家でたべてもモンゴルだった
大ボリュームすぎて食べきれなかったので、ボーズはいくつか持ち帰らせてもらって次の日に家でたべた。
するとやっぱり、レンジでチンした瞬間に家がモンゴルの香りにつつまれる。これは手軽なモンゴルだ。
昼休みに羊肉のボーズ、これが気軽に実現できるようになれば、モンゴルをかなり身近に感じながら生きていけるような気がする。羊を売っているお肉屋さんを探そう。
料理が出来上がったら、いよいよ宴だ。
張り切って作って、とんでもない量になった料理を並べる。肉がいっぱいあると、迫力があるな。
もちろん、ぜんぶ羊の味である。モンゴル料理では香辛料を使うことが少ないから、羊の味が鮮明なままで体内に突入してくる。
どんぶりのご飯みたいな気持ちでボーズを食べながら、骨付き肉もどんどん食べる。しかし実際は両方ほとんど肉なので、ひたすらタンパク質である。
わたしは周りを見る余裕がなくなるくらい必死で食べていたけど、モンゴル人チーム(特に遊牧民出身者!)は平気な顔でめちゃくちゃ食べていた。ドラえもんがどら焼きを食べるシーンを思い出す食べっぷりだ。「ぱくぱく」という擬音が見える。
肉を食べれば食べるほど、ここが練馬であることを忘れる。
どこでもドアを持っていなくても、匂いを再現すると、行ったことのある場所に戻ることはできるのだ。
少なくとも、羊を蒸すとモンゴルに戻ることはできる。
大ボリュームすぎて食べきれなかったので、ボーズはいくつか持ち帰らせてもらって次の日に家でたべた。
するとやっぱり、レンジでチンした瞬間に家がモンゴルの香りにつつまれる。これは手軽なモンゴルだ。
昼休みに羊肉のボーズ、これが気軽に実現できるようになれば、モンゴルをかなり身近に感じながら生きていけるような気がする。羊を売っているお肉屋さんを探そう。
モンゴル料理に興味が湧いた方へ。保育園の調理師からモンゴルの公邸料理人に転身した方の本です。
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