショウウオ殿がいらっしゃる。
どうしても「味」を述べたくなる国民性、好きだ。
どうしても「味」を述べたくなる国民性、好きだ。
ひととおり本館の様子を楽しんだところで、これまた気になる施設が見えてきた。「ジンベエザメ館 青の世界」。シャンソンが流れていそうである(それは「青い部屋」)。

日本海側で初の展示というジンベエザメを、大々的にフィーチャーした館である。そういえば水族館入り口にもジンベエザメのモニュメントがありましたな。

では入ってみよう。
外側は白いが、中はどうか。
外側は白いが、中はどうか。
おお、まさに青の世界。大水槽を回り込みながら下っていくと…あれがそうか…。
おお、まさに青の世界。大水槽を回り込みながら下っていくと…あれがそうか…。
通路の突き当りまで進むと、見覚えあるアレが。あの庶民的な器具一式が、目に飛び込んできた。
「なんだこの状況は」…おお、陳腐な言葉しか出ないが、まさに「なんだこれは」なのである。
「なんだこの状況は」…おお、陳腐な言葉しか出ないが、まさに「なんだこれは」なのである。
すごく、実家っぽいです。の、向こうにエイやサメが泳ぎ居り。
すごく、実家っぽいです。の、向こうにエイやサメが泳ぎ居り。
視線を少し上にずらせば、おなじみの大迫力の水槽。
視線を少し上にずらせば、おなじみの大迫力の水槽。
下に目を戻せば、おこたの上にミカン籠。の向こうにエイの腹。
下に目を戻せば、おこたの上にミカン籠。の向こうにエイの腹。
なんと形容すればいいだろう。コタツと大水槽が共存している様を。この光景を表現するすべを私は知らない。覚悟ができていなかった。覚悟ってなんだ。

見ようによっては、実家の居間に200インチのテレビが据え付けてあったのか、なーんだ、という風に見えるかもしれない。200インチってどんなだ。

しかしそうではないのだ。この画面の中には、生きたエイやサメ、果てはジンベエザメが今まさにゆったりと泳いでいるのである
大水槽を支えるアクリル面の厚さは32.5cmだという。
大水槽を支えるアクリル面の厚さは32.5cmだという。
この32.5cmの厚さのアクリル。その向こう側とこちら側の世界の差を、どうやって埋めたらいいのか。しかもテーブルの上にこんなものも置いてあって、余計に頭が混乱するではないか。
みかん!と思っていたのだが…
みかん!と思っていたのだが…
みかん型アイスの容器だった!
みかん型アイスの容器だった!
▽デイリーポータルZトップへ つぎへ>

デイリーポータルZを

 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ

↓↓↓ここからまたトップページです↓↓↓