特集 2023年3月31日

モンゴル人が集まるモンゴル料理パーティーで、公民館がモンゴルになる

家庭料理・ボーズもつくろう

豪快に羊が解体される隣では、家庭料理「ボーズ」づくりがはじまっている。

ボーズは、羊のミンチを小麦粉の皮で包んで蒸した料理だ。蒸し餃子とか、小籠包的なものを想像するとわかりやすいかもしれない。

刻んだ羊肉と、大量の小麦粉が用意されました

モンゴルでは、お正月には来客に備えて1000個以上つくることもあるそうだ。大量に作ったあとは天幕住居・ゲルの屋根の上に置いて、マイナス30度の冷気で冷凍するらしい。

「年明けにはこればっかり食べるから、飽きることもある」というコメントもあった。おせちみたいなものでもあるのか。

皮を伸ばして
包みましょう!
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包み方は自由で、ちょっと風流

ボーズをつくるのは、羊の解体とちがってわれわれも参加できる。やっぱりみんなで作業すると、急にパーティー感が出てきますね。

どんどんつくるぞ!​

餃子や小籠包には決まった形があるように思えるが、ボーズは家庭によって形がちがうらしい。それに1000個も作るときは、途中でいろんな包み方を試してみたくなるのかも。

オーソドックスなのはこういう感じ
「うちではこんな感じでした」。おしゃれ!
三日月形の「月のボーズ」(写真右)も風流でかっこいい!

つい餃子パーティーと比べてしまうけど、餃子も実は自由に包んでいいのかな。王将で月の餃子が出てきたら、かっこよくて興奮すると思う。

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蒸したらいよいよモンゴルだ

包んだボーズを蒸し器にかけると飛び出した蒸気が充満して、いよいよモンゴルの空気になってきた。そうそう、モンゴルはこの匂いだった。

みんなでひたすら包んだら
蒸しまして
つやつやのボーズが完成! 調理室の空気は完全にモンゴル、 ここが練馬区モンゴル1丁目だ!

羊肉も茹でられて、調理室のモンゴル度はがんがんに上昇している。さっき肉を解体していたときが40だとして、今は95くらいか。

こころなしか、これまで日本語で話していた人たちにも、モンゴル語での会話も増えてきたような気がする。なにを言っているのかわからないけど、リラックスした雰囲気だ。

(心はこういう感じになってきた!)

⏩ いよいよ宴が始まる…!

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