ショート記事 2025年2月12日

高級紅ショウガの存在感よ

なんにでも紅ショウガを乗せて食べているときに、高級紅ショウガの存在を知った。
銀座若菜という店ある「しそ紅生姜」だ。
すぐに買った。

1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー)

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ちょっとした贅沢に最適

高級と言っても378円(70g)。でもほかの紅ショウガがたいてい90~100円なので約4倍だ。安い物の高級品は高くても1000円を超えない。贅沢体験として最高だ。

店はデパ地下などにあるが紅ショウガはなかったので通販で買った
コンビニで買ってきた紅ショウガと並べてみる

どっちでしょうか?と聞くまでもなくぜんぜん違う。
オーストラリアと練馬区ぐらい違う(形は似てる)。

寄っても違う。ポール・オースターとオールスターぐらい違う

食べてみよう 

まずは安い紅ショウガから…
あ、誰か来た
撮影スタジオに遅れてきた石井さんを迎える。「おつかれさまです」「おくれました」
「上着ここです」「ハンガーずれてるといけないから」「ここはうるさくないので大丈夫ですよ」

たまに備品の位置を元に戻さないと追加の料金を取るスタジオがあるが、ここはそういうのではない。お金持ちが余ってる部屋を貸している系のスタジオは概ねうるさくない。

ってなにしてたんだっけ、そうだ。紅ショウガ食べ比べだ。 

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ではあらためて

全然違う。高級品は梅の味がする。
歯ごたえも全然違う、高い方はシャキっとしている。 

まずショウガが一本筋が通っている
そこに梅もシャキーンと存在する
それが筋が通ったまま絡み合っている

薬味のアクアフレッシュだ。 

べつやく「パリっとして歯ごたえが全然違う、ミョウガの香りがする。」

原材料名にミョウガが入ってないが、確かにミョウガの香りがする。……あれ、ミョウガとショウガとは違うんだよな。いまさらだけど。

「違うね。名前が違うから」
石井「ん、ショウガの味を出そうとしてますね」

石井さんの顔が料理人の顔になっている。

参考)そのあとのおかしな企画のときの表情

あまり変わらなかった。紅ショウガに戻る。

「お酢が違う?」

石井さんはコンビニの紅ショウガと高級紅ショウガのお酢が違うことに気づいた。
紅ショウガのお酢なんて気にしてなかったし、なんなら紅ショウガに酢が使われていることも考えたことがなかった。

そんなことはおくびにも出さずに「コンビニのはリンゴ酢ですね。高級品のは梅酢と米酢ですね」

コンビニの紅ショウガはまろやかを目指しているようだ。高級紅ショウガは柴漬けっぽい。高級のほうは単体で料理としてバランスが取れている。

銀座の高級品はうまいってdancyuみたいな結論になっちゃった

牛丼にのせると話は別

ただ牛丼に乗せてみると話は別だった。

高級紅ショウガをいつもの紅ショウガと同じように牛丼にのせると辛いのだ

高級紅ショウガはどかどかのせて調味料的に使うには存在感がありすぎるのだ。

高級紅ショウガはうまい。ただ存在感があるのでいつもの紅ショウガのように使うものではないということのようだ。

(おわり)
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撮影中に起きたことを全部書いてみたら、まんが「ぼのぼの」みたいな空気感になりました。 もしくはボラギノールのCM。 これぐらい写真が多かったら縦動画みたいな気分で読めないですかね(林)

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