石川大樹のコメント
おもしろかったです。
思い付きから実験、メーカー取材を経ての再実験、そして応用編…とお手本のような構成でした。サクッとメーカー取材を挟んでくるフットワークの軽さも素晴らしいです!
銀はがしなんて特殊な材料がないとできなそうに思うのですが、身近な材料ですべて実現しているのもいいですよね。全年齢対象の、まねしてみたくなる記事だと思います。
実はライターの爲房さんがたまたま似たテーマの記事をいま書いていまして、来月公開されると思うのでぜひ記事の作りなど比べて楽しんでください。
こんにちは、編集部 石川です。
寝ながら付けられる(形状的に)イヤフォンのことを、「寝ホン」というらしいです。寝ホン。
「積ん読」みたいなしゃれっ気もないし、なんか文字数も足りない気がするこの呼び名。そっけなすぎて逆に魅力的です。
みんなで口に出して言ってみましょう。「寝ホン」。
では今週の自由ポータルZです。
自由ポータルZは毎週金曜日に更新の記事投稿コーナーです。読者の方が執筆した記事をご紹介しています。
[投稿者]ちくわうしさん (大うし展)
[コメント]工作記事にチャレンジしてみました。紆余曲折ありながらも、なかなか良い感じに銀はがしが再現できて大満足です。子供はもちろん、大人にもやってみてほしいです。

おもしろかったです。
思い付きから実験、メーカー取材を経ての再実験、そして応用編…とお手本のような構成でした。サクッとメーカー取材を挟んでくるフットワークの軽さも素晴らしいです!
銀はがしなんて特殊な材料がないとできなそうに思うのですが、身近な材料ですべて実現しているのもいいですよね。全年齢対象の、まねしてみたくなる記事だと思います。
実はライターの爲房さんがたまたま似たテーマの記事をいま書いていまして、来月公開されると思うのでぜひ記事の作りなど比べて楽しんでください。
[投稿者]もろみじょうゆさん (もろみじょうゆ第一倉庫)
[コメント]田んぼが一面に広がる田舎で育ち、いつしか農業用水路の写真を撮り集めるようになりました。
1つとして同じ形をしてる用水路は無い。面白がれる部分が山ほどあります。

ややっ!? めちゃくちゃいいですね! おもしろかったです!
冒頭からいきなり良いんですよね。
>自分は田舎の生まれで、辺り一面に田んぼが広がる土地で育ってきた。田んぼが広がってるということは、農業用水路もそこら中に通っているということだ。
自分は田舎のプロであると宣言し、そして伝えられるその田舎の良さが「農業用水路」であるというのはとても意外ではっとします。
農業用水路の直線のかっこよさはもちろん最高に伝わりました! くわえて文章がすごい。
朗々と語りあげる書き口に圧倒されました。本気なのか冗談なのか、惑わせつつもぐいぐいマイペースに展開し、読みすすめるほどにいよいよ威風堂々としてきます。
本気なのか冗談なのかというのはたとえばこのへん。
>先ほどの合流を新しい出会いとするならば、こちらの分裂は別れのメタファーとなっている。出会いがあれば別れもあるのは、人間も用水路も一緒なのだ。
対象に大げさになるというのはひとつテクニックとしてあると思うんですが、どこまでやるかってあるじゃないですか。ここまで書いてうわ滑らないのは実力があるからだと思います。

田んぼ・畑って自然の景色のように思われますが、めちゃくちゃ人工的なんですよね。
いかに水を行き渡らせるか、その手段は高低差のみ、という難題です。
曲がっていたり、分岐、立体交差などその苦労を感じられておもしろいですね。おもに造形からの印象にとどまってますが、どういう目的があってこの形になっているのかなど調べていいと思います。知識があってもエモーショナルなところは残るので(むしろ理由が分かると印象はもっと奥深くなる)、遠慮なく頭でっかちになってください。
資料をあたるとまずは技術の解説をしそうになりますが、それを乗り越えてもういちど印象を書くと無敵な記事になりますよ。
[投稿者]Swindさん (Swind/神凪唐州@名古屋めしの人(note))
[コメント]実は名古屋は駄菓子文化が息づく街。おかしな炊き込みご飯には無限の可能性があると分かりましたので、さらなる地平を目指して進んでまいります

内容としては定番の食べ比べ記事ですが、おいしそうに(ポジティブに?)書かれているのが印象的だったので選ばせていただきました!
こういうのって、なんとなく、おいしい:ふつう:まずい=1:1:1くらいにするとバランスがとれるかなーとか思っちゃうのですが、そんなこと考えないで全部おいしかったら全部おいしいって書いていいんですよね。
この記事では失敗作もなくはないですが、6つ中4つまではかなりほめていて、読んでいて気持ちがよかったです。それでいてしっかり個性は伝わってきますし、こちらも真似してみたくなる記事でした。
しいて改善点を言えば、食べる系は人が写っていて表情で味が伝えられると、情報量がかなり上がると思います。その辺は執筆者のポリシーにもよると思いますが、ぜひご検討ください!
記事ネタを考えるポイントって、調べないことだと思うんです。電線の途中についてるボールみたいなやつなんなんだろう…って思った時、検索しちゃうと「絶縁させながら線同士をつなぐもの」ってすぐわかっちゃうんですよね。
検索する前に、まず数集めてみて、どういうところについてるかまとめて、予想する。そうすれば記事も膨らむし、すぐ調べたら得られなかった自分ならではの知見も得られると思うんです。だから最初は調べない。
ただ、最終的にはちゃんと調べた方がいいです。林が今日の用水路の記事のコメントに書いてるように、知識があってもちゃんとエモーショナルなところは残ります。調べて周辺情報も含めて色々わかったうえで書くと、記事に深みが出ますよ。
ではまた来週!
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