特集 2023年3月31日

モンゴル人が集まるモンゴル料理パーティーで、公民館がモンゴルになる

肉がならぶと迫力がある

料理が出来上がったら、いよいよ宴だ。

張り切って作って、とんでもない量になった料理を並べる。肉がいっぱいあると、迫力があるな。

ぷりぷりのボーズ(500個くらいつくった)と
もちろん肉!
ツォイバン(蒸し焼きうどん)もあって大ボリュームすぎる!

もちろん、ぜんぶ羊の味である。モンゴル料理では香辛料を使うことが少ないから、羊の味が鮮明なままで体内に突入してくる。

どんぶりのご飯みたいな気持ちでボーズを食べながら、骨付き肉もどんどん食べる。しかし実際は両方ほとんど肉なので、ひたすらタンパク質である。

わたしは周りを見る余裕がなくなるくらい必死で食べていたけど、モンゴル人チーム(特に遊牧民出身者!)は平気な顔でめちゃくちゃ食べていた。ドラえもんがどら焼きを食べるシーンを思い出す食べっぷりだ。「ぱくぱく」という擬音が見える。

主食で穀物ばっかり食べている民族としては、普段では考えられない量のお肉をたべることになった!
歌も披露されて、なごやか

肉を食べれば食べるほど、ここが練馬であることを忘れる。

どこでもドアを持っていなくても、匂いを再現すると、行ったことのある場所に戻ることはできるのだ。

少なくとも、羊を蒸すとモンゴルに戻ることはできる。

(この日は夢にウシがでてきた)

家でたべてもモンゴルだった

大ボリュームすぎて食べきれなかったので、ボーズはいくつか持ち帰らせてもらって次の日に家でたべた。

するとやっぱり、レンジでチンした瞬間に家がモンゴルの香りにつつまれる。これは手軽なモンゴルだ。

昼休みに羊肉のボーズ、これが気軽に実現できるようになれば、モンゴルをかなり身近に感じながら生きていけるような気がする。羊を売っているお肉屋さんを探そう。

モンゴルといえばお酒はウォッカ、その名も「チンギス」! でも、ウォッカではあんまりモンゴルの空気を思い出せなかった。やっぱり羊が必要だ
 
みなさまありがとうございました!

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まんぷくモンゴル! 公邸料理人、大草原で肉を食う (わたしの旅ブックス)

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