特集 2025年2月10日

ワーケーションなんて無理でした

先週前半、沖縄にいた。
寒いし疲れもたまっているので沖縄に行くことにしたのだ。
編集作業や執筆ならば沖縄にいてもできる。

そう、ワーケーションだ。

そう思ったけど、ぜんぜん働かなかった。

1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー)

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気になるものがありすぎる

Airbnbで沖縄に少し広めの部屋を借りた。
静かな部屋でパタパタとパソコンを叩き、夜は沖縄料理なんて食べたりして。記事にするネタも持ってきた。借りた部屋で撮影をして、原稿も書いてしまおう。

だけど、ぜんぜんやらなかった。

沖縄が面白すぎたのだ。
おとなしく原稿なんて書いてる場合じゃないぞこれは、という気になってしまった。
沖縄に行くのは4~5回目だが、ただ10年ぶりである。
まずはそう思ったきっかけをいくつか紹介したい。

1.公園の東屋がごつい

沖縄らしい建築になっていたり、ごつい。東京の公園の東屋はもっと簡素で貧弱である。やはり台風で飛んでいかないようにだろうか。

2.コンビニの入り口が二重

雪国と同じように自動ドアの外側に小さなスペースがある。自動扉に風防がついていることはDEEokinawaに書いてあった。やはり風対策らしい。(沖縄県内のローソンは全国のローソンと何が違うのか?

3.コンビニの品揃えがかなり独特
以前来たときはいくつか珍しいものがある程度だったが、独自商品がかなり増えていた。特にファミリーマートは多かった。

ファミリーマートの朝すば。お湯を入れるだけで食べられる沖縄そば。
セブンはサイズの大きなペットボトルをいちばん目立つところに陳列していた

ローソンではからあげクンと並んで沖縄の天ぷらがあった。
ファミリーマートはリウボウ、ローソンはサンエーという地元のスーパーとの合弁企業が運営している。と、DEEokinawaの本田さんに教えてもらった。

沖縄のコンビニについてはDEEokinawaに記事がありすぎるので一覧をリンクしておきます。

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4.さんぴん茶のパッケージがだいたい一緒 

同じさんぴん茶を買ったつもりだったが全部違うメーカーだった

飲み比べてみたが、ほとんど味が分からなかった。伊藤園のがすっきりしているような、気がした。さんぴん茶は精霊のように偏在している。

5.横断幕に穴が開いている

パチンコ店の前にあった横断幕に穴が開いてた。きっと風対策だろう。僕がいたときもかなり風が強かったが、穴があいてなかったら横断幕がパラグライダーとなって飛んで行っただろう。

となりにあったのはメッシュだった、分かりにくいけどメッシュなんです
三角コーンも動かないように重りがついている

6.トイレの床が水洗いできる

コンビニのトイレの床に新聞紙が敷き詰めてあった。
これは大いに汚された後かと思ったらそうではないようだ。ただ敷いてある。

沖縄ってこういうのが普通なのかも? またDEEの本田さんに聞いたところ、そんなことはないとのこと。
ただ、沖縄の家のトイレは床に排水口があって水洗いできるようになっていると教えてくれた。 

ほんとうだ。宿のトイレもそうなっている!

と、これがコンビニに行って帰ってきただけでの発見である。外に出れば気になるものだらけだし、宿にいたって珍しさが待ち構えている。

これはもう部屋でパソコンに向かってる場合ではない。ちなみに持ってきたネタはポリッピーを全種類混ぜるというものだった。
ポリッピーうまいけどいま沖縄でやらんでもいいだろう。

外に出ればこんなにおもしろいものがあるのに部屋にいるなんてライター失格だ。僕の脳内にマッチョな編集者が現れて外に出ることを促した。

妻(ヤクルトのキャンプを見に行った)には宿でちょっと仕事してると言ったが自転車を借りて町を見ていた。ここからはうろうろして気になったものです。

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